アメリカ大統領選挙・討論会ドキュメント

アメリカ大統領選挙・討論会ドキュメント

10月8日

米CNN調査、勝者「ハリス氏」が59%、ペンス氏は38%

討論会が終了後の米CNNの調査によると、討論会の勝者は「ハリス氏」との回答が59%、ペンス氏は38%でした。

両氏への好感度についての質問には、ハリス氏に「前向きな見方をする」との回答が63%と事前調査(56%)を上回りました。一方、ペンス氏は41%と事前調査と同じ結果にとどまりました。

10月8日

「落ち着いた議論」米ニューヨーク・タイムズ

米副大統領候補のテレビ討論会が終了しました。9月29日に開かれたトランプ氏とバイデン氏の討論会では非難の応酬となりましたが、今回は「(大統領候補討論会に比べて)比較的落ち着いていた」(米ニューヨーク・タイムズのホワイトハウス特派員)との評価が多いようです。

討論会の議論は新型コロナウイルス対策から始まりました。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はペンス氏について「トランプ氏のコロナ対策を擁護し、トランプ氏のリーダーシップのもとで実施された経済や貿易の協定を前面に打ち出した」と解説しました。一方、ハリス氏については「死者数の増加についてペンス氏を批判した」としました。

英BBCを含む欧米メディアは討論会で両氏が発言した内容のファクトチェック(事実確認)をしています。例えばハリス氏が「いわゆる中国との貿易戦争で米国は30万人の製造業の雇用を失った。製造業は不況に陥った」と発言したことに対しては「一部正しい」(NYタイムズ)、「この数字は正しくない」(BBC)としています。

米CNNは「トランプ氏とバイデン氏が高齢では」という司会者の質問について「ペンス氏もハリス氏も2人とも(回答を)ごまかした」としました。また討論会終了後にペンス副大統領に歩み寄ったカレン夫人がマスクを着用していなかったことについて、CNNは「マスクに関する合意規則に違反したようだ」と指摘しました。

10月8日11:35ごろ

ペンス氏とハリス氏、握手せず退場

副大統領候補による討論会では握手せず退場した=AP

テレビ討論会が終了した後、ペンス氏とハリス氏は互いに握手などはせずに討論会場を後にしました。

副大統領候補による討論会では握手せず退場した=AP

討論後にハリス氏と抱き合ったハリス氏の夫はマスクを着用していましたが、ペンス氏の妻はマスクを着用していませんでした。SNS(交流サイト)上では好対照ぶりが話題になっています。

10月8日11:33

討論会が終了 冷静な論戦の90分

討論を終え、夫人と並ぶペンス氏(右)と夫と抱き合うハリス氏(左)=AP

ペンス氏とハリス氏の約90分間にわたる討論会が終わりました。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が判明し、一時は開催が危ぶまれましたが、感染防止対策をとり実施されました。トランプ氏とバイデン氏の討論会よりも互いの割り込みが少なく、終始落ち着いたやりとりが見られました。

討論を終え、夫人と並ぶペンス氏(右)と夫と抱き合うハリス氏(左)=AP

一方、ファクトチェック(事実確認)を行っている米紙ニューヨーク・タイムズやCNNテレビは両者にやや事実誤認や誇張があったと分析しています。ペンス氏は最高裁判事指名行事で新型コロナ感染拡大が判明したことについて「科学者の助言のもとに屋外で開催した」と話しましたが、屋内でも一部行事が行われました。ハリス氏も新型コロナについて「トランプ氏はウイルスがデマだと言っていた」と述べましたが、トランプ氏はあくまで自身の弾劾について「デマだ」と話していました。

10月8日

ペンス氏の頭にハエ

ペンス氏の頭にハエが止まった=AP

討論会では、ペンス氏の白髪頭にハエが止まった場面がありました。本人は最後まで気付きませんでした。ネット上で話題になっています。

ペンス氏の頭にハエが止まった=AP

10月8日11:25ごろ

ハリス氏「ホワイトハウスを取り戻す」

7日、米ユタ州ソルトレークシティーで開かれた討論会で発言するハリス氏=ロイター

ハリス氏は「ジョー(・バイデン)と私は陣営で築いてきた連帯を誇りに思っている。ブッシュ政権の閣僚の7人が私たちを支持し、パウエル氏の支持も得ている。退役軍人らも支持している。バイデン氏は民主主義のために戦ってくれる、誠実な民主主義をホワイトハウスにもたらそうとしているからだ」と述べました。そのうえで「ホワイトハウスを取り戻す。投票の準備をしてほしい。意思を表明する機会が来るが、それは今後4年の米国を左右する。私たちは勝つ。民主主義を守ろう」と強調しました。

7日、米ユタ州ソルトレークシティーで開かれた討論会で発言するハリス氏=ロイター

一方、ペンス氏は「この選挙には勝つ。トランプ氏はこれまで全ての米国民のために行動してきた。2016年大統領選での歴史的勝利は経済を回復させた」と自信を示しました。そのうえで「これは分かって欲しい。米国ではどれだけ意見が違って議論をしても終わった後は団結する。毎日毎日、国民の期待に値するような立派な国を作っていく。互いのために、必要な時には団結する」と述べました。

10月8日11:25ごろ 人種と治安問題

ペンス氏「ハリス氏は司法改革せず」 カリフォルニア州で

討論会で発言するペンス氏=ロイター

ペンス氏は「(ハリス氏が)サンフランシスコ地区の検事だったとき、麻薬で訴追される人は多かった。カリフォルニア州の司法改革をやってない」と批判しました。ハリス氏は「警察のボディカメラ着用を公式に行った。治安に関して副大統領に言われる筋合いはない」と反論しました。

討論会で発言するペンス氏=ロイター

10月8日11:20ごろ 人種と治安問題

ハリス氏、白人至上主義「トランプ氏は非難せず」

討論するハリス氏=AP

ハリス氏は「トランプ大統領は、国民が見守るテレビ討論会で白人至上主義を非難しなかった。チャンスが無かったのではなくやらなかった」とトランプ氏の発言を厳しく指弾しました。ペンス氏は「(白人至上主義団体の)クー・クラックス・クラン(KKK)やネオナチなどをトランプ氏は批判してきた」と反論しました。

討論するハリス氏=AP

10月8日11:20ごろ 人種と治安問題

ペンス氏、暴行死「なんの言い訳もできない」

ペンス氏は「(暴行死した)ジョージ・フロイドさんについてはなんの言い訳もできない」としつつ、「現在のこの司法制度を信頼している」と述べました。「アフリカ系アメリカ人の生活も良くしてきた」とも主張しました。

10月8日11:20ごろ 人種と治安問題

ハリス氏「警察改革は必要」 黒人暴行死

警察による黒人暴行死についてハリス氏は「全ての人種、全ての年齢、全ての人々が肩を組んで抗議活動を行った。公正な判断を司法に求めている。まず暴力を容認してはいけないということ。悪者の警察官もいる。警察改革は必要だ。首を押さえつけることを禁止したい。全国レベルでこれを明記したい」と強調しました。