「かぼちゃの馬車」 オーナーら債権1053億円 スルガ銀は引き当て 経済 金融機関 2月19日 女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社で経営破綻したスマートデイズ(東京・中央)の破産債権額が1053億円だったことが分かった。主に物件所有者が債権を保有しているが、「スマートデイズの資金余力を考慮すると所有者側への配当は見込みにくい」(代理人弁護団)という。 スマートデイズは19日、東京都内 「かぼちゃの馬車」 オーナーら債権1053億円 スルガ銀は引き当て
静岡県内地銀、3行が最終減益 18年4~12月 金融機関 南関東・静岡 2月15日 静岡県内の地方銀行4行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の2018年4~12月期決算が14日、出そろった。連結純利益は静岡中央銀を除く3行が前年同期比で減益(赤字転落を含む)、本業のもうけを示す単体の実質業務純益は静岡銀を除く3行が減益だった。低金利の影響が長引いており、新たな収益源の開拓が依然として急務になっている。 同日に決算を発表したスルガ銀の連結純利益は961億円の赤字(前年同期は347億 静岡県内地銀、3行が最終減益 18年4~12月
スルガ銀、預金流出幅が縮小 18年10~12月 金融最前線 金融機関 南関東・静岡 2月14日 スルガ銀行の預金流出額が減っている。同行が14日発表した2018年4~12月期決算で、10~12月期の減少額は1872億円だった。同年7~9月期の4556億円減に比べ半分以下になった。預金減に歯止めがかかりつつあるとみられる。スルガ銀では不適切融資問題を機に預金の流出が進んでいた。 18年12月末時点の スルガ銀、預金流出幅が縮小 18年10~12月
スルガ銀、無担保ローンの不正調査 弁護士交え 主要金融ニュース 金融機関 南関東・静岡 2月13日 スルガ銀行は13日、個人向けの無担保ローンについて不正の有無に関する調査に乗り出したことを明らかにした。無担保ローンの融資の過程で、審査書類に改ざんなどがあったと疑われているため。外部から招いた弁護士が委員長に就くコンプライアンス体制再構築委員会(委員長・ スルガ銀、無担保ローンの不正調査 弁護士交え
「アパマン」融資の退潮鮮明、18年は新規が16%減 主要金融ニュース 金融機関 2月13日 アパートやマンションといった投資用不動産の取得資金を対象にした個人向け融資の退潮が鮮明だ。日銀によれば、2018年の新規融資額は前年比で16%減の2兆8348億円。09年に調査を始めてから最大の減少率となった。富裕層や会社員らの不動産投資ブームで急拡大してきたが、不正融資が横行したスルガ銀行の問題で他の銀行も慎重な姿勢に転じた。 15年の税制改正で相続税の課税対象が拡大されたこともあり、土地所有 「アパマン」融資の退潮鮮明、18年は新規が16%減
スルガ銀、損害賠償訴訟で初弁論 旧経営陣は争う姿勢 金融機関 南関東・静岡 2月8日 スルガ銀行の不適切融資問題をめぐり、会社に損害を与えたとして同行が岡野光喜元会長を含む旧経営陣らに計35億円の損害賠償を求めた訴訟で、静岡地裁(関口剛弘裁判長)は8日に第1回の口頭弁論を開いた。旧経営陣側はより詳細な説明を求め、争う姿勢を示した。 訴えられているのは岡野元会長や米山明広元社長など元首脳ら9人(故人は相続人)。旧経営陣 スルガ銀、損害賠償訴訟で初弁論 旧経営陣は争う姿勢
スルガ銀、不動産投資で不正融資 地銀の苦境深く 金融機関 12月30日 高収益を誇り、地方銀行の優等生とされたスルガ銀行の不正融資問題。信用商売の銀行で、パワハラや苛烈なノルマが行員を審査書類の偽造や改ざんに駆り立てた実態は衝撃を与えた。超低金利や人口減で成長戦略を描けない地銀を象徴する問題になった。 1月に女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社が物件所有者への賃料支払いを停止し、トラブルになった。融資を通りやすくするために、借り入れ希望者の年収や預金残高 スルガ銀、不動産投資で不正融資 地銀の苦境深く
地銀の不正が相次いだ18年、不正融資や現金着服など約30件 経済 金融機関 12月30日 2018年は地方銀行を中心に金融機関の不祥事が目立った。北から南まで全国の地銀で発覚した事件は約30件。特に多かったのが現金の着服や流用といった、信用商売の銀行員にあるまじき金銭に絡んだ事件で逮捕者も出た。人員削減などコストの見直しを背景に不正行為への抑止が効きにくくなっている可能性がある。信用が生命線である銀行にとって経営を揺さぶりかねない由々しき問題といえる。 都内を中心に業務展開するきらぼ 地銀の不正が相次いだ18年、不正融資や現金着服など約30件
スルガ銀、転落の1年 不適切融資の傷深く 金融機関 南関東・静岡 12月29日 2018年も残り僅か。静岡県内では地方銀行の「優等生」とされたスルガ銀行の不適切融資が明らかになったほか、街づくりや大規模事業での軋轢(あつれき)、特産サクラエビの記録的な不漁など異変が相次いだ。県内経済は先行きに不透明感も漂い始めたが、次世代のモノづくりへの期待感も広がる。激動の1年間を振り返る。 18年はスルガ銀にとって転落の1年だった。シェアハウスを巡る投資トラブルを機に、審査書類の改ざん スルガ銀、転落の1年 不適切融資の傷深く
スルガ銀調査委、元会長ら5人の責任認定 金融機関 南関東・静岡 12月27日 スルガ銀行の責任調査委員会(委員長・小沢徹夫弁護士)は27日、創業家の関連企業(ファミリー企業)への融資に関する調査報告書を発表した。岡野光喜元会長ら5人の善管注意義務違反を認定した。2015年の自社株買いと財団法人への寄付を通じたファミリー企業への資金の還流がスルガ銀に損害を与えたとした。 ファミリー企業は30社以上。美術館運営や不動産会社など業種は多岐にわたる。スルガ銀はファミリー企業の事業 スルガ銀調査委、元会長ら5人の責任認定