習氏「福建閥」で公安・軍掌握 「浙江閥」の争い熾烈 習政権ウオッチ 中沢 克二 新型コロナ Think! コラム 編集委員 7月6日 秋の中国共産党大会を控え国家主席の習近平(シー・ジンピン)の権力を支える二大人脈である「浙江閥」と「福建閥」の処遇に注目が集まっている。 習が1980年代半ばから 17年を過ごした福建省の人脈からは、王小洪が警察組織を統括する公安相に抜てきされた。一方、2000年代に習がトップを勤めた浙江省の子飼い人脈は、 上海市トップの李強、重慶市トップの陳敏爾、北京市トップの蔡奇(福建省での経歴もあり)とも 習氏「福建閥」で公安・軍掌握 「浙江閥」の争い熾烈
中国ゼロコロナ失業、大都市に打撃 格差是正の妨げに 新型コロナ 中国・台湾 7月3日 【北京=川手伊織】新型コロナウイルスのまん延を受け、中国で大都市ほど雇用環境が悪化しやすくなっている。中小都市の失業率が高かった従来の構造は、2020年半ばに逆転した。大都市で比重が大きいサービス業が、感染封じ込めを狙う「ゼロコロナ」政策で打撃を受けたためだ。しわ寄せは出稼ぎ労働者や若者に向かい、格差是正が進まない要因となっている。 今年5月の都市部失業率は5.9%と、過去2番目に高かった4月か 中国ゼロコロナ失業、大都市に打撃 格差是正の妨げに
香港変貌、中国の「財布」に 上場本土企業が25年で13倍 チャートは語る 米中衝突 中国・台湾 7月3日 香港は1日、英国から中国への返還から25年を迎えた。政治面で「50年不変」の一国二制度が形骸化する一方、経済面ではアジアの金融センターから中国のための金融ハブに変貌をとげた。中国の財布代わりとしての香港の役割は試練に直面している。 この25年で中国から見る香港の姿は大きく変わった。返還時、香港の経済規模は中国の18%だったが、足元では2%。一方、香港に上場する中国企業は1997年の101社から1 香港変貌、中国の「財布」に 上場本土企業が25年で13倍
砂上の一国二制度 習氏、香港繁栄と強弁 Think! 中国・台湾 7月2日更新 【香港=木原雄士】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1日、香港返還25年の記念式典で高度の自治を保障する一国二制度を長期にわたって続けると表明した。中国の統制強化によって金融センターを支えてきた司法制度や自由な情報流通といった香港の特色は薄れ、一国二制度の基盤は崩れつつある。 「香港の特別な地位と強みを維持しなければならない。国際的な金融や貿易センターの地位を堅持する」。習氏は式典の演説で 砂上の一国二制度 習氏、香港繁栄と強弁
習氏「愛国者統治」譲らず 香港返還25年、民主派排除 中国・台湾 7月2日更新 【香港=木原雄士】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1日、香港返還25年の記念式典で演説し「一国二制度では国家の主権や安全が最も大事な原則だ」と述べた。香港には「愛国者による統治」を求め、民主派排除の路線を続けると強調した。 返還時に「50年不変」を約束された香港の一国二制度は折り返しを迎えた。香港国家安全維持法(国安法)の施行など統制強化によって言論や報道の自由が損なわれ、制度は大きく変 習氏「愛国者統治」譲らず 香港返還25年、民主派排除
香港、中国返還25年 習近平氏「一国二制度は成功」 中国・台湾 7月1日更新 【香港=木原雄士】香港は1日、英国から中国への返還から25年を迎えた。習近平(シー・ジンピン)国家主席は記念式典の演説で「一国二制度の成功は世界に広く認識されている。変更する理由はなく、長い間維持されるべきだ」と述べた。香港への統制強化をめぐり欧米との対立が深まるなか、統制強化を正当化する狙いがある。 一国二制度は外交や防衛を除く分野で、高度の自治を認めるしくみ。中国は返還後50年間、制度を維持 香港、中国返還25年 習近平氏「一国二制度は成功」
習近平氏5年ぶり香港へ 返還25年、コロナ後初「外遊」 Think! 中国・台湾 6月30日更新 【香港=木原雄士】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は30日、高速鉄道で香港を訪問した。7月1日に開かれる香港返還25年の記念式典と、李家超(ジョン・リー)氏の行政長官就任式に出席する。習氏が中国本土から出るのは2020年1月のミャンマー訪問以来、約2年半ぶり。 習氏は到着時のあいさつで「ここ数年、香港は厳しい試練にさらされ、打ち勝った。一国二制度を揺るぎなく維持することで明るい未来が開け、 習近平氏5年ぶり香港へ 返還25年、コロナ後初「外遊」
習近平氏、30日から香港を訪問 警察厳しい警備 中国・台湾 6月28日 【香港=木原雄士】香港警察は28日、習近平(シー・ジンピン)国家主席の香港訪問にあわせて大規模な警備体制を敷くと発表した。習氏は30日に香港を訪れ、7月1日の香港返還25年の記念式典に出席する見通しだ。習氏が中国本土から出るのは2020年1月以来となる。 中国国営の新華社は習氏が1日の式典に出席すると伝えたが、実際に香港を訪問するかどうかには触れていなかった。 香港メディアによると、習氏は30日 習近平氏、30日から香港を訪問 警察厳しい警備
習近平主席、香港返還25年式典に出席へ 中国・台湾 6月25日更新 【香港=木原雄士】中国国営の新華社は25日、習近平(シー・ジンピン)国家主席が7月1日に開かれる香港返還25年の記念式典に出席すると伝えた。同日に香港行政長官に就く李家超(ジョン・リー)氏の就任式にも出席する。習氏が香港を訪問すれば、新型コロナウイルスの流行後、初めて中国本土の外に出ることになる。 香港に高度の自治を認める「一国二制度」は返還後50年間維持するとされており、25年は重要な節目とな 習近平主席、香港返還25年式典に出席へ
民主派メディア、相次ぎ消滅 香港紙廃刊から1年 香港デモ 中国・台湾 6月24日 【香港=木原雄士】香港で中国に批判的な日刊紙、蘋果日報(アップル・デイリー)が廃刊して24日で1年となった。ほかの民主派ネットメディアも相次いで消滅し、香港の「報道の自由」は窮地に立つ。当局の取り締まりへの恐れから自己検閲が広がるなか、弾圧にあらがう記者もいる。 「心に穴があいたようだ。香港の報道の自由は劇的に縮小してしまった」。蘋果日報の元記者はこう話す。記者を続けることも考えたが、家族に反対 民主派メディア、相次ぎ消滅 香港紙廃刊から1年