ネガティブをポジティブに 雰囲気を変える選手の力 Tokyoオリパラ その他スポーツ 3月27日 橋本聖子さんが東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長に就いて1カ月余り、少しずつポジティブな話題が増え、開催へ士気が高まってきていると感じる。 新型コロナウイルス禍に襲われたこの1年、日本国内は決して五輪に前向きなムードだったとは言えない。その舞台を目指すアスリートたちも肩身の狭い思いをしてきたのではないか。ただ、プレーしたいのが選手の本音だ。選手は勝負、特に五輪特有の体も心もヒリヒリする瞬間 ネガティブをポジティブに 雰囲気を変える選手の力
緊急事態宣言下での大会開催、無観客でも収穫や発見 Tokyoオリパラ その他スポーツ 1月30日 2015年に始めた「KOSUKE KITAJIMA CUP」を今年初めて、東京都水泳協会会長として迎えた。昨夏から新型コロナウイルス禍でも地道に大会を開き続けてきたおかげで、緊急事態宣言下でも無事全日程を消化。無観客開催となったが、選手も前向きで収穫は多かった。 都水協のガイドラインはエントリー数上限を1200人に設定し、1度に会場に入れる人数を競技役員を含め1000人に抑えた。会場の辰巳国際水 緊急事態宣言下での大会開催、無観客でも収穫や発見
欧州で大会参戦 勇気づけられたコロナ下の開催 Tokyoオリパラ 新型コロナ 11月26日 新設された競泳大会「インターナショナル・スイミング・リーグ(ISL)」に参戦する「東京フロッグキングス」のゼネラルマネジャー(GM)として、ブダペストに1カ月ほど滞在した。 高額賞金がかかったISLは2019年にスタートし、世界的な選手の75%以上が参加する。国際水泳連盟でなく独自の団体の運営で、今年は約30選手ずつ10チームに分かれて出場。各レースの順位ごとにポイントが与えられ、チーム得点で勝 欧州で大会参戦 勇気づけられたコロナ下の開催
とにかくプレーの機会を ウィズコロナの競技再開 Tokyoオリパラ 9月24日 本当なら今ごろは五輪もパラリンピックも終わっていたはずだった。アスリートは基本、五輪にピークが合うように練習し、人生設計も五輪周期で考える。計画通りに調整していた選手の衝撃ははかり知れないし、来年を待たずに引退を選択した選手もいる。 1年先の開催もあやしく感じる空気もあったが、最近になって「来年やる」という関係者の声が聞かれるようになった。でも、まだ漠然としている。聞きたいのは「こうすればできる とにかくプレーの機会を ウィズコロナの競技再開
「想定外」でもやること同じ むしろ高まる集中力 Tokyoオリパラ 3月19日 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントも次々と中止や延期、または無観客での開催となっている。「損失何十億」という話を聞くと、スポーツは思っていた以上に僕たちの生活に根付いていたのだなと思う。 無観客で開催されている大相撲をテレビで見ていると、力士から放たれるオーラがいつもより薄い気がする。選手、特にプロは「見られてナンボ」だ。格闘技や球技は歓声、手拍子などがあって初めて、あの独特の空気 「想定外」でもやること同じ むしろ高まる集中力
半年切った五輪 不安を一つずつ、確実に消す時期 Tokyoオリパラ 2月13日 五輪まで半年を切った。今回は自国開催だ。選手の気合がいつも以上に入っているのが見てわかる。一日一日がとても重要になってくる時期。置かれた立場によって心の持ちようも変わるものだ。 僕は2000年シドニーから16年リオデジャネイロ大会まで計5回、五輪を目指した。初めての時はまだ高校生。毎日が合宿で「五輪に行けるのか?」「行くために必死に努力するんだろ?」と自問しながらの練習は本当に苦しかった。そんな 半年切った五輪 不安を一つずつ、確実に消す時期
年明けは五輪前の追い込み期 選手の表情注目 Tokyoオリパラ 1月9日 2020年の元日は、新しくなった国立競技場1発目のスポーツイベント、サッカー天皇杯決勝で迎えた。 最上階付近でも見やすく、満席でも圧迫感がない。音がこもる構造も熱気に貢献していて、五輪本番の盛り上がりもイメージできた。隣席にいた、いろいろなスタジアムを経験したであろう元日本代表、森岡隆三さんも「ここでプレーしたい」とうらやましがっていた。 世界的スーパースター、イニエスタらを擁する神戸と、伝統あ 年明けは五輪前の追い込み期 選手の表情注目
バド桃田が見せた 勝負に生きる覚悟 Tokyoオリパラ 12月5日 「すごい」「強い」と言われ続けている人はどんなプレーをするのか? いつも興味があるテーマだ。 バドミントンの全日本総合選手権でも世界ランク1位、桃田賢斗選手のプレーを楽しみに見に行った。国際大会とは戦うレベルが違うからこそ、「勝って当然」と期待されるプレッシャーもかかる。本人も「海外の方が気持ちは楽」と言っていた。 初めて桃田選手を見たのは1年と少し前、ジャカルタ・アジア大会だった。1年近いブラ バド桃田が見せた 勝負に生きる覚悟
ラグビーの熱気、五輪でも 声援が選手の大きな力に Tokyoオリパラ 10月31日 ラグビーのワールドカップ(W杯)が盛り上がりました。同時期にテニスのジョコビッチ(セルビア)、ゴルフのウッズ(米国)らも日本でプレーして話題になったし、「スポーツに熱い国なんだ」と、世界に伝わればいい。 僕は高校のとき、体育の授業にラグビーがあった。当時の東京・本郷高は強く、ラグビーを専門とする体育教師もいたからか、バスケットボールなどの競技よりラグビーをする時間の方が長かった。 といっても未経 ラグビーの熱気、五輪でも 声援が選手の大きな力に
丸山対阿部、大野の自信…熱気に満ちた柔道代表争い Tokyoオリパラ 9月26日 8月末~9月に行われた柔道の世界選手権に行った。競技ごとに独特の空気があるけれど、柔道は「モワッとした熱気」。会場が日本武道館だっただけに、その匂いがいい感じに籠もっていた。 個人的に柔道と縁が深い。水泳と柔道は五輪の開会式翌日から競技がある。この2種目がメダルをとっていかに盛り上げるか。日本人が大会に持つ印象、日本選手団全体の勢いにもかかわる。そんな共通項もあって、井上康生男子日本代表監督はか 丸山対阿部、大野の自信…熱気に満ちた柔道代表争い