ラグビーの多様性を体現 「キンちゃん」謙虚に引退 6月5日 ラグビー日本代表として史上最多の98キャップ(出場試合数)を持つ大野均(ひとし、愛称=キンちゃん)さんが引退した。仲間やファンに誰よりも愛されるとともに、ラグビーの多様性を象徴する存在でもあった。日本代表と東芝で僕が一緒にプレーした「均ちゃん」の思い出を振り返ってみたい。 スマートフォンに均ちゃんがバスケットボールをしている動画が残っている。僕が東芝のコーチをしていた2018年に撮影したものだ。 ラグビーの多様性を体現 「キンちゃん」謙虚に引退
薬物問題でリーグ休止 連帯責任、これでいいのか 3月18日 多くのスポーツと同様、ラグビーのトップリーグも現在、試合が行われていない。ただ、公式の理由は新型コロナウイルスの感染拡大ではない。リーグは「コンプライアンス教育の徹底に伴う開催休止」としている。背景には相次ぐ選手の薬物問題がある。再発を防ぐにはどうすべきか。そして、不祥事の後の連帯責任という問題についてはどう考えるべきなのだろうか。 ■「ラグビー選手=薬物」払拭したい リーグ休止の理由について、ト 薬物問題でリーグ休止 連帯責任、これでいいのか
ラグビー日本、残り7カ月で考えるべきこと 2月20日 9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に臨む日本代表候補が動き出した。スーパーラグビーのサンウルブズも2月23日に国内初戦を迎える。本番まで残り7カ月。これから必要な準備や注意点、対戦国の状況について考えてみた。 まず気になっているのは、W杯のメンバー31人を固める時期だ。現在、日本代表候補の選手は、東京都内で合宿中のメンバーと、サンウルブズでスーパーラグビーに参戦しているメンバーの二 ラグビー日本、残り7カ月で考えるべきこと
31日開幕のラグビーTL 短期決戦のカギは? 8月28日 ラグビーのトップリーグが31日、始まる。今年も魅力的なルーキーや外国人選手が多く参戦する一方、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会の準備のため、大会方式などがかなり変わった。新しいシーズンを展望してみたい。 ■サントリーとパナソニック、戦力厚く 戦力の厚みという点で、充実しているのは3連覇を目指すサントリーと昨季準優勝のパナソニックだろうか。 サントリーはチームの底上げをしているようにみえる 31日開幕のラグビーTL 短期決戦のカギは?
スポーツに不可欠 誠実さやフェアを考える 1月26日 今季のラグビーの国内シーズンが終わった。日本選手権決勝を制し、トップリーグを2連覇したサントリーで印象的だったのが、若い選手の勢いやひたむさきだった。 たとえば、FW第1列。左プロップの石原慎太郎が入部5年目、フッカー北出卓也は3年目で、右プロップ須藤元樹は2年目だった。経験がそれほど豊富でない選手たちが決勝という舞台でここまでやれるのは素晴らしい。 バックスでもCTB中村亮土やSH流大がさらに スポーツに不可欠 誠実さやフェアを考える
ラグビー界発展へ欠かせない選手自身の「声」 10月20日 僕も日本代表の一人として参加した2015年のラグビー・ワールドカップ(W杯)では、選手たちを中心に「自分たちが置かれている環境について自分たちから発信をしていくことが重要だ」と話し合っていた。長期的な体調管理などのテーマについて、選手側と日本ラグビー協会との対話も始めた。 W杯では初の3勝という誰もが予想しなかった結果となった。さらに19年W杯日本大会やスーパーラグビーへの参戦などでラグビー界の ラグビー界発展へ欠かせない選手自身の「声」
サンウルブズと日本代表にほしいオリジナリティー 7月27日 スーパーラグビーに参加しているサンウルブズの2年目のシーズンが終わった。6月にテストマッチ3試合を戦った日本代表とも比べながら、今年の成果や今後の課題を考えてみたい。 サンウルブズと日本代表にほしいオリジナリティー
ラグビー代表戦3連戦、日本は新戦術の精度高めよ 6月9日 ラグビー日本代表が10日からルーマニア、アイルランドとのテストマッチ3連戦に挑む。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の対戦相手も決まり、本番を想定した貴重な準備の機会になる。この3試合で注目すべき点を考えてみた。 ■戦い方への信念、まだ持ちきれず 今回の代表メンバーの大半はスーパーラグビーに参戦しているサンウルブズから選ばれた。そのサンウルブズの戦いぶりを見ると、日本代表が乗り越えるべき課題 ラグビー代表戦3連戦、日本は新戦術の精度高めよ
苦戦のサンウルブズ、チームの大義をもう一度 4月6日 スーパーラグビーで開幕5連敗を喫している参戦2年目のサンウルブズ。勝ちきれない試合が多いが、中身を見ると、様々な点で昨年よりよくなっている。 苦戦のサンウルブズ、チームの大義をもう一度
サントリー2冠、原動力は状況を打開する意思 2月7日 国内のラグビーシーズンが終わった。4年ぶり優勝のトップリーグと日本選手権の2冠に輝いたサントリーを中心に、今季を振り返ってみたい。 パナソニックを15-10で破った1月29日の日本選手権決勝。今年のサントリーを象徴する場面が随所に見られた。ボールがタッチラインを割るなどしてプレーが止まるたび、FWの選手らが自然と輪になって集まる。次にやるべきプレーをもう一度、確認しているのだろう。全員が自分の役 サントリー2冠、原動力は状況を打開する意思