米軍高官、北朝鮮の非核化「可能性低い」 トランプ政権 米朝首脳会談 朝鮮半島 北米 2月13日 【ワシントン=永沢毅】米インド太平洋軍トップのデービッドソン司令官は12日の上院軍事委員会の公聴会で「北朝鮮が核兵器や生産能力を全て放棄する可能性は低い」と証言し、完全な非核化に懐疑的な見方を示した。部分的な核放棄を進めて米国から見返りを得ようとしているとも強調。トランプ大統領が意欲的な2回目の米朝首脳会談を前に、国防当局高官から対朝交渉への懸念があらわになった。 事前に提出した書面での証言など 米軍高官、北朝鮮の非核化「可能性低い」
北朝鮮、核燃料を生産継続 米研究者分析、開発は鈍化 米朝首脳会談 朝鮮半島 2月13日 【ワシントン=共同】米ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長らスタンフォード大の研究者は12日までに、北朝鮮が2018年も核燃料製造を続け、核兵器5~7個分に相当するプルトニウムや高濃縮ウランを生産した可能性があるとの報告書を発表した。核・ミサイルの高度化が急速に進んでいた時期に実験を中止したことで開発スピードが鈍化し、米国などへの脅威は17年時点より下がったと分析した。 ヘッカー氏らは昨年5月 北朝鮮、核燃料を生産継続 米研究者分析、開発は鈍化
首相、対北朝鮮「圧力」発言控える 米朝会談前に配慮 トランプ政権 米朝首脳会談 政治 朝鮮半島 北米 2月13日 27~28日にベトナムの首都ハノイで開く米朝首脳会談を前に、安倍晋三首相が北朝鮮に圧力をかける発言を控えている。背景には北朝鮮との直接交渉に臨むトランプ米大統領への配慮がある。北朝鮮は非核化を進展させる見返りに制裁緩和などを求めているからだ。日本が態度を軟化させたと受け止められれば、北朝鮮への包囲網が揺らぐとの見方はある。 首相は1月の施政方針演説で北朝鮮政策について「圧力」という言葉を使わず「 首相、対北朝鮮「圧力」発言控える 米朝会談前に配慮
米朝、アジアの第三国で再協議へ 首脳会談見据え 米朝首脳会談 朝鮮半島 2月10日 【ソウル=山田健一】韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は10日、米国と北朝鮮が17日から23日の間に、アジアの第三国で2度目の米朝首脳会談の開催に向けた実務協議を開くと明らかにした。米朝首脳会談は27~28日にベトナムのハノイで開催予定。第三国の具体名は公表しなかった。 米朝首脳会談の議題の調整などの 米朝、アジアの第三国で再協議へ 首脳会談見据え
米朝首脳再会談、ベトナムのハノイで トランプ氏表明 トランプ政権 米朝首脳会談 朝鮮半島 北米 2月9日 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と27、28両日に開く会談の場所がベトナムの首都ハノイに決まったと明らかにした。ツイッターで「金委員長と会って平和への歩みを進めるのを楽しみにしている」と表明した。米朝は6~8日に続いて実務者協議を首脳再会談の前に再び開いて詰めの調整を急ぐ。 トランプ氏は5日に米議会で一般教書演説し、米朝再会談を27、28両日 米朝首脳再会談、ベトナムのハノイで トランプ氏表明
金正恩氏、核に言及せず 軍創建記念日で演説 朝鮮半島 2月9日 【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は8日、朝鮮人民軍創建71年の記念日にあわせて人民武力省を訪れ演説した。党による指導体系の徹底や軍人の思想教育の強化を指示する一方、核兵力には言及しなかった。朝鮮中央通信が9日伝えた。27、28両日に開く2回目の米朝首脳会談を意識した可能性がある。 金正恩氏、核に言及せず 軍創建記念日で演説
正恩氏、軍創建日で演説 核ミサイルや米に触れず 朝鮮半島 2月9日 【平壌=共同】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は8日、朝鮮人民軍創建71年の記念日に合わせて人民武力省を訪問し演説した。朝鮮中央通信が9日伝えた。軍事力強化や訓練内容の改善などを指示した一方、核・ミサイルや米国には言及しなかった。今月末に開く米朝首脳再会談を考慮したとみられる。 金正恩氏は昨年2月 正恩氏、軍創建日で演説 核ミサイルや米に触れず
再現か 2012年「日韓ICJ提訴攻防」 (朝鮮半島ファイル) 朝鮮半島ファイル 朝鮮半島 2月8日 日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決に沈黙を続ける韓国政府への対応で、日本政府が岐路に立っている。実は、両国は2012年にも国際司法裁判所(ICJ)への提訴寸前まで争ったことがある。それから6年余り。当時の状況と何が重なり、何が変わったのか――。 12年の火種は、島根県・竹島(韓国名・独島)の領有権問題だった。 韓国人は1905年の日本政府による竹島の島根県編入を植民地支配の第一歩とみ 再現か 2012年「日韓ICJ提訴攻防」
米朝再会談、ベトナムで開催 識者の見方 トランプ政権 朝鮮半島 北米 2月6日 米朝首脳の再会談がベトナムで開かれることとなった。開催地決定の背景や会談の見通しを専門家に聞いた。 礒崎敦仁・慶応大准教授(北朝鮮政治) ベトナムは1995年に米国と国交を正常化した後、一党独裁を維持しながら開放政策を進めて経済成長した。開催地として有力視される中部ダナンはベトナム戦争の激戦地だったが、リゾート地へと成長した象徴的な都市だ。金正恩(キム・ジョンウン)委員 米朝再会談、ベトナムで開催 識者の見方
[社説]米国は核で安易に取引するな トランプ政権 米朝首脳会談 朝鮮半島 社説 2月6日 北朝鮮の非核化問題で成果を急ぐあまり安易な取引をしてはならない。金正恩委員長との再会談を2月27、28両日にベトナムで開くと表明したトランプ米大統領にあらためて念押ししたい。 両首脳が会談を重ねて朝鮮半島の緊張が緩和されるのは日本にとっても望ましい。ただ、最終目標はあくまで北朝鮮の核兵器と関連施設などの完全廃棄である。北朝鮮がどこまで真剣に取り組もうとしているのかをトランプ氏は注意深く見極める必 [社説]米国は核で安易に取引するな