2022年の中国スマホ出荷1割減 10年ぶり3億台割れ ネット・IT 中国・台湾 1月30日 【広州=川上尚志】米調査会社IDCは29日、2022年の中国のスマートフォン出荷台数が21年比13.2%減の2億8600万台だったと発表した。2年ぶりに前年実績を下回り、10年ぶりに3億台を割り込んだ。市場の飽和が続くなか、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた消費意欲の冷え込みが追い打ちをかけた。 IDCによると中国のスマホ出荷台数は直近のピークである16年に4億7000万台規模だった。当時と比 2022年の中国スマホ出荷1割減 10年ぶり3億台割れ
ベトナム鉄鋼ホアファット、10~12月最終赤字 需要低迷 環境エネ・素材 東南アジア 1月30日 【ハノイ=大西智也】東南アジア鉄鋼最大手、ホアファット・グループの2022年10〜12月期の業績は2兆ドン(約110億円)の最終赤字だった。前年同期は7兆4000億ドンの黒字。22年後半から国内の建設案件が低迷するなか、原材料価格の高止まりもあり2四半期連続で最終赤字になった。 売上高は42%減の26兆ドンだった。需要減に対応するため、22年11月から主力のズンクアット製鉄所(中部クアンガイ省) ベトナム鉄鋼ホアファット、10~12月最終赤字 需要低迷
インド財閥アダニ、不正指摘の米投資会社に反論 Think! 南西ア・オセアニア 1月30日 【ムンバイ=花田亮輔】インドの新興財閥アダニ・グループの中核会社であるアダニ・エンタープライゼズは29日、グループの不正行為を指摘した米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチへの反論を公開した。アダニはヒンデンブルグが「不正な手段で巨額の金銭的な利益を得るため」に悪意をもって誤った情報を発信したと指摘し、同社の行動を「単に特定の企業ではなくインドへの攻撃」と表現して反発した。 「空売り」の手法で知られ インド財閥アダニ、不正指摘の米投資会社に反論
東南ア、スマート農業の波 クボタはアプリを本格展開 自動車・機械 東南アジア AI IoT 1月27日 東南アジアで先端技術を活用した「スマート農業」が広がっている。クボタは農作業を一元管理できるアプリをタイで本格展開する。各国には小規模な農家が多く、生産体制の効率化が遅れており、IT(情報技術)化で改善を図る。日本企業が強固な地盤を築く地域だが、中国勢や現地の新興企業が攻勢をかけており、競争力の向上が大きな課題になる。 「スマートフォンで農作業を記録できるのは便利だ」。タイ東北部ブリーラム県のコ 東南ア、スマート農業の波 クボタはアプリを本格展開
LG電子の純利益32%増 22年12月期、車載部門が黒字化 エレクトロニクス 朝鮮半島 1月27日 【ソウル=細川幸太郎】韓国LG電子が27日発表した2022年12月期の連結純利益は前の期比32%増の1兆8631億ウォン(約1950億円)だった。電気自動車(EV)の普及拡大で車載部品部門が初めて黒字転換したほか、前の期に計上した特別損失の減少も利益を押し上げた。 22年通期の売上高は前の期比13%増の83兆4673億ウォン、営業利益は同12%減の3兆5510億ウォンだった。原料高や物流コストの LG電子の純利益32%増 22年12月期、車載部門が黒字化
ポスコの純利益半減、22年12月期 台風被害と価格下落で 環境エネ・素材 朝鮮半島 1月27日 【ソウル=細川幸太郎】韓国鉄鋼大手のポスコホールディングスが27日発表した2022年12月期の連結純利益は、前の期比51%減の3兆5600億ウォン(約3750億円)だった。主力の浦項製鉄所での台風被害で損失が発生したほか、景気後退による鉄鋼製品の価格下落が響いた。 売上高は同11%増の84兆7500億ウォン、営業利益は47%減の4兆8500億ウォンだった。 ポスコは台風被害による機会損失や復旧費 ポスコの純利益半減、22年12月期 台風被害と価格下落で
オーストラリア、コロナで減少した留学生数に回復の兆し 南西ア・オセアニア 1月27日 留学大国として知られるオーストラリア。気候の良さに加えアジアとの時差の小ささが魅力になっている。留学生数は22年1〜10月時点の集計で59万人と、すでに21年通年を上回った。新型コロナウイルス禍を受けて減少していたが、改善の兆しがみられる。国別の数で首位の中国は厳格な感染対策を オーストラリア、コロナで減少した留学生数に回復の兆し
LGDが3300億円の赤字、22年12月期 コロナ特需消失 エレクトロニクス 朝鮮半島 1月27日 【ソウル=細川幸太郎】韓国LGディスプレー(LGD)が27日発表した2022年12月期の連結最終損益は3兆1960億ウォン(約3300億円)の赤字だった。前の期は1兆3340億ウォンの黒字で、過去最大の赤字額となった。新型コロナウイルス下の在宅勤務の普及で好調だったパソコン向けパネルの需要が消失したことが響いた。 売上高は前の期比12%減の26兆1520億ウォン、営業損益は2兆850億ウォンの赤 LGDが3300億円の赤字、22年12月期 コロナ特需消失
豪フォーテスキュー、鉄鉱石出荷量が最高 7〜12月 南西ア・オセアニア 1月27日 【シドニー=松本史】オーストラリアの鉄鉱石大手、フォーテスキュー・メタルズ・グループは27日、2022年7〜12月期の鉄鉱石出荷量が前年同期比4%増の9690万トンだったと発表した。半期としては過去最高になる。生産性の向上などが寄与したとみられる。開発が遅れていた鉄鉱石鉱山「アイロンブリッジ」が23年3月にも生産を開始するとの見通しも示した。 創業者兼会長のアンドリュー・フォレスト氏は「我々の鉄 豪フォーテスキュー、鉄鉱石出荷量が最高 7〜12月
フィリピン、LNG基地追加建設へ ガス田枯渇懸念で ASEAN 環境エネ・素材 東南アジア 1月27日 【マニラ=志賀優一】フィリピンのエネルギー省は27日、新たな液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の建設に向け現地企業へ事業許可を出したと発表した。2024年に商業運営開始を見込む。同国内に1カ所しかない天然ガス田が近く枯渇することが懸念されており、LNGの輸入を通じて天然ガス火力発電を持続する体制を構築する。 20年に設立された地場の新興企業サマットLNGが、北部ルソン島南西部のバターン州に年間受 フィリピン、LNG基地追加建設へ ガス田枯渇懸念で