陛下61歳、祝賀行事は縮小 一般参賀は2年連続取りやめ 2月23日更新 天皇陛下が61歳の誕生日を迎えられた23日、秋篠宮ご夫妻や菅義偉首相らが皇居・宮殿「松の間」で、陛下に祝意を伝える行事が行われた。新型コロナウイルス禍で、行事は例年より規模を大幅に縮小。皇居での一般参賀は昨年に続き、とりやめられた。 午前に皇族を代表して、秋篠宮ご夫妻が陛下にあいさつ。続いて、菅首相ら三権の長と外交団長が祝意を伝えた。マスク姿の陛下は 陛下61歳、祝賀行事は縮小 一般参賀は2年連続取りやめ
「忍耐の先、明るい将来心待ちに」 天皇陛下61歳に 新型コロナ 2月23日更新 天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎えられた。これに先立つ記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を案じ「痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしています」と述べられた。 陛下は会見で、改めて医療従事者らに対し「心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います」と謝意を表し、新型コロナへの対応に当たる多くの関係者について「国民の間で感謝の念 「忍耐の先、明るい将来心待ちに」 天皇陛下61歳に
コロナ禍で「象徴」模索 従来の枠超えた発信も選択肢 新型コロナ 2月23日 平成から令和に引き継がれた象徴天皇の柱は、「祈り」「旅」「言葉」の3つに要約できるだろう。全国各地の市井の人々の生活を知り、喜びや悲しみの声を聞き、思いに寄り添う。国民の安寧と幸せを願う祈りは、旅によって得られた認識を土台としていた。 コロナ禍で旅が封印された状況で、いかにして国民とのつながりを保つか。思案の末に実行されたのがオンラインによるバーチャルな旅だった。 ただ、オンラインは天皇、皇后両 コロナ禍で「象徴」模索 従来の枠超えた発信も選択肢
「オンライン活動に新たな可能性」 天皇陛下、会見全文 新型コロナ 2月23日 天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎え、これに先だって記者会見に臨まれた。宮内記者会があらかじめ提出した5つの質問と、その関連質問に答えられた。主なやりとりは以下の通り。 「忍耐強く乗り越え、明るい将来心待ちに」 問い 新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室の活動も制限され、天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。国民との直接のふれあいが難しい中、陛下は皇后さまとご進講を重ね、オンラ 「オンライン活動に新たな可能性」 天皇陛下、会見全文
「できること日々考えた」 天皇陛下、コロナ下の交流模索 新型コロナ 2月23日 2019年5月の即位から2年弱、本来なら新天皇としての活動が本格化していたはずの時期を、新型コロナウイルスの感染拡大が直撃した。61歳の誕生日を迎えた天皇陛下はこの1年間を振り返り「現状ではオンラインが有効な手段」と述べられた。制約の中で新たな象徴像の模索が続く。 陛下は記者会見の冒頭、天皇が過去の天変地異や疫病流行下で大仏をつくったり、写経に励んだりした歴史を語り「(歴代の天皇は)国民に寄り添 「できること日々考えた」 天皇陛下、コロナ下の交流模索
天皇陛下、ビデオで「支え合い進むこと願う」 コロナ案じ 新型コロナ 1月1日更新 天皇、皇后両陛下は1日、新年のビデオメッセージを公表された。天皇陛下は新型コロナウイルス感染拡大を案じ「支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」と語り、苦境にある国民を励まされた。皇后さまも同席し年始のあいさつを述べられた。映像は1日午前5時半に宮内庁ホームページで公開される。 映像は7分弱で、陛下は冒頭で2020年7月の豪雨災害に触れた後、主にコロナについて言及。医療従事者らに対し 天皇陛下、ビデオで「支え合い進むこと願う」 コロナ案じ
皇居で新年祝賀の儀 規模縮小して実施 新型コロナ 1月1日更新 天皇陛下は1日、皇居・宮殿で皇后さまとともに皇族方や三権の長などから新年のお祝いを受ける国事行為「新年祝賀の儀」に臨まれた。儀式は新型コロナウイルス感染拡大の影響で出席者の規模を縮小して開催された。 儀式は午前10時頃始まり、両陛下は皇族方などから順に祝賀を受けられた。陛下は宮殿「松の間」で衆参両院議 皇居で新年祝賀の儀 規模縮小して実施
「日常大きく変わった」 天皇陛下のビデオメッセージ全文 新型コロナ 1月1日更新 【天皇陛下】皆さん新年おめでとうございます。 【皇后さま】おめでとうございます。 【天皇陛下】今年の正月は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、残念ながら一般参賀の場で皆さんに直接お話をすることができなくなりました。そこで、今回は、ビデオで新年の御挨拶をしようと思います。 振り返りますと、昨年7月に、豪雨により多くの尊い命が失われたことは痛ましいことでした。御家族を亡くされた方々や、住む家 「日常大きく変わった」 天皇陛下のビデオメッセージ全文
困難なときこそ弱者思う 天皇陛下メッセージ解説 新型コロナ 井上 亮 1月1日 天皇、皇后両陛下はビデオ画面を通して、視線をまっすぐ国民に向けて語られた。政治家が紙に目を落として棒読みする姿を見慣れた昨今、その言葉は清新な印象を伴って多くの人の心に響くのではないだろうか。 メッセージの大半は新型コロナ禍で占められた。これを国難において国民を鼓舞する「令和の玉音放送」と評する向きもあるかもしれないが、それは違う。 「国難」は政治的思惑で設定されることもありえる。その都度、天皇 困難なときこそ弱者思う 天皇陛下メッセージ解説
皇位継承の行事総括 政府、式典委を開催 政治 12月23日 政府は23日午前、首相官邸で皇位継承に関する行事を締めくくる式典委員会を開いた。菅義偉首相は「平成から令和へと時代が移り変わる一連の式典が、国の内外からの温かい祝福のもとで全て滞りなく執り行われたのは誠に慶賀に堪えない」と述べた。 式典委は2019年4月の上皇さまの天皇退位と同年5月の天皇陛下の即 皇位継承の行事総括 政府、式典委を開催