[FT]NATO揺るがすトルコ・シリア危機 ヨーロッパ 中東・アフリカ FT 10月18日 トルコはシリア北東部での軍事作戦を一時停止することで米国と合意したが、越境攻撃は西側主要国の怒りを呼んでいる。 来週、北大西洋条約機構(NATO)加盟29カ国の国防相会合がブリュッセルで開かれる。トルコと米国、そして欧州の同盟国との難しい関係について、主な疑問点をまとめてみた。 ■トルコのNATOでの役割は? トルコは1952年に加盟したNATOで極めて重要な役割を担ってきた。トルコは黒海と地中海 [FT]NATO揺るがすトルコ・シリア危機
シリア北部で100人が呼吸困難、ガス弾か アサド政権が批判 中東・アフリカ 11月26日 【カイロ=飛田雅則】シリアのアサド政権が支配する北部アレッポ県で24日夜に砲撃があり、住民ら100人以上が呼吸困難となり病院に搬送された。アサド政権は反体制派が塩素ガスを使って攻撃したと非難。AFP通信によると政権を支援するロシアは北西部イドリブ県近郊にある反体制派の拠点を空爆した。シリア情勢が緊迫する恐れがある。 シリア国営通信は25日、「反体制派が塩素ガスで攻撃した可能性がある」との政府関係 シリア北部で100人が呼吸困難、ガス弾か アサド政権が批判
国連総長「シリア総攻撃回避を」 人道危機に懸念 中東・アフリカ 北米 9月12日 【ニューヨーク=高橋里奈】国連のグテレス事務総長は11日、シリアのアサド政権軍が反体制派の最後の拠点である北西部イドリブ県に攻撃を強めていることを受け、「人道上の悪夢となりうる全面戦争を回避することがとても重要だ」と記者団に訴えた。イドリブ県の290万人の人口の約半数がシリア全土から戦闘を避けて避難しており、総攻撃によって「血の海になることがあってはならない」と強調した。 アサド政権はロシアやイ 国連総長「シリア総攻撃回避を」 人道危機に懸念
安保理、シリアでの人道危機に懸念 中東・アフリカ 北米 9月8日 【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は7日、人道危機が迫るシリア情勢を巡って公開会合を開いた。アサド政権軍による反体制派の最後の拠点、イドリブ県への総攻撃の観測が高まっており、各国から290万人の市民の人道状況を懸念する声が相次いだ。だが同政権を支えるロシアは「イスラム過激派のテロリストが多く集中し、国際社会の平和と安全への脅威だ」と反発、攻撃を正当化した。 シリア内戦の仲介役を務める国 安保理、シリアでの人道危機に懸念
シリア、国連総長に抗議 人道危機懸念の声明「不公平」 中東・アフリカ 北米 8月31日 【ニューヨーク=高橋里奈】シリア政府は30日、北西部イドリブ県の人道状況の悪化を懸念するグテレス国連事務総長の声明に抗議する公式文書を国連に提出した。シリアのジャファリ国連大使は、国連本部でグテレス氏の報道官が29日に発表した声明は「(米英仏など)シリアを標的とする国々にくみする内容だ」と批判、不公平だと訴えた。 シリアのアサド政権は反体制派をイドリブ県に追い詰め、内戦は最終局面 シリア、国連総長に抗議 人道危機懸念の声明「不公平」
G7、対ロシアで温度差 北朝鮮は連携維持 緊迫 北朝鮮 政治 ヨーロッパ 北米 4月24日 【トロント=甲原潤之介】カナダのトロントで開いた主要7カ国(G7)外相会合は23日、共同声明を発表し閉幕した。シリアのアサド政権への攻撃に踏み切った米英仏3カ国の努力を支持。対北朝鮮では生物・化学兵器の廃棄に直接言及するなど前回声明より踏み込んだ。ロシアや北朝鮮への立場や関心には差もあり、声明は苦心の末の結束を示す結果となった。 声明はロシアに対する非難や要求が目立った。2016年の米大統領選へ G7、対ロシアで温度差 北朝鮮は連携維持
対北朝鮮、非核化まで最大限の圧力 G7外相共同声明 緊迫 北朝鮮 政治 4月24日更新 【トロント=甲原潤之介、中村亮】主要7カ国(G7)外相会合は23日昼(日本時間24日未明)、2日間の討議を終え閉幕した。採択した共同声明では、北朝鮮の核実験場廃棄などの方針を歓迎する一方で、非核化まで結束して最大限の圧力を維持することを盛り込んだ。シリアでの化学兵器の使用を非難し、化学兵器の禁止に向けて結束を強めることも明記した。 北朝鮮に対しては、完全で検証可能かつ不可逆的な核放棄(CVID) 対北朝鮮、非核化まで最大限の圧力 G7外相共同声明
G7外相会合が開幕 北朝鮮非核化やシリア情勢議論 緊迫 北朝鮮 政治 北米 4月22日更新 【トロント=甲原潤之介】主要7カ国(G7)外相会合が22日午前(日本時間同日夜)、カナダのトロントで開幕した。河野太郎外相が参加。北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を中止すると発表したことを受け、北朝鮮の非核化に向けた対応が焦点。米英仏3カ国のシリアへの武力攻撃を巡り、中東の安定に向けた対応も協議する。 会合は23日までの2日間。日本は北朝鮮に完全で検証可能かつ不可逆的な核放棄 G7外相会合が開幕 北朝鮮非核化やシリア情勢議論
化学兵器調査団、ようやくシリア現地入り 中東・アフリカ 4月22日 【ブリュッセル=森本学】化学兵器禁止機関(OPCW)は21日、シリアのアサド政権による化学兵器の使用疑惑を巡り、調査団が同日、使用現場とされる首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマを訪れ、試料を採取したと発表した。今後、オランダにある研究施設で詳細に分析する。結果の判明には数週間かかる見通しだ。 OPCWの調査団は現場で化学兵器が使われた証拠を集めるのが目的で、加害者の特定までは行わない。調査 化学兵器調査団、ようやくシリア現地入り
シリア化学兵器調査団が現場入り 試料を採取 中東・アフリカ 4月22日 【ブリュッセル=共同】シリア首都ダマスカス郊外での7日の化学兵器使用疑惑を巡り、化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は21日、調査団が同日、現場となった東グータ地区ドゥーマに入り、試料を採取したと発表した。18日に現場入りの予定だったが治安が安定せず、遅れていた。 調査団が訪れたのは複数ある現場のうち1カ所。試料はハーグ郊外にあるOPCWの研究施設に運ばれ分析される。ただ化学兵器の シリア化学兵器調査団が現場入り 試料を採取