積立王子への道

積み立て投資には、複利効果やつみたてNISAの仕組みなど押さえておくべきポイントが多くあります。 このコラムでは「積立王子」のニックネームを持つセゾン投信会長兼CEOの中野晴啓さんが、これから資産形成を考える若い世代にむけて「長期・積立・分散」という3つの原則に沿って解説します。
積み立て投資には、複利効果やつみたてNISAの仕組みなど押さえておくべきポイントが多くあります。 このコラムでは「積立王子」のニックネームを持つセゾン投信会長兼CEOの中野晴啓さんが、これから資産形成を考える若い世代にむけて「長期・積立・分散」という3つの原則に沿って解説します。

2023年

その投信、見えますか？　新NISAで重要になる選択眼

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 生涯にわたる長期投資が始まる 基本的な考えはもちろん、これまでのつみたてNISA（少額投資非課税制度）と同じだが、来年から新しく始まるNISAではなんと言っても非課税期間が無期限になるだけに、一生涯付き合う前提での選択となる。長期投資を継続できるか、なおさら「信頼」が大
その投信、見えますか？　新NISAで重要になる選択眼

新NISA、選択基準は販売窓口より商品本位で

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 NISA口座は1人1金融機関でしか開けないが… 少額投資非課税制度（NISA）とはその名の通り非課税制度。「この額までは非課税」「それ以上は課税」を見分けるために税務署が残高を把握する必要がある。管理上の制約から口座を持てるのは1人1金融機関に限定されている。今のところ
新NISA、選択基準は販売窓口より商品本位で

長期投資家が見据える金融危機後のイノベーション

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 金融危機はいつも突然に 大きな背景としては世界的なインフレ高進がある。インフレ退治のため、日本を除く主要国は軒並み金融引き締めへと政策転換し、市中金利が急上昇した。普通、金利が上がれば銀行の貸出金利も引き上げられるので利上げは銀行収益にとって追い風と考えられる。だが、今
長期投資家が見据える金融危機後のイノベーション

新しいNISAが実現に導く「継続は力なり」

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 ヤングこそ実践可能な長期積み立て投資 ヤングの君たちが今から将来における経済的自立を見据えて長期積み立て投資を実践しているのは実に素晴らしい。ちょっと前にはFIRE（Financial Independence, Retire Early=投資で経済的に自立して早期退職
新しいNISAが実現に導く「継続は力なり」

50代からでも遅くない！　新しいNISAの活用法

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 50代の4分の1近くが貯蓄ゼロ!? 我が国の50代のうち何と4分の1近くの人たちが貯蓄ゼロだという。王子の友人にもこれまで稼いだお金をほぼ全部使っている、金融資産ゼロの「猛者」が何人もいる。そしてそんな彼らからよく受ける質問がこれ――「50歳過ぎから始めて、老後に向けた
50代からでも遅くない！　新しいNISAの活用法

インフレ前提社会で広がる優勝劣敗

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 侵略後1年、世界は大きく変わった ロシアがウクライナ侵攻を始めて間もなく1年がたつ。軍事大国ロシアに対して規模で劣るウクライナが徹底抗戦を続けられている最大の理由は西側諸国からの武器供与だ。最新鋭兵器の提供で対等以上の対ロシア防衛が可能になっている。どちらも「負けない」
インフレ前提社会で広がる優勝劣敗

長期投資家は目先の景気後退を恐れない

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 足元では実体経済の悪化が顕著だ 国際通貨基金（IMF）が2022年10月に公表した世界経済の成長率見通しは22年が4.4%から3.2%へ大幅に下方修正され、23年は2.7%にとどまるとの予測になった。とりわけ23年の米国は1.0%、ユーロ圏は0.5%という極端な低成長が
長期投資家は目先の景気後退を恐れない

長期投資家が見通すネオグローバリゼーションの時代

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 利上げで低下したインフレ圧力　 まずウクライナ情勢だが収束の兆しはない。西側の強固なウクライナ支援が続く限りロシアに勝ち目はなく、もはや「ならず者国家」のレッテルが貼られたロシアは今後長く世界経済から締め出され、国力衰退が止まらないだろう。西側先進国は脱ロシアのエネルギ
長期投資家が見通すネオグローバリゼーションの時代

2022年

新しいNISAを使いこなして資産大国になろう

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 日本では資産効果が発揮されなかった 日銀の金融政策変更が話題になっている。元はといえば第2次安倍内閣で実行されたアベノミクスだ。量的金融緩和の名の下、日銀は国債のみならず国内株式（上場投資信託=ETF）や不動産（不動産投資信託=REIT）まで積極的に買い上げ、市中に資金
新しいNISAを使いこなして資産大国になろう

限界の金融政策　日本経済に残された道は？

投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラムです。 日米金利差の方向性次第で動く為替相場 年初来急速に進んだ円安の話をしていたら、足元では円高方向に大幅な修正が進んだね。これこそ円安の原因が日米金利差の急拡大にあったことの証左といえる。最近米国で発表された物価上昇率の鈍化を示すデータを受けて、利上げの到達点が意識されるよ
限界の金融政策　日本経済に残された道は？