中国ユニコーンに選別の波、ロヨル 大手切り崩せず苦戦 中国・台湾 5月16日 【広州=比奈田悠佑】大手の牙城を切り崩せず苦戦する中国のハイテク新興企業が増えている。同国有数のユニコーン(企業価値10億㌦以上の未上場企業)で、パネルを折り畳めるスマートフォンを世界で初めて商品化した柔宇科技(ロヨル)が代表例で、予定していた新規株式公開(IPO)計画も撤回した。中国発ユニコーンが続々登場してからわずか数年で淘汰の波が迫ってきた。 「政府は積極的にロヨルの資金不足を助け、戦略投 中国ユニコーンに選別の波、ロヨル 大手切り崩せず苦戦
ベトナム、最低賃金上げ巡り攻防 業界団体が不満表明 新型コロナ 東南アジア 5月16日 4月に決着したはずのベトナムの最低賃金引き上げが揺り戻しに直面している。政労使でつくる国家賃金評議会は最低賃金を7月から平均6%上げるといったん決めたが、業界団体などから異論が出ているからだ。 ベトナムは2020年に新型コロナウイルスが流行して以降、最低賃金の引き上げを見送ってきた。同評議会はベトナム商工会議所(VCCI)やベトナム労働総同盟(VGCL)の代表者ら17人で構成し、4月中旬の投票に ベトナム、最低賃金上げ巡り攻防 業界団体が不満表明
テスラ、中国で約11万台リコール 今年4度目 自動車・機械 中国・台湾 北米 5月16日 【広州=川上尚志】中国の国家市場監督管理総局は16日、米テスラが電気自動車(EV)のリコール(回収・無償修理)を届け出たと発表した。対象は2021年10月~22年4月に中国で生産した小型車「モデル3」と多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」の計10万7293台。急速充電中などに運転席のディスプレーの表示が遅くなったり表示できなくなったりする恐れがあるという。 不具合の原因は、急 テスラ、中国で約11万台リコール 今年4度目
香港地下鉄、中心部直結の新区間 深圳乗り入れ構想も 中国・台湾 5月16日 【香港=木原雄士】香港鉄路(MTR)は15日、九竜半島のホンハムと香港島中心部の金鐘(アドミラルティ)を結ぶ地下鉄の新区間を開通した。九竜半島と香港島を隔てるビクトリア湾を海底トンネルで越える鉄道は4本目となる。将来は広東省深圳市の鉄道とつなげる構想もある。 15日に開通したのは深圳に隣接する香港側の羅湖とホンハムを南北に結ぶ東鉄線の南伸部分6キロメートル。ホンハムからビクトリア湾を越え、香港会 香港地下鉄、中心部直結の新区間 深圳乗り入れ構想も
GMO子会社、タイで上場申請 信用取引拡大へ 金融機関 東南アジア 5月13日 【バンコク=井上航介】タイでネット証券を手がけるGMOゼットコム証券タイランドは13日、タイ証券取引所(SET)への上場を申請した。同社は少ない元手で株が売買できる信用取引サービスを強化している。事業拡大に向けた資金調達手段を確保するとともに自社の知名度を高め、拡大するネット取引の需要を取り込む。 同日付でタイ証券取引委員会(SEC)に上場を申請した。新規株式公開(IPO)に伴う公募・売り出しの GMO子会社、タイで上場申請 信用取引拡大へ
中国SMIC、上海ロックダウンで「納品に遅延」 新型コロナ エレクトロニクス 中国・台湾 5月13日 【北京=多部田俊輔】中国の半導体受託生産最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は13日、工場のある上海市で続く事実上の都市封鎖(ロックダウン)の影響で、顧客への納品に遅延が出ていることを明らかにした。物流の停滞などが要因で、生産能力の拡大計画にも支障が出るという。 SMICの趙海軍・共同最高経営責任者(CEO)が同日開いた業績説明会で明らかにした。趙氏は中国の「ゼロコロナ」政策の影響で「納品の 中国SMIC、上海ロックダウンで「納品に遅延」
ロッテ、バイオ医薬品参入 米社拠点を200億円で買収 ヘルスケア 朝鮮半島 5月13日 【ソウル=細川幸太郎】韓国ロッテは13日、バイオ医薬品事業に参入すると発表した。米製薬企業ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)の生産拠点を1億6千万ドル(約200億円)で買収し事業ノウハウを蓄積する。ロッテは今後10年間で2兆5千億ウォン(約2500億円)を同事業に投じる計画も明らかにした。 ロッテの持ち株会社傘下に、バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)を手掛ける「ロッテバイオロジクス」を ロッテ、バイオ医薬品参入 米社拠点を200億円で買収
タイ航空と石油公社、貨物事業で協業 物流ハブめざす 環境エネ・素材 サービス・食品 東南アジア 5月13日 【バンコク=村松洋兵】タイ国際航空とタイ石油公社(PTT)は13日、航空貨物事業で協業すると発表した。タイ航空は旅客部門の回復が遅れており、貨物輸送で収益拡大を目指す。PTTは脱炭素に向けて経営多角化に取り組んでおり、物流事業に本格参入する。政府系企業の両社が組んで、タイを東南アジアの物流ハブにする狙いもある。 同日、航空貨物の協業に関する覚書に調印した。事業化可能性調査を1年ほど実施し、具体的 タイ航空と石油公社、貨物事業で協業 物流ハブめざす
エア・インディアがCEO内定 シンガポール航空出身 サービス・食品 東南アジア 南西ア・オセアニア 5月13日 【ムンバイ=花田亮輔】インド大手財閥のタタ・グループは12日、傘下の航空会社エア・インディアの最高経営責任者(CEO)に、キャンベル・ウィルソン氏を起用すると発表した。同氏はシンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)スクートのCEOを務めている。エア・インディアのCEOは空席が続いていた。 タタのグループ統括会社であるタタ・サンズが同日発表した。タタはエア・インディア以外にも、シンガポール航空 エア・インディアがCEO内定 シンガポール航空出身
中国都市封鎖、Apple1兆円減収予想も 先行き見えず 新型コロナ 習政権 Think! エレクトロニクス 中国・台湾 5月13日 【台北=中村裕、龍元秀明】中国が新型コロナウイルスの感染防止対策で講じた都市封鎖(ロックダウン)の影響が、米アップルの経営を直撃している。製品の大半が台湾企業の中国工場で生産されるためだ。4月からの工場停止で既に新製品の出荷が2カ月遅れる影響が出始めた。アップルは4~6月期に最大1兆円の減収影響を見込む。当局の規制は長引いており、中国経済を含めて影響が一段と広がる可能性がある。 世界で販売される 中国都市封鎖、Apple1兆円減収予想も 先行き見えず