バレンタインデー最強説とは ソロで映え、ハートつかむ コラム 1月14日 1カ月後に迫るバレンタインデー。百貨店の準備は例年以上に手が込んでいる。というのもバレンタイン商戦、潜在成長力が大きく、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要が加わるからだ。数あるイベント商戦の中でも「最強」の称号を手にするのは間違いない。 なぜ最強か。実際にチョコレートの販売額はすでにクリスマスケーキを超え、松屋では5倍以上とか。理由としてバレンタイン商戦にはイマドキ消費の要素が バレンタインデー最強説とは ソロで映え、ハートつかむ
アイスなのに鮮度が命 チョコモナカ助ける「天気の功」 コラム 1月7日 2021年のビジネスも本格的にスタートした。新型コロナウイルスは収束するどころか、再び拡大の時期。誰もが不安に陥る。新しいアイデアはすぐに生まれないが、今は既存ブランドの価値をさまざまな角度から磨くときだ。ヒットはその上に生まれる。 例えば天気。20年11月に伊藤忠商事は日本気象協会と業務提携し、不振に苦しむアパレルの在庫圧縮の支援ビジネスに乗り出した。気象とトレンドデータを組み合わせ、売れ残り アイスなのに鮮度が命 チョコモナカ助ける「天気の功」
ストレス対応も1冊で 「オールインワン」商品台頭 コラム 12月17日 今年の「ヒットのクスリ」は今回で最後。新型コロナウイルスの感染拡大で大きく変わった消費の姿を伝えてきた。1つの特徴が1粒で2度、あるいは3度おいしい「オールインワン型」商品の台頭だ。 ダイヤモンド社の書籍「精神科医が教える ストレスフリー超大全」は販売部数が15万を突破した。ストレスをきちんと夜にリセットし、ため込まない方法を指南する。新型コロナで悩む人は多かっただろうが、この本の何がそんなに刺 ストレス対応も1冊で 「オールインワン」商品台頭
激ムズ「間違い探し」なぜ売れる 子供だって複雑が好き コラム 12月10日 2つの絵を見て、違いを見つける「間違い探し」。注意力を競う定番のクイズだが、超難問バージョンがなぜか最近よく売れている。 その先駆けとなったのが「むずかしすぎる まちがいさがし」(ワニブックス)。動物、弁当、回転ずし、イラストなどを見て、3つ、あるいは5つの間違いを見つけるわけだが、これが今風に言うと本当にムズい! 2つまでは分かるが、クリアは時間をかけてもなかなかできない。 回転ずしの場合、す 激ムズ「間違い探し」なぜ売れる 子供だって複雑が好き
ママ、育休中も学べるか シッター付き講座も登場 コラム(ビジネス) 12月3日 働き方改革や育休支援の充実など出産後も働きやすい環境は生まれつつある。しかし世の中の流れは速い。1年以上のブランクがあると、「自分のスキルは役に立たず、仕事について行けないのでは」と不安に思う育児中のママは多いはずだ。 子育て家族を支援するサービス企業のタイマーズ(東京・渋谷)。田和晃一郎・最高経営責任者(CEO)は栗城良規・最高執行責任者(COO)とともに、子育てする女性からさまざまな悩みを聞 ママ、育休中も学べるか シッター付き講座も登場
「生活オワコン」は死なず エプロンやミシン復権 コラム(ビジネス) 11月26日 アパレルのJUNが運営するブランド「サロン アダム エ ロペ」が、料理雑誌の「オレンジページ」やフィギュアスケーターの浅田真央さんとコラボしてエプロンを発売する。エプロン? 今や使わない人が多いような気がするが。 今秋、小学館のウェブマガジン「kufura(クフラ)」にエプロン特集があった。「料理をするとき、エプロンをつけますか?」とのアンケートに62.2%がつけないと回答。つけたり、つけなかっ 「生活オワコン」は死なず エプロンやミシン復権
「地球の歩き方」初の東京版 感染拡大、再発見に脚光 Tokyoオリパラ コラム(ビジネス) 11月19日 東京都内の大型書店へ行くと、違和感あふれるポップが目に飛び込んできた。「地球の歩き方 東京」だ。 地球の歩き方は1979年に創刊した海外旅行の定番ガイドブック。これまで各国・地域122タイトルを数え、年間800万部を発行している。それが2021~22年版に「東京」を追加した。実はシリーズ初の国内版だ。 名所からグルメ、おすすめ散歩コース、ナイトライフ、お土産など幅広い情報をぎっしり載せている。銭 「地球の歩き方」初の東京版 感染拡大、再発見に脚光
ヤマトのり「あるある遊び」 消費の未来はお一人思考 コラム(ビジネス) 11月12日 東急ハンズ新宿店(東京・渋谷)の7階ゲーム売り場になぜか、液状のりの「アラビックヤマト」が大量に積んである。実は一人遊び用の玩具で、ラベルに「気泡わり」と表示している。 考案したのはおもちゃクリエーターの高橋晋平氏。大手玩具メーカー勤務時代に梱包用シートをつぶす感触を味わえる「∞(むげん)プチプチ」を企画開発した、リアルゲーム業界では有名な人物だ。 あるとき、秋田県の山奥の小学生時代に暇つぶしで ヤマトのり「あるある遊び」 消費の未来はお一人思考
「作りたて」ネットで贈る 焼き鳥やパン、五感共有 コラム(ビジネス) 11月5日 新型コロナウイルスの感染拡大で脚光を浴びたオンライン飲み会。今では「盛り上がらない」「微妙な間が嫌だ」など否定的な意見も多い。だがオンライン会話の面倒さをいくらか解消する手立てを見つけた。プチ豪華な宴会セットだ。 提案しているのはギフト専門のネット企業のギフトモール(東京・中央)。1600店以上が参加し、雑貨や食品など27万のアイテムを用意している。ある企業から「交際費が余っているが、取引先との 「作りたて」ネットで贈る 焼き鳥やパン、五感共有
「CD+本」あえて若者に 住野よる・ヨルシカの挑戦 コラム(ビジネス) 10月29日 「エスキモーに氷を売る」という有名なマーケティングの本がある。需要のなさそうな市場で顧客価値を創造し、販売に結びつけるセールス行動を解説したものだ。デジタル化が当たり前の今、若い世代に本とCD(コンパクトディスク)を売る小説家やアーティストを見て、この名著を思い出した。 映画化された「君の膵臓をたべたい」で一躍有名になった小説家の住野よる氏。若い世代に絶大な人気を誇る同氏の最新小説「この気持ちも 「CD+本」あえて若者に 住野よる・ヨルシカの挑戦