ペルー・パラリンピック委員会、逆境下でも歩み止めず Tokyoオリパラ 1月16日 「ありがとう NPCペルーとトヨタ」というメッセージが入った写真をビデオ会議システムを通じて見せてくれたのは、ペルー・パラリンピック委員会(NPCペルー)のルチャ・ヴィラー会長。写っているのはパラ水泳の選手とその母親だ。足元に、パラリンピックのワールドワイドパートナーであるトヨタ自動車の支援で送られた食料品が並べてあった。 新型コロナウイルス感染拡大で、ペルーでは昨年3月に出された緊急事態宣言が ペルー・パラリンピック委員会、逆境下でも歩み止めず
長野パラリンピアンが思う東京大会 カナダからの手紙 Tokyoオリパラ コラム 1月5日 コラム「パラフレーズ」は1998年長野パラリンピックの金メダリストで、カナダ在住のマセソン美季さんが月1回届けてくれる。障害と社会、スポーツ、そして2021年夏に延期となった東京大会――。新型コロナウイルス禍の20年8月から12月まで、独自の切り口で書かれた記事をまとめた。 スポーツ界で生まれる新様式 さらなる創造に期待いまだ、様々な制限がある生活から解放されることはないが、スポーツ界は「新しい様 長野パラリンピアンが思う東京大会 カナダからの手紙
国境閉鎖と盲導犬の危機 パラアスリートにも影響 Tokyoオリパラ コラム 12月12日 アナステージア・パゴニスさん(16)は、東京パラリンピック出場を目指す米国の水泳選手だ。黄斑変性症を引き起こす遺伝性疾患「スターガルト病」により、14歳で全盲になった。 この夏、彼女の元に盲導犬の「レーダー」がやってきた。ニューヨーク州ブルックリンを本拠にする北米プロアイスホッケーNHLのアイランダーズが寄付を募り、子犬のころから育成を支援していた盲導犬候補生のうちの1匹。訓練を終え、アナステー 国境閉鎖と盲導犬の危機 パラアスリートにも影響
共生・反差別のユースフェス オンラインで競技 Tokyoオリパラ 11月14日 11月20日は国連が定めた「世界子どもの日」。子どもたちの相互理解や福祉の向上を目的として、1954年に制定された。 この日にあわせ、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、国際スペシャルオリンピックスなどが後援する「UTSバーチャル・ユースフェスティバル2020」が開催される。スポーツを媒介に世界中の若者たちをオンラインで結び、多様性を示した団結でパンデミックを乗 共生・反差別のユースフェス オンラインで競技
学びの前に心と体整える 新常態でのスポーツの役割 Tokyoオリパラ 新型コロナ 10月10日 カナダでは9月から学校の新年度が始まった。夏休みの最後に教育委員会から連絡があり、子どもを通学させるか、バーチャルスクールに登録してオンライン授業を受けさせるか、という意思確認があった。 通信機器がない家庭には、それらを貸し出す仕組みもある。一時期おさまっていた新型コロナウイルスの感染者数が再び増え始めた時期と重なり、我が家にとっても難しい選択だった。 ここオンタリオ州は日本のおよそ2.8倍の面 学びの前に心と体整える 新常態でのスポーツの役割
カナダのパラ選手と青森・三沢 リモートでも深まる絆 Tokyoオリパラ 新型コロナ 9月12日 カナダの車いすラグビーチームは青森県三沢市を「第二の我が家」と呼ぶ。2018年10月から昨年まで3回、東京パラリンピックに向けた事前合宿地の同市でトレーニングをし、地元の人たちとの絆を深めてきた。 このほど三沢市内の障害者就労支援事業所の利用者や小学生がマスクを手作りし、約350枚をカナダ車いすラグビー連盟に贈った。8月末、その贈呈式を兼ねた交流会がオンラインで行われ、両国の関係者がスクリーン越 カナダのパラ選手と青森・三沢 リモートでも深まる絆
スポーツ界で生まれる新様式 さらなる創造に期待 Tokyoオリパラ 新型コロナ 8月15日 いまだ、様々な制限がある生活から解放されることはないが、スポーツ界は「新しい様式」を発信しはじめている。 北米プロアイスホッケーNHLは中断していたシーズンを1日から再開、プレーオフ予選が始まった。東西カンファレンスの上位12チームがカナダの2都市に集まり、無観客で試合を実施している。氷上のリアルな会話が聞こえることを期待していたが、残念ながらクリアな声は聞こえない。ただ静寂なリンクからの中継が スポーツ界で生まれる新様式 さらなる創造に期待
厳しい制限続く中、スポーツの再開に喜びと感謝 Tokyoオリパラ 新型コロナ 7月10日 カナダ・オンタリオ州の公立小中高校は、3月から休校のまま夏休みを迎えた。息子たちの成績表も今回はインターネット経由で届いた。9月から始まる予定の新学期は、1クラス15人までという制限が新たに設けられる。それでも通学を心配する家庭向けに、リモート教育の準備も進んでいるらしい。 2カ月ある夏休み。例年ならスポーツで忙しい息子たちだが、今年は様子が違う。カナダのオリンピック委員会とパラリンピック委員会 厳しい制限続く中、スポーツの再開に喜びと感謝
コロナ禍からの復興の一助に スポーツに新たな可能性 Tokyoオリパラ 新型コロナ 6月12日 カナダ政府は5月8日、コロナ禍の影響を受けているアマチュアスポーツ団体や研究機関へ7200万カナダドル(約58億円)、文化芸術には1億9830万カナダドル(約159億円)を救済資金として提供すると発表した。 続いて6月1日、カナダのオリンピック委員会とパラリンピック委員会、強化戦略の策定と検証、そして予算を差配する組織「オウン・ザ・ポディウム」が、トップスポーツの段階的な再開に向けた構想と、50 コロナ禍からの復興の一助に スポーツに新たな可能性
逆境に強いパラリンピアン「今こそスポーツの力」 Tokyoオリパラ 新型コロナ 5月15日 日本で緊急事態宣言の延長が発表された4日、カナダの我が家のプランターで百日草(ジニア)が芽を出した。花言葉は、まるで今の状況を象徴しているかのようだ。「遠い友を思う」「絆」「注意を怠るな」 新聞やテレビ、ラジオ、インターネット、はたまた家族や友人との会話に至るまで、新型コロナウイルスの話題に浸食されている。このウイルスは生命を脅かすだけでなく、政治、経済、教育など、あらゆる分野で、あらゆる人たち 逆境に強いパラリンピアン「今こそスポーツの力」