OPEC原油輸出量、2015年以来の低水準へ FT報道 中東・アフリカ 2月20日 石油輸出国機構(OPEC)加盟国の2月の原油輸出量が、2015年以来の低水準になりそうだ。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。原油価格を維持するため2018年12月に非加盟国とも合意した協調減産に加え、ベネズエラやイランに対する米国の経済制裁が影響したとみられる。 FTの取材に応じた原油の出荷量を追跡する調査会社の情報によると、2月前半の輸出量は日量2350万バレル程度だった。このままの OPEC原油輸出量、2015年以来の低水準へ FT報道
円滑な借金継続に注力するサウジ 特任編集委員 脇祐三 ニュースこう読む サウジ記者殺害 中東・アフリカ 1月16日 著名記者の殺害事件で信用低下のリスクに直面したサウジアラビアが、国際市場から円滑な資金調達が続けられるよう努めている。1月9日には、事件後初となるドル建て国債の発行を、予想以上の好条件で実現した。同じ日に、原油の確認埋蔵量の上方修正も発表し、経済面での国の信用力や国営石油会社の企業価値を、あらためてアピールしている。 サウジ政府が2018年12月18日に発表した19年予算は、インフラ整備などの支 円滑な借金継続に注力するサウジ
エネルギー地政学一変 米原油生産45年ぶり首位 トランプ政権 北米 1月14日 米国の2018年の原油生産量が45年ぶりに世界最大になったもようだ。シェールオイルがけん引して10年で2倍強に膨らみ、輸入への依存度は30年ぶりの低水準に下がる。原油の供給を頼ってきた中東への積極関与が薄れ「米国第一」の外交・安保政策に拍車がかかるのは必至。米国は輸入より輸出が多い純輸出への転換も視野に入り、世界のエネルギー地政学が一変しそうだ。 米エネルギー情報局(EIA)や業界の推計によると エネルギー地政学一変 米原油生産45年ぶり首位
イランの11月原油生産量11%減、米制裁が影響か、サウジが供給をカバー 中東・アフリカ 12月12日 【カイロ=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)が12日発表した月報によると、イランの11月の原油生産量は前月に比べて日量約38万バレル(約11%)少ない同約295万バレルに落ち込んだ。核合意から離脱した米国が11月にイランからの原油輸入を禁じる制裁を再開し、その影響が出たとみられる。 一方でサウジアラビアの産油量は前月より約37万バレル増え、1101万バレルとなった。米国の制裁でイランの産油量が イランの11月原油生産量11%減、米制裁が影響か、サウジが供給をカバー
サウジ、原油減産でOPEC結束に奔走 中東・アフリカ 12月8日 【ウィーン=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)は7日、ウィーンの本部で開いた会合でロシアなど非加盟国と2019年1月から半年間、日量120万バレル減産することで合意した。合意の決め手となったのはサウジアラビアの奔走だ。直前にカタールのOPEC離脱表明による動揺が広がるなか、原油安に歯止めをかけるため結束を図った。シェア低下に直面するOPECは価格支配力を高めるため、ロシアへの依存も鮮明となった サウジ、原油減産でOPEC結束に奔走
OPEC、減産120万バレルを発表 19年1月から6カ月 中東・アフリカ 12月8日 【ウィーン=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)は7日、ロシアなど非加盟の主要産油国との会合で、2019年1月から合計で日量120万バレル減産することで合意した。減産期間は6カ月。世界景気への不安から需要の落ち込みが懸念され、急ピッチで下落した原油価格に歯止めをかける。 OPECと非加盟国が世界の原油供給の1%強にあたる減産を決めたことで、国際指標の北海ブレント原油先物は7日、一時1バレル63. OPEC、減産120万バレルを発表 19年1月から6カ月
サウジ、米と亀裂拡大も ロシアとの協調優先 12月8日 【ウィーン=岐部秀光】石油輸出国機構(OPEC)は7日、ロシアなど非加盟の産油国との会合で日量120万バレルの減産で合意した。OPEC盟主のサウジアラビアは、トランプ米大統領の不興を買う覚悟でロシアと原油政策で協調することを優先した。記者殺害事件で揺れる米サウジの同盟関係の亀裂がさらに広がる可能性がある。 減産合意を受けて、国際指標の北海ブレント原油先物(期近物)は7日の取引で一時前日より5%上 サウジ、米と亀裂拡大も ロシアとの協調優先
減産120万バレルで合意 OPECとロシアなど 12月8日 【ウィーン=岐部秀光】石油輸出国機構(OPEC)は7日、ロシアなど非加盟の主要産油国との会合で、軟調に推移する原油の価格を下支えするため、2019年1月からあわせて日量120万バレルを減産することで合意した。 参加した産油国の閣僚によると、18年10月の生産量比でOPECが日量80万バレル、非加盟国が日量40万バレルを減らす。17年1月からのOPECと非加盟国の協力が続くことになる。米制裁で原油 減産120万バレルで合意 OPECとロシアなど
OPEC、ロシアと減産幅で溝 7日に調整へ 中東・アフリカ 12月7日 【ウィーン=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)は2019年1月からの減産をめぐり非加盟国のロシアと調整に入る。ロイター通信によるとOPECは6日に17年から取り組む協調減産の継続で暫定合意したが、協力要請するロシアと減産量で溝が埋まっていない。7日のロシアなどとの会合で決定し、原油安に歯止めをかける狙いだ。 ウィーンで午前10時過ぎに始まった総会は、予定を大幅に超えて午後6時前に終了した。OP OPEC、ロシアと減産幅で溝 7日に調整へ
OPEC減産、暫定合意 減産幅は示さず 中東・アフリカ 12月7日 【ウィーン=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)は6日に総会を開き、2019年1月以降の協調減産について議論した。価格下落が続く原油は世界景気の減速懸念で需要が減り、今後も供給過剰が続くとの観測が出ている。協調減産で原油安に歯止めをかける狙いがあり、非加盟国のロシアなども含め日量100万バレル超の減産を軸に合意を目指す。 ロイター通信によると、OPECは17年から取り組んできた非加盟国との原油協 OPEC減産、暫定合意 減産幅は示さず