外出自粛要請、食品の売れ行きに地域差 新型コロナ サービス・食品 小売り・外食 3月28日 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出自粛要請などが各地の消費行動に変化をもたらしている。政府や地方自治体が自粛を要請した日の販売データを調べると、同じ商品分野でも売れ行きに違いがあり、地域差が浮かび上がった。 政府は2月27日に全国一斉休校の要請を、北海道は28日に緊急事態宣言を、大阪府は3月19日に大阪―兵庫間の往来自粛要請を、東京都は25日に週末の外出自粛要請を発表した。全国のスーパ 外出自粛要請、食品の売れ行きに地域差
価格そのまま量へらす「実質値上げ」に厳しい目 小売り・外食 10月18日 価格を据え置いたまま容量を減らすなどの「実質値上げ」に対し、消費者の目が厳しくなっている。今春以降に実質値上げした主要10食品を調べたところ、7品目で値上げ後の販売額が前年同期比で減ったことが分かった。消費者は費用対効果に敏感なうえ、実質値上げは交流サイト(SNS)で広がってすぐに気づかれる。商品の量と価格設定について、メーカーは頭を悩ませそうだ。 全国のスーパーなど1500店超のPOS(販売時 価格そのまま量へらす「実質値上げ」に厳しい目
菓子パンやチョコ、猛暑で敬遠 日常食にも適温あり サービス・食品 9月1日 暑さが厳しかった2018年の夏、スーパー店頭では飲料などの販売が伸びた。気温が上がるほど販売が減る商品もあり、日経POS情報で調べるとチョコレートや菓子パンの落ち込みが顕著。手軽でいつでも口にできる食品の消費にも適温がありそうだ。 7月下旬から1カ月間の1千人あたり販売額を調べた。埼玉県熊谷市の最高気温が41.1度となり全国の過去最高となった7月23日、東京も39度に急上昇。この日、ネスレ日本「 菓子パンやチョコ、猛暑で敬遠 日常食にも適温あり
データで読む消費 地震で不安心理、列島に サービス・食品 8月3日 スーパーで6月、災害時の消費の姿がくっきりあらわれた。日経POS情報で調べると大阪北部地震のあった1週間、飲料水など備蓄品が売れたのは被災地だけではなく、全国のあらゆる地域で広がった様子がみてとれる。不安な消費者心理が瞬く間に広がった。主な品目の販売額は前年の3~4割増にのぼり、備蓄需要が大きいことを示した。 調査会社インテージリサーチ(東京都東久留米市)の2017年のアンケートによると、備蓄し データで読む消費 地震で不安心理、列島に
透明飲料、消費者が厳しい品定め POS分析 小売り・外食 7月19日 店頭に並ぶ透明なボトル飲料は、水のようでいてしっかり味がある。新しさに手を伸ばす消費者は多いが、日経POS情報のデータをみると、売れ行きを保つ商品は少ない。透明飲料の向こう側に、従来の商品との違いを厳しく品定めする消費者の姿が見える。 「透明なところがスタイリッシュに感じる」。埼玉県で働く20代男性が透明飲料を時々買う理由だ。ただ、こうも話す。「値段も味も今までと変わらない気がする。色々試すけど 透明飲料、消費者が厳しい品定め POS分析
食品・日用品「値上げ力」に差 ブランド力が左右 サービス・食品 小売り・外食 7月3日 食品、日用品メーカーの値上げの結果に濃淡があらわれている。今春以降、大手が相次ぎ値上げを表明したが、日経POS情報で店頭価格を調べると、パンや納豆は価格転嫁が進む一方、トイレットペーパーは値動きが鈍い。小売り大手が消費者の買い控えを恐れて値上げをためらうなか、商品のブランド力の強さや代替商品の有無が影響する実態が浮かび上がる。 今年2月以降、メーカーが値上げを表明した商品10種類について6月中旬 食品・日用品「値上げ力」に差 ブランド力が左右