欧米石油5社、株主総会で「気候変動」提案すべて否決 環境エネ・素材 北米 6月1日 【ヒューストン=花房良祐、ロンドン=湯前宗太郎】米石油会社エクソンモービルなど欧米の大手5社は31日までに株主総会を終えた。気候変動関連の提案はすべて否決され、会社側が推薦した取締役候補は全員承認された。 エクソンの2021年の株主総会では、物言う株主(アクティビスト)が推薦した取締役候補が選任されて注目を浴びたが、翌年以降は会社側の推薦候補が全員選任されている。 31日のエクソンの株主総会でも 欧米石油5社、株主総会で「気候変動」提案すべて否決
ビングループ創業者、EV「25年に黒字化」 米国が鍵 日経産業新聞 EV コラム 東南アジア 6月1日 【ハノイ=新田祐司】ベトナムの複合企業ビングループが5月17日、首都ハノイで株主総会を開いた。メディアなどの露出が少ない創業者のファム・ニャット・ブオン会長が登場し、出席した株主からの質問に自ら答えた。社運を賭ける電気自動車(EV)事業のグループ会社ビンファストについては「2025年から利益を生み出せる」と収益化に自信を見せた。ブオン会長の発言から戦略を読み解いた。 ビンファストは数年間の赤字を ビングループ創業者、EV「25年に黒字化」 米国が鍵
台湾・鴻海の劉董事長「車大手とEV生産受託を交渉」 アジアBiz エレクトロニクス 自動車・機械 中国・台湾 5月31日 【台北=龍元秀明】台湾電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業は31日、定時株主総会を開き、経営トップの劉揚偉・董事長は本格参入を進める電気自動車(EV)事業について「自動車大手と生産受託について交渉している」と述べた。既存顧客である米新興EVメーカーの苦戦が伝わるなか、挽回策を打ち出した。 鴻海のEV事業を巡っては、出資先でもある米新興ローズタウン・モーターズが5月初旬に経営破綻の可能性を示唆するな 台湾・鴻海の劉董事長「車大手とEV生産受託を交渉」
セブン&アイ、真の世界企業になる条件とは 田中 陽 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 5月30日 セブン&アイ・ホールディングスのテレビCMで流れるスティービー・ワンダーの恋の歌、「オーバージョイド(Overjoyed)」。直訳すれば、「大笑い」「狂喜して」だ。 5月25日に開催されたセブン&アイの株主総会で、「もの言う株主」のバリューアクト・キャピタルが訴えた井阪隆一社長らの再任反対などの株主提案は退けられた。緊迫のプロキシーファイト(委任状争奪戦)に勝利して「狂喜」とまでいかないが、同社 セブン&アイ、真の世界企業になる条件とは
旧村上ファンド系、コスモ社長の再任反対 他株主に要請 企業統治 企業業績・財務 環境エネ・素材 5月29日更新 コスモエネルギーホールディングス(HD)の実質的な筆頭株主で、村上世彰氏が関わる投資会社のシティインデックスイレブンス(東京・渋谷)は29日、6月の株主総会で山田茂社長の取締役選任議案に反対すると発表した。他の株主にも反対を呼びかける。 シティはコスモHDが総会で発動について諮る買収防衛策について「経営陣の自己保身につながり、企業価値向上に資するものではない」と反発している。 コスモHDは買収防 旧村上ファンド系、コスモ社長の再任反対 他株主に要請
トヨタへの株主提案が問うESGの原点 小平 龍四郎 企業業績・財務 編集委員 5月29日 6月14日開催のトヨタ自動車の株主総会に出された株主提案に注目している。オランダAPGアセットマネジメントなど欧州の機関投資家3社が、気候変動問題に関する渉外活動(ロビイング)の情報開示を強めるよう定款の変更を求めた。トヨタ側は、すでに情報開示を進めており個別業務執行に関する事項を定款に規定するのは適切でない、などとして提案に反対の意向を表明している。 気候変動関連の株主提案といえば、非政府組織 トヨタへの株主提案が問うESGの原点
セブンとソニーの対話術 アクティビストから逃げるな 経営の視点 企業統治 小平 龍四郎 Think! 株式 小売り・外食 編集委員 5月28日 株主の立場から企業の経営や財務戦略など、さまざまな注文をつけるアクティビズム。日本の企業社会のありふれた風景となった。25日開催のセブン&アイ・ホールディングスの株主総会は、日本企業がいかにアクティビスト(物言う株主)と向き合うべきかを示すひとつの事例を示した。 セブン&アイによれば、米有力ファンドのバリューアクト・キャピタルと初めて接触したのは、2020年11月。30回以上にわ セブンとソニーの対話術 アクティビストから逃げるな
M&A拒否のハードル高く 経産省が新指針 企業統治 Think! 企業業績・財務 株式 法務・ガバナンス 5月28日 M&A(合併・買収)に関して買収者や企業が求められる対応が変わる。経済産業省は望ましい対応を定めた新たな指針を年内にも策定する。一方的な買収提案の公表など、これまで想定していない案件が増えている。企業価値の向上につながる提案を拒めないようにしつつ、買収者にも適切な情報公開を求める。 経産省は2022年から「公正な買収の在り方に関する研究会」を8回開き、新たな指針をまとめた。今後、パブリッ M&A拒否のハードル高く 経産省が新指針
議決権助言ISS、トヨタの気候変動の開示「不十分」 SDGs 株式 海外 自動車・機械 環境エネ・素材 ESG 5月27日更新 米議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は27日までに、欧州の運用会社がトヨタ自動車の株主総会向けに出した気候変動に関する株主提案について賛成を推奨した。気候変動に関わる活動を「会社の憲法」とも呼ぶ定款に加える案で、トヨタは反対を表明している。 トヨタは株主総会を6月14日に開く。公的年金を運用するオランダのAPGアセットマネジメントやデンマーク、ノ 議決権助言ISS、トヨタの気候変動の開示「不十分」
米助言会社、トヨタ・豊田章男会長の選任議案に反対推奨 企業統治 中部 自動車・機械 5月26日 米議決権行使助言会社のグラスルイスは26日までに、トヨタ自動車の豊田章男会長の取締役選任議案について反対を推奨した。グラスルイスが独立していると認める取締役の数が少ないことを理由に、「取締役の独立性が不十分である」と指摘。豊田氏の「取締役会議長」としての責任を疑問視した。 グラスルイスは監査役候補の小倉克幸氏、白根武史氏、酒井竜児氏の3人についても反対した。独立した監査役の数が不十分と指摘したほ 米助言会社、トヨタ・豊田章男会長の選任議案に反対推奨