量子コンピューター、20年で実用化 政府ロードマップ 科学&新技術 11月22日 政府は次世代の高速計算機である量子コンピューターなど量子技術の研究開発戦略の柱となるロードマップ(行程表)をまとめた。ものづくりや金融サービスなど多くの分野にイノベーションを起こすとみて産学官が連携して関連技術を開発する。約20年後に幅広い計算に利用できる量子コンピューターの開発などを盛り込んだ。米国や中国が重点投資を始めており、追い上げる態勢を整える。 政府は量子技術を人工知能(AI)、バイオ 量子コンピューター、20年で実用化 政府ロードマップ
[FT]グーグルの「不可能を可能に」する研究開発 ネット・IT 北米 FT 科学&新技術 10月25日 「量子超越」を達成し、従来のコンピューターの領域を決定的に押し広げたとする米グーグルの発表が注目を集め、波紋を呼んでいる。 だがそれも、グーグルが掲げる次の計画に比べれば、取るに足らない。グーグルが目指すのは、完全に機能する大規模な量子コンピューターの開発だ。最も根本的なレベルで自然をモデル化するといった作業をこなすことが可能で、すでに同社が世界のリーダーとされている人工知能(AI)分野に巨大な [FT]グーグルの「不可能を可能に」する研究開発
量子計算、世界が競う 性能はスパコンの15億倍 ネット・IT 北米 科学&新技術 10月24日 現在のスーパーコンピューターの15億倍もの性能をもつ次世代コンピューターの登場が現実味を帯びてきた。米グーグルが現在のスパコンでは困難な問題を簡単に解ける量子コンピューターの開発にメドをつけたためで、産業や金融から軍事までそのかたちを一変させる可能性を秘める。実用化にはまだ20~30年かかりそうだが、人工知能(AI)と組み合わせて影響は世界に及ぶ。開発に向けた攻防は国家の覇権を左右する。 グーグ 量子計算、世界が競う 性能はスパコンの15億倍
レーザ-で高精度加工 国内で開発熱、競争力向上へ 大学 エレクトロニクス 自動車・機械 コラム(テクノロジー) AI 科学&新技術 7月28日 高性能のレーザーを材料の加工に生かす研究が熱を帯びてきた。先行する欧米や中国などがしのぎを削るなか、日本は極めて精度の高い微細加工を実現するレーザーで巻き返しを狙う。大量の加工データと人工知能(AI)を組み合わせ、最適な加工法を導き出す試みも始まった。日本のものづくりの競争力を維持するカギとなる可能性がある。 金属などの材料加工には切削や溶接、研磨、穴あけなどの様々な方法がある。レーザーを用いる レーザ-で高精度加工 国内で開発熱、競争力向上へ
スマートワーク広がる ニッポンの革新力 ネット・IT 1月22日 人手不足という難題に直面する日本。2030年に向け、最新技術や働き方改革を通じて生産性を高めるスマートワークが広がる。 ■店頭に接客ロボ、農作業も自動化(未来の働く現場) 「リンゴくださいな」「まいど!」。スーパーへの買い物を頼んだパーソナルロボットが話す相手もロボット。「白菜も今日のお薦めです。ちなみに私の仲間のロボが畑で収穫しています」。十数年前は人手不足で営業時間を短くしていたが、今は24時 スマートワーク広がる
フィンテックで社会が一変 ニッポンの革新力 金融機関 1月9日 ■金融サービス安く便利に 「今日は雨だから、お茶のペットボトルが安いのね」。公園の自動販売機前で親子がそんなことをいいながらスマートフォン(スマホ)をかざす。同じお茶の飲料でも、晴れていたり暑かったりする日は100MUFGコイン、でも雨だったり寒かったりして売れ行きの悪そうな日には98.55MUFGコインになる。 「ママが学生の頃は100円玉とか1000円札とか、金属や紙でできたお金を使って買って フィンテックで社会が一変
クリーンエネ身近に ニッポンの革新力 環境エネ・素材 12月18日 2030年の社会ではクリーンな電力を使うだけでなく、二酸化炭素(CO2)を極力出さないといった取り組みも広がる。限りある資源の無駄遣いを減らし、省エネルギー社会を実現する新たな環境技術が世界で磨かれている。クリーンエネルギーが身近になる日は近づいている。 ■電気は自宅で作る、環境に優しい燃料(未来の1日) 記録的な豪雨や猛暑、農作物の異変といった地球温暖化が原因とみられる悪影響が全世界に広がる。こ クリーンエネ身近に
「不治の病」克服の日 ニッポンの革新力 ヘルスケア 12月4日 人類の歴史は病との闘いだ。いつまでも健やかに暮らしたいとの思いが技術革新の原動力になっている。人工知能(AI)や仮想現実(VR)の急速な発展と相まって、医療は想像を超えて進歩する。 ■生涯有効ワクチン、がんを薬で予防(未来の医療) 「熱が少し高いみたいだ」――。ほてったわが子の額に手を当てた父親は気が気でない。一瞬、「インフルエンザ」が頭をよぎったが、すぐに打ち消した。2030年の未来では、ワクチ 「不治の病」克服の日
進化するモビリティー ニッポンの革新力 自動車・機械 11月20日 100年に1度といわれる変革期を迎えた自動車産業。2030年には自動運転やシェアリングが身近になり、空飛ぶ車やロケット技術を使った長距離輸送サービス、宇宙旅行の実現といった「空の交通革命」も進む。 ■自動運転車を予約、NYまで日帰り(未来の移動) 「お待たせいたしました。オフィスまで50分ほどです」。朝、自宅前に待機する自動運転車に乗り込むと、こう迎えてくれた。昨晩は残業で帰宅が遅く、シェアリング 進化するモビリティー
AI・IoT 変わる世界 ニッポンの革新力 ネット・IT 11月1日 時代は激しく動き、世界は大きく変わる。情報技術や生命工学、エネルギーなどの技術はどこまで進歩し、日々の生活や働き方はどうなっていくのか。「Innovation Roadmap 2030」では、日本経済新聞が取材網と様々な資料を生かし、2030年までの未来を伝える。 ■衣食住に密着、共存の時代へ(未来の生活) 人工知能(AI)やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」が暮らしに溶け込み、2030年に AI・IoT 変わる世界