グーグルに記事使用料要求、インドでも 新聞協会が主張 南西ア・オセアニア ネット・IT 2月26日 【ムンバイ=早川麗】インド新聞協会は26日までに、米グーグルがネットサービスで表示する記事について使用料を払うよう要望する書簡を同社に送った。記事内に表示する広告収入のうち、新聞社側への配分を85%に増やすことも求めた。記事の対価を巡っては欧州やオーストラリアでグーグルなどネット大手と報道機関・政府が対立しており、インドでも反発が強まってきた。 グーグルのインド法人でカントリーマネジャーを務める グーグルに記事使用料要求、インドでも 新聞協会が主張
「中国ワクチン外交」回避へ ベトナム、国産化急ぐ 新型コロナ 5G 東南アジア 2月26日 【ハノイ=大西智也】ベトナムが新型コロナウイルスワクチンの国産化を急いでいる。現地新興企業のナノジェン製薬バイオテクノロジーが開発を進め、5月にも緊急使用の許可を得る見通しだ。東南アジア各国がワクチンを輸入に頼るなか、中国は自国産を供給する「ワクチン外交」を展開する。ベトナムは自国開発で領有権問題などで対立する中国の影響力を回避する。 「政府として国産ワクチンの研究と生産を後押ししたい」。2月1 「中国ワクチン外交」回避へ ベトナム、国産化急ぐ
監視カメラ大手の中国ハイクビジョン、前期10%増収 中国・台湾 ネット・IT エレクトロニクス 2月26日 【北京=多部田俊輔】監視カメラ世界最大手、杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)が26日に発表した2020年12月期の業績速報は、売上高が前の期比10%増の634億元(約1兆円)、純利益は8%増の134億元だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、商業施設などの入り口で来場者の体温を計測するシステムの販売が好調だったとみられる。 増収増益について、ハイクビジョンは「経営環境の不確実性に対応し、 監視カメラ大手の中国ハイクビジョン、前期10%増収
ペトロナス、前期6200億円の最終赤字 燃料需要が低迷 東南アジア 2月26日 【シンガポール=中野貴司】マレーシアの国営石油大手ペトロナスが26日に発表した2020年12月期決算は最終損益が238億リンギ(約6200億円)の赤字(前の期は330億リンギの黒字)となった。新型コロナウイルスの感染拡大で輸送用燃料の需要が低迷したほか、世界的な脱炭素の流れを踏まえ、多額の減損損失の計上を迫られたことが響いた。 ペトロナスによると、通期ベースでの最終赤字の計上は、ほぼ売り上げがな ペトロナス、前期6200億円の最終赤字 燃料需要が低迷
ファーウェイがEV事業に参入検討 ロイター報道 ファーウェイ 中国・台湾 自動車・機械 2月26日 【広州=川上尚志】ロイター通信は26日、中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が電気自動車(EV)事業に参入を検討していると報じた。年内に自社ブランドのEVを複数発売し、中国国有の重慶長安汽車と北京汽車集団の傘下企業が生産を請け負うという。 報道を受けてファーウェイは26日、「我々は自動車メーカーではない。ただ、ICT(情報通信技術)を通じ自動車メーカーがよりよい車を造れるようにする」とコ ファーウェイがEV事業に参入検討 ロイター報道
コロナ検査のプレネティクス、香港上場を検討 新型コロナ 中国・台湾 2月26日 【香港=陳綺雯、ナラヤナン・ソマスンダラム】新型コロナウイルスの検査キットを手掛ける香港のプレネティクスは、年内にも新規株式公開(IPO)を検討する。1~3月期には1億㌦(106億円)の資金調達を完了する見通しで、香港の不動産大手、新世界発展の鄭志剛・最高経営責任者(CEO)も出資した。 プレネティクスは2014年創業のスタートアップ。中国・アリババ集団の「香港起業家基金」も支援している。新型コ コロナ検査のプレネティクス、香港上場を検討
シンガポールのオラム、原材料部門を分離上場 22年前半 東南アジア 2月26日 【シンガポール=谷繭子】シンガポールの農産物商社、オラム・インターナショナルは26日、原材料部門を別会社化し、2022年半ばまでに上場する方針を明らかにした。同社は多角化を進めた結果、事業構造が複雑になっていた。部門分離で経営判断スピードを速める。 同日開いた20年12月期決算会見で明らかにした。上場する原材料部門はナッツ、香辛料、コーヒー、カカオなどの輸出入や加工を手掛ける。前の期はオラム全体 シンガポールのオラム、原材料部門を分離上場 22年前半
中国南部の進出企業、20年投資減速 華南米国商会調べ 中国・台湾 2月26日 【広州=川上尚志】中国南部に進出した米国企業などで構成する華南米国商会は26日、会員企業など約200社から聞き取った経営環境に関する調査結果を公表した。2020年に中国での投資を「増やした」のは50%と19年から低下し、「減らした」と回答した企業は約2割に上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、投資を控える動きが広がったとみられる。 調査では、20年の投資について17%の企業が19年よ 中国南部の進出企業、20年投資減速 華南米国商会調べ
香港の李嘉誠氏、「Zoom」投資で富豪トップ返り咲き 中国・台湾 2月26日 【香港=木原雄士】米誌フォーブスが発表した2021年版の香港長者番付で、著名実業家の李嘉誠氏(92)がトップに返り咲いた。保有する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの株価が上昇し、純資産は前年比20%増の354億㌦(約3兆7000億円)となった。 ズームはビデオ会議サービス「Zoom」を運営する。新型コロナウイルス流行を受けて世界的に利用が急増し、20年に米ナスダック市場で株価が5倍近く上が 香港の李嘉誠氏、「Zoom」投資で富豪トップ返り咲き
ホテル大手マイナー、最終赤字に転落 客室稼働率29% 東南アジア 住建・不動産 2月26日 【バンコク=岸本まりみ】タイのホテル・外食大手のマイナー・インターナショナルが25日発表した2020年12月期決算の最終損益は214億バーツの赤字(約748億円、前の期は106億バーツの黒字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大で世界中で渡航が制限されたことで、主力のホテル事業が落ち込んだ。 売上高は55%減の586億バーツだった。全体の約6割を占めるホテル事業は64%減。20年の平均客室稼働率 ホテル大手マイナー、最終赤字に転落 客室稼働率29%