きめられたことは守らせよ コラム 3月6日 故・一倉定(いちくら・さだむ)氏といえば赤字会社を次々に立て直した伝説の経営コンサルタントだ。その一倉氏の初期の書籍『マネジメントへの挑戦』を復刻した。その言葉は驚くほど普遍的な内容で、時代を越えて現代の我々にも迫ってくる。前回に続いて『マネジメントへの挑戦』の一部を抜粋して紹介する。 ある会社で、工程管理がどうしてもうまくいかなかった。その会社は、アメリカの某社と提携していて、提携会社の工程管理 きめられたことは守らせよ
サカダチしている予算統制 コラム 2月27日 故・一倉定(いちくら・さだむ)氏といえば赤字会社を次々に立て直した伝説の経営コンサルタントだ。その一倉氏の初期の書籍『マネジメントへの挑戦』を復刻した。その言葉は驚くほど普遍的な内容で、時代を越えて現代の我々にも迫ってくる。前回に続いて『マネジメントへの挑戦』の一部を抜粋して紹介する。 「予算がないからダメだ」というのは、お役所のキマリ文句だと思っていたらそうでもない。企業体のなかにも多くみられ サカダチしている予算統制
計画の最高峰は経営方針 コラム 2月20日 故・一倉定(いちくら・さだむ)氏といえば赤字会社を次々に立て直した伝説の経営コンサルタントだ。その一倉氏の初期の書籍『マネジメントへの挑戦』を復刻した。その言葉は驚くほど普遍的な内容で、時代を越えて現代の我々にも迫ってくる。前回に続いて『マネジメントへの挑戦』の一部を抜粋して紹介する。 経営方針は、経営者が自分の会社をこうしたい、こうする、という意志を表現したものである。会社の将来をきめる最高の 計画の最高峰は経営方針
企業の経営計画は本来机上論である コラム 2月13日 故・一倉定(いちくら・さだむ)氏といえば赤字会社を次々に立て直した伝説の経営コンサルタントだ。ファンは多く、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏も一倉氏に思想を学んできた経営者の1人だ。 1963年に独立してコンサルタント稼業を始めた一倉氏は、99年に80歳で逝去するまで、日本中をくまなく行脚。大中小1万社の社長を、まるで小学生をしかりつけるように厳しく指導し、「社長の教祖」と称された。そ 企業の経営計画は本来机上論である
空き家で日本社会に明るい未来を コラム 住建・不動産 2月6日 空き家流通で地域の衰退に歯止めを 空き家を個人と地域に及ぼす問題という、別の視点で見てみよう。空き家は基本的には個人的な問題だ。だが、それが放置されることで地域にも問題を及ぼす。以下、順に説明しよう。 まず、空き家は所有しているだけで日々、経済的に損失を出しているのに等しい。空き家も含む「不動産」は、本来は持っているだけで利益を生むものだ。不動産は、それを得るために通常、多額のお金を支払って 空き家で日本社会に明るい未来を
空き家は本当に「問題」なのか コラム 住建・不動産 1月30日 空き家の増加が言われ始めて以降、さまざまなメディアが空き家を取り上げてきた。論調の大半は空き家が問題であるというものだが、本当に空き家は「問題」なのだろうか。 個人間で売買する取引サイト「家いちば」は空き家や少し変わった不動産など、これまであまり不動産の売買市場に出回らなかったような物件を掘り起こし、市場に流通させることをやってきた。今後もさらに広がっていく勢いだ。すなわち「売れない」とされてい 空き家は本当に「問題」なのか
一般人の取引サイト「家いちば」 責任はプロが持つ コラム 住建・不動産 1月23日 不動産会社ではなかなか扱ってくれない空き家であっても、個人間で売買する取引サイト「家いちば」なら売買できる。その仕組みを実現するため、サイトへの掲載と商談はセルフサービスの方式としたことはすでにお伝えした。 自由なセルフサービス(直接商談)が家いちば最大の特徴だが、自由なだけでは足りなく、やはり安全に利用できなければならない。そこで、家いちばでは、不動産取引最大の山場には国家資格の宅地建物取引士 一般人の取引サイト「家いちば」 責任はプロが持つ
「家いちば」の不動産売買 公平なルールで安全な取引 コラム 住建・不動産 1月16日 不動産会社ではなかなか扱ってくれない空き家であっても、個人間で売買する取引サイト「家いちば」なら売買できる。その仕組みを実現するため、サイトへの掲載と商談はセルフサービスの方式としたことは前回までにお伝えした。ただし、セルフサービス方式の商談は、一般人同士の出会いとなるから、トラブルが起こらないようによく配慮しておく必要がある。そこで家いちばでは、安心して自由にやりとりができるよう、独自のシステ 「家いちば」の不動産売買 公平なルールで安全な取引
セルフサービスの効用 どんな空き家物件でも売れる コラム 住建・不動産 1月9日 前回紹介したように「家いちば」は不動産会社が介在せず、個人間で売買する取引サイトだ。「掲載と商談はセルフサービス」で売り手は自分でサイトに載せる写真や文章を用意しなければならないし、買い手からの質問や内覧の対応も自分でやらないといけない。 手間を省く目的で導入したセルフサービスだったが、別のメリットもあった。通常の不動産売買であれば、売り手はまず不動産会社に相談するが、そこで「フィルター」がかか セルフサービスの効用 どんな空き家物件でも売れる
空き家が幸福につながるという不思議 コラム 住建・不動産 山梨 1月2日 個人間の不動産取引サイトを運営する家いちば(東京・渋谷)を設立した藤木哲也氏が、このほど著書『空き家幸福論』(日経BP)を発刊した。地方部を中心に日本全国で問題となっている空き家問題の解決を世に問うたものだ。この連載では著書から一部を抜粋してお伝えする。 両親から託された家を手放すまでにはさまざまな葛藤、困難がある。急峻な山々に囲まれた、かつては甲州街道で栄えた山梨県大月市でご両親が残した家を 空き家が幸福につながるという不思議