中国、米との対話復活に期待 新政権の対中姿勢分析急ぐ バイデン政権 中国・台湾 1月23日 【北京=川手伊織】中国が米国のバイデン政権の対中姿勢に関する分析を急いでいる。新政権の重要閣僚の言動から、貿易などの対中圧力は当面続くと分析。全体的に見ればトランプ前政権ほど強硬一辺倒ではなく、気候変動問題などを巡り対話の窓口が復活するとの期待も寄せる。台湾や南シナ海の問題では米国が過剰に対立をあおることはないとの見方もある。 広州市の●(既の下に旦)南大学関連のシンクタンク、海国図智研究院が1 中国、米との対話復活に期待 新政権の対中姿勢分析急ぐ
海警法に懸念伝達 茂木外相 米政権と協調し自制促す バイデン政権 中国・台湾 政治 1月22日 茂木敏充外相は22日の記者会見で、中国の海警法制定を巡り「日本の懸念、関心について先方に(これまで)伝達している」と述べた。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の活動に関しては「接続水域の航行及び領海侵入が継続しているのは極めて遺憾だ」と語った。 海上保安庁によると2020年に接続水域を航行した中国公船はのべ1100隻を超え過去最多となった。海保の大型巡視船を増やすなど対応を急ぐものの、体制整備には 海警法に懸念伝達 茂木外相 米政権と協調し自制促す
香港活動家・黄氏を国安法で逮捕 53人はいったん保釈へ 香港デモ 中国・台湾 1月7日 【香港=木原雄士】香港警察は7日、服役中の民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏を香港国家安全維持法の政権転覆罪の容疑で逮捕した。6日に一斉逮捕した53人の大半は香港外に出られないように旅券を取り上げて保釈する見通しだ。今後も捜査を続け、起訴するか判断する。 黄氏は昨年12月に違法集会扇動罪などで禁錮刑の実刑判決を受け服役中だ。警察は6日に黄氏の自宅を捜索していた。香港メディアによると、別の 香港活動家・黄氏を国安法で逮捕 53人はいったん保釈へ
香港、民主派一掃へ53人逮捕 「政権転覆罪」初適用 香港デモ 中国・台湾 1月6日 【香港=木原雄士】香港警察は6日、香港国家安全維持法違反の容疑で民主派53人を逮捕したと発表した。立法会(議会)で過半数をめざす民主派の主張が国家政権転覆罪にあたると判断した。同罪の適用は初めて。1年延期して9月に予定される立法会選に向けて、民主派の活動を完全に封じる狙いがある。 「政府をマヒさせる計画は社会に深刻な損害をもたらす」。香港政府の李家超保安局長は6日、逮捕をこう正当化した。立法会選 香港、民主派一掃へ53人逮捕 「政権転覆罪」初適用
香港警察、民主派50人超逮捕 国安法違反容疑で 香港デモ 中国・台湾 1月6日更新 【香港=木原雄士】香港警察は6日朝、立法会(議会)前議員の胡志偉氏ら少なくとも52人を香港国家安全維持法違反の容疑で一斉逮捕した。香港メディアが報じた。立法会選に向けて民主派が2020年7月に実施した予備選挙への参加が問題視されたようだ。 香港の公共放送、香港電台(RTHK)などによると、前議員の涂謹申、尹兆堅、林卓廷の各氏、別の罪で収監中の活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏らが逮捕された。 香港警察、民主派50人超逮捕 国安法違反容疑で
米欧同盟裂く「離間の計」、習近平軍団が仕掛けた心理戦 米中衝突 貿易摩擦 バイデン次期政権 習政権ウオッチ 中沢 克二 北米 中国・台湾 編集委員 ヨーロッパ コラム 1月6日 2020年12月30日夜、ほぼ全ての中国国内メディアは、中国・欧州連合(EU)投資協定の交渉妥結の速報を数億の市民が手にするスマートフォンに向けて流し続けた。6年にわたる交渉の節目にテレビ画面に現れたのは国家主席の習近平(シー・ジンピン)、EU議長国であるドイツの首相、メルケル、そしてフランス大統領のマクロンらだ。新型コロナウイルス禍を象徴するオンライン首脳会議の光景である。 中国のネット上で目 米欧同盟裂く「離間の計」、習近平軍団が仕掛けた心理戦
香港活動家・周庭氏、重罪犯の刑務所に移送 香港デモ 中国・台湾 1月4日 【香港=木原雄士】香港の刑務所に収監中の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏の支援者は4日までに、周氏が重罪犯を収容する大欖女子懲教所(刑務所)に移送されたと明らかにした。同刑務所は殺人や薬物の密売など重い罪を犯した囚人が多いとされ、監視が特に厳しいという。 周氏は2019年の違法集会を扇動した罪などに問われ、20年12月に禁錮10月 香港活動家・周庭氏、重罪犯の刑務所に移送
習氏「米抜き経済圏」急ぐ 共産党100年、3期目視野に 中国・台湾 1月2日 「実は2021年、目玉になるはずの作品があった」。映画関係者は打ち明ける。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の父、習仲勲元副首相を描いたドラマだ。 仲勲氏は建国の父、毛沢東氏らと国共内戦などを戦った「八大元老」の一人。党内の審査で待ったがかかり、お蔵入りになったという。「習氏への個人崇拝につながり、かえって批判を招きかねない」。こんな意見が相次ぎ浮上したためだ。 中国共産党は今年7月に創立1 習氏「米抜き経済圏」急ぐ 共産党100年、3期目視野に
香港紙創業者の保釈取り消し 最高裁、再収監を決定 香港デモ 中国・台湾 12月31日 【香港=木原雄士】香港終審法院(最高裁)は31日、香港国家安全維持法違反で起訴された香港紙創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏の保釈を取り消し、再び収監すると決めた。保釈を認めた高等法院(高裁)の決定を不服とする検察当局の上訴について2021年2月1日に審理するまで勾留する。 黎氏の保釈をめぐっては中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)が「反乱分子は中国本土で法律の懲罰を必ず受けるべきだ」と批判し、 香港紙創業者の保釈取り消し 最高裁、再収監を決定
香港、民主派の排除加速 国安法施行から半年 香港デモ 中国・台湾 12月30日 【香港=木原雄士】香港国家安全維持法の施行から30日で半年となり、香港で民主派の排除が加速している。これまでに40人が国家分裂を企てた容疑などで逮捕され、4人が起訴された。香港警察は欧米に逃れた活動家ら約30人を指名手配し、民主派の影響力低下を狙う。 「反乱分子は中国本土で法律の懲罰を必ず受けるべきだ」。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)は26日、香港紙創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏の保釈 香港、民主派の排除加速 国安法施行から半年