ラグビー日本 強豪国「ティア1」入りの舞台裏 5月5日 日本がラグビーの強豪国「ティア1」の仲間入りを果たす見通しになった。国際統括団体ワールドラグビー(WR)の会長に再選されたビル・ボーモント氏が日本ラグビー協会側に意向を伝えた。日本代表の躍進を背景にした、日本ラグビー協会の情報収集や交渉力が実った形だ。国際ラグビー界における日本の役割も大きくなる。 「一生に一度」の激戦――。4月下旬に行われたWRの会長選について、海外メディアはワールドカップ(W ラグビー日本 強豪国「ティア1」入りの舞台裏
躍進日本ラグビー 内部データが語る勝因と課題 2月29日 昨年のワールドカップ(W杯)で初の8強に進出したラグビー日本代表の土台にあったのが、計画的な体づくりだった。「世界一の練習量」による肉体強化が、強豪国を幻惑する速いテンポの試合運びに結実した。本番中の体調管理も成功した。その秘訣をチームの提供によるデータで解き明かす。 「練習量は間違いなく世界で一番」。W杯の開幕前、日本ラグビー協会の藤井雄一郎・男子15人制強化委員長は胸を張っていた。 昨年2月 躍進日本ラグビー 内部データが語る勝因と課題
2021年開幕 ラグビー「新リーグ」のあるべき姿は 1月10日 昨年のワールドカップ(W杯)日本大会で盛り上がったラグビー界。次のステップとして議論されてきたのが「プロ化構想」である。社会人のトップリーグ(TL)を改革する計画で、2021年に新リーグをつくる方針までは決まったが、中身は議論が続いている。どんな新リーグにすべきなのか。他競技のプロ化などと比較して論点を整理してみた。 ■新リーグ設立の意義とは TLが現在の形のまま維持できると考える人は、ラグビー界 2021年開幕 ラグビー「新リーグ」のあるべき姿は
4つの壁、審判対策…日本支えた「細かすぎるスクラム」 11月20日 強豪のアイルランドを押した。スコットランドからも複数の反則を奪った。ラグビー日本代表がワールドカップ(W杯)で初の8強に入った要因が攻守の起点となるスクラムの健闘である。その裏には、W杯が終わるまで門外不出にしてきた「細かすぎる技術」があった。 ■アイルランド戦で得た自信 「日本のスクラムを劇的に進化させてくれた」。W杯でスクラムの最前線を担ったプロップ稲垣啓太(パナソニック)が感謝するのが長谷川 4つの壁、審判対策…日本支えた「細かすぎるスクラム」
ラグビー日本、スクラム成長に細部へのこだわり 12月28日 2019年のワールドカップ(W杯)に向け、ラグビー日本代表の成長が明らかなプレーがスクラムである。選手一人ひとりは小さく、力でも劣るが、日本式の細部にこだわる組み方で堅固な土台を築き上げている。自分たちのボールを確保してスムーズな攻撃につなげるだけでなく、さらにその先も見えてきた。 今秋のテストマッチ3試合。日本はマイボールのスクラムを計21度組んだ。そのうち20度でボールの確保に成功。相手から ラグビー日本、スクラム成長に細部へのこだわり
ラグビー日本、前後半でなぜ「別人」に イングランド戦 11月21日 ラグビー日本代表は17日のイングランドとのテストマッチで15-35と完敗した。得点経過やデータだけを見ると、前半と後半の日本はまるで違うチームだったかのようにも思えてくる。 前半は15-10と日本のリードで折り返した。イングランドのエディー・ジョーンズ監督によると、この時点での日本のボール保持率は80%、地域支配率は65%。内容ではスコア以上に日本の優勢だった。 「それが後半は逆になったのではな ラグビー日本、前後半でなぜ「別人」に イングランド戦
ラグビー日本代表、完敗のNZ戦で得た収穫と課題 11月7日 ラグビー日本代表は3日のニュージーランド戦で31-69の完敗を喫した。日本はこのカード過去最多の5トライを挙げたが、ワールドカップ(W杯)2連覇の王者の"うまさ"を前に、課題も多く出た。 ラグビー日本代表、完敗のNZ戦で得た収穫と課題
7人制ラグビー、五輪メダルへ日本代表の現在地 8月2日 東京五輪のメダルへの道のりはまだ遠いが、かすんで見えないわけでもない。7人制ラグビー男女日本代表の現状はそんな感じだろうか。 7月下旬に米サンフランシスコで開かれたワールドカップ(W杯)で男子は15位、女子は10位だった。いずれも目標の8強には届かず、「男女ともメダルには遠い」と岩渕健輔・男女日本代表総監督。ただ、試合の内容を見れば、明るい点もあった。 ■男子、好機で仕留めきれるように 男子は20 7人制ラグビー、五輪メダルへ日本代表の現在地
ラグビーW杯まで1年 3連戦で見えた収穫と課題 6月28日 ラグビー日本代表が6月のテストマッチ3連戦を終えた。イタリアとジョージアという手ごわい相手と戦い、2度の完勝と、1つの惜敗。来年のワールドカップ(W杯)に向けて日本が得た収穫と課題も、同じような割合になったのではないか。 ■「セットピースが大幅に安定」 「(テストマッチを戦った)この1カ月で、セットピースが大幅に安定した」とプロップ稲垣啓太は話す。最大の成果はこの攻守の起点だろう。 まずはスクラム ラグビーW杯まで1年 3連戦で見えた収穫と課題
サンウルブズ、初の連勝生んだチームの一体感 5月24日 スーパーラグビーに参戦中の日本チーム、サンウルブズが参戦3季目で初の連勝を果たした。開幕9連敗という苦境からの脱出にもなる。当初の予定よりかなり後ろにずれたが、チームは徐々に成熟。6月に迎える大事な代表戦3試合にも追い風となる。 11日のレッズ戦と、続くストーマーズ戦。連勝した2試合には勝敗以外の「今季初」があった。防御ラインをタックルされずに突破した「クリーンブレーク」の数。チャンスの多寡に直 サンウルブズ、初の連勝生んだチームの一体感