金正恩氏「苦難の行軍」を決心 党会議で発言 朝鮮半島 4月9日 【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が8日の党会議で、出席した党の末端組織の幹部らに「より厳しい『苦難の行軍』を行うことを決心した」と述べたと報じた。経済制裁の長期化と新型コロナウイルスによる中朝貿易の中断で経済が苦境に陥るなか、内部の引き締めを図ったとみられる。 「 金正恩氏「苦難の行軍」を決心 党会議で発言
拉致問題「米大統領に訴える」 首相、被害者家族と面会 政治 4月7日 菅義偉首相は7日、首相官邸で北朝鮮による拉致被害者家族と面会した。16日に予定する日米首脳会談で、バイデン米大統領に協力を求める意向を伝えた。「拉致問題がいかに重要であるかを大統領に直接訴え理解してもらう」と述べた。「協力して解決に努めたい」と強調した。 首相は「2002年に5人の拉致被害者が帰国して以来、1 拉致問題「米大統領に訴える」 首相、被害者家族と面会
欧州、北朝鮮と距離開く アジア政策を見直し 赤川 省吾 朝鮮半島 編集委員 ヨーロッパ Nikkei Views コラム 4月7日 アジアへの関心を高める欧州が北朝鮮政策で強硬姿勢を明確にしている。在平壌大使館を大幅縮小するとともに、密輸やミサイル開発への警戒を強めた。米国とともに民主主義を支えてきた欧州は、対中国政策だけでなく、強権国が増えているアジア外交全般の見直しに動いている。 英国政府は3月中旬、外交・安全保障の新指針「統合レビュー」でアジアシフトを打ち出し、北大西洋条約機構(NATO)も年次報告書で「中国の台頭」を 欧州、北朝鮮と距離開く アジア政策を見直し
平昌の再現ならず 五輪不参加の北朝鮮、日米と長期戦へ 峯岸 博 編集委員 Nikkei Views 4月6日 北朝鮮が7月開幕の東京五輪・パラリンピックへの不参加を表明した。国際社会との対話路線に転換した2018年平昌冬季五輪(韓国)の再現はならなかった。 「新型コロナウイルスによる世界的な公衆衛生の危機から選手たちを保護するため」。北朝鮮体育省が運営するウェブサイトで五輪不参加の理由に挙げたのは、新型コロナ1点のみ。中国と陸続きの北朝鮮は2020年1月、早々に外国との境界を完全封鎖した。人の移動も大き 平昌の再現ならず 五輪不参加の北朝鮮、日米と長期戦へ
五輪不参加の北朝鮮、コロナ禍で国威発揚の余裕なく Tokyoオリパラ 朝鮮半島 4月6日更新 【ソウル=恩地洋介】北朝鮮が新型コロナウイルスを理由に東京五輪への不参加を明らかにした。社会主義国の北朝鮮は、五輪を国威発揚や外交に利用してきた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記はスポーツ振興への思い入れを見せてきたが、深刻化するコロナ禍で苦しい判断を迫られたとみられる。 北朝鮮体育省が運営するウェブサイト「朝鮮体育」が6日までに、北朝鮮オリンピック委員会の決定を伝える文章を掲載した。「新型コロ 五輪不参加の北朝鮮、コロナ禍で国威発揚の余裕なく
対北朝鮮制裁、2年延長を決定 政治 4月6日 政府は6日、13日に期限を迎える北朝鮮への独自制裁を2年間延長すると閣議決定した。輸出入の全面禁止に加え、北朝鮮に寄港歴がある船を含む全ての船舶の入港禁止を続ける。 北朝鮮の非核化や弾道ミサイルの廃棄が見通せず、日本人拉致問題も解決していない 対北朝鮮制裁、2年延長を決定
北朝鮮、東京五輪に参加せず 新型コロナを理由に Tokyoオリパラ 朝鮮半島 4月6日更新 【ソウル=恩地洋介】北朝鮮は6日、今年7月開催の東京五輪・パラリンピックに参加しない方針を明らかにした。北朝鮮体育省が運営するウェブサイト「朝鮮体育」が「北朝鮮オリンピック委員会は新型コロナウイルスによる世界的な公衆衛生の危機から選手たちを保護するため、委員の提案に基づき不参加を討議決定した」と掲載した。 医療や保健体制が脆弱な北朝鮮は新型コロナの流入を防ぐため、金正恩(キム・ジョンウン)総書記 北朝鮮、東京五輪に参加せず 新型コロナを理由に
ウイグル・香港など「深刻な懸念」 日中外相が電話 中国・台湾 4月5日更新 茂木敏充外相と中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は5日、電話で協議した。茂木氏は香港問題や新疆ウイグル自治区の人権状況などに関し「深刻な懸念」を伝え、具体的な行動を強く求めた。沖縄県・尖閣諸島の周辺海域での中国公船の活動や中国の海警法、南シナ海情勢にも同様の考えを伝達した。 中国外務省の発表によると、王氏はウイグルや香港問題などについて「中国の内政に日本が介入することに反対する」と強調した。 ウイグル・香港など「深刻な懸念」 日中外相が電話
金氏へ「日朝首脳会談を」 家族会が2回目メッセージ 4月3日 北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」が3日、東京都内で合同会議を開き「一日も早く日朝首脳会談に応じ、全拉致被害者を即時一括で帰国させてほしい」とする金正恩朝鮮労働党総書記に向けたメッセージをまとめた。2019年2月以来、2回目。帰国が実現すれば、国交正常化に反対する意思はないとも強調した。 会議には8家族13人が参加。政府に全拉致被害者の即時一括帰国を求める運動方針も改めて確認した 金氏へ「日朝首脳会談を」 家族会が2回目メッセージ
日米韓「北朝鮮非核化へ一致協力」 高官協議 日韓対立 新型コロナ バイデン政権 北米 朝鮮半島 政治 4月3日更新 【ワシントン=永沢毅】日本と米国、韓国の安全保障を担当する高官は2日、米東部メリーランド州アナポリスにある海軍士官学校で協議した。北朝鮮の核・弾道ミサイル計画への懸念を共有し、3カ国が一致協力して非核化をめざすと確認。国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の完全履行の必要性で一致した。 対面による日米韓の高官協議の開催はバイデン政権で初めて。北村滋国家安全保障局長、サリバン米大統領補佐官(国家安全 日米韓「北朝鮮非核化へ一致協力」 高官協議