大学改革シンポ特集「企業人の経験をいかす」 2月21日 日本経済新聞社は1月11日、大学改革シンポジウム「企業人の経験をいかす」を東京・大手町の日経ホールで開催した。将来を切り開く人材を育てるために大学はどうあるべきか、出口治明・立命館アジア太平洋大(APU)学長とジャーナリストの池上彰・東京工業大特命教授が対談した。続くパネル討論は池上氏が司会し、民間を経て大学運営に携わる出口氏ら3人が大学改革について意見を交わした。(文中敬称略) ■対談「役に立つ大学とは何か」 大学改革シンポ特集「企業人の経験をいかす」
広島大学、図書館2棟を改修 20年4月の再開目指す サービス・食品 中国・四国 2月21日 広島大学は20日、東広島キャンパス(東広島市)の東図書館と霞キャンパス(広島市)の図書館を2019年8月以降に改修すると発表した。グループで討論ができる学習スペースを増やすほか、外部利用者向けに大学の情報を発信する展示スペースなどを設ける。20年4月の開 広島大学、図書館2棟を改修 20年4月の再開目指す
MBA式でぐんと成長 名古屋商科大 中部 2月19日 「君たちならこの会社をどう立て直しますか?」。教員が問うと、取り囲むように座る約60人の学生が次々に手を挙げた。「値崩れしにくいビジネス客にターゲットを絞るべき」「従業員に会社の戦略を周知し、意欲を引き出す」 1月中旬、名古屋市の中心、伏見地区にある名古屋商科大の名古屋キャンパス。経営学部と商学部の「都心型コース」の学生が、「企業ミッションと戦略」の授業に臨んでいた。テーマは1980年代にスカン MBA式でぐんと成長 名古屋商科大
学校法人の制度改革、守りと攻めのガバナンス 2月18日 文部科学省の学校法人制度改善検討小委員会が1月、「学校法人制度の改善方策について」の最終報告をまとめた。大学問題に詳しく、委員として議論に参加したTMI総合法律事務所の大河原遼平弁護士は、報告が学校法人運営の健全性・透明性を促進する契機になればという。 ◇ 学校法人制度改善検討小委員会は、私立学校を運営する「学校法人」の経営環境の悪化や一部法人の不祥事事案の発生等を受けて、学校法人制度の改善を検討 学校法人の制度改革、守りと攻めのガバナンス
防災の輪、外国籍の子に 関西大(キャンパス新景) 関西 2月16日 「絵を入れてみたら?」「言葉を置き換えた方が伝わるよ」 1月下旬、大阪府高槻市の関西大社会安全学部の教室。小学生向けに防災情報を提供する新聞「ぼうさいタイムズ」の紙面を巡り、近藤誠司准教授のゼミの学生らが活発な議論を交わしていた。 同タイムズはA3用紙1枚のカラー刷り。近藤准教授が働きかけ、2017年1月から神戸市立真陽小の約230人の児童全員に毎月配っている。学生は取材にも足を運び、神戸市が開 防災の輪、外国籍の子に 関西大(キャンパス新景)
ノーベル賞受賞者らがフォーラム結成 大学の「危機」訴え 2月14日 ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章・東京大宇宙線研究所長や、化学賞を受賞した白川英樹・筑波大名誉教授ら51人の研究者が政府の大学改革や財政施策の問題を議論するフォーラムを結成した。教育研究費の削減などで大学が「深刻な危機に直面している」として、定期的にシンポジウムを開いて問題意識を広く共有し、見解を出していく。 白川氏は13日に都内で開いた記者会見で「様々な先生から、安易な成果を求められて基礎研 ノーベル賞受賞者らがフォーラム結成 大学の「危機」訴え
国立大理事へ出向半減 文科相、行政の透明性確保 2月15日 柴山昌彦文部科学相は15日の閣議後記者会見で、文科省から国立大学の理事への出向を減らす案を公表した。2004年の国立大学法人化から15年がたち、各大学の自律性を高めるのが狙いとしている。出向者が就いているが4月に交代となる理事ポストのうち、新たな出向者を出すのは半数程度にとどめる。大学関係者らの意見も踏まえ3月中に正式に決める。 同省が決めている運営費交付金の国立大各校への配分の透明性、公正性を 国立大理事へ出向半減 文科相、行政の透明性確保
大学・学部新設で農業に新風 6次産業化へ人材育成 2月13日 全国で農学系の大学や学部の新設が相次いでいる。人工繊維を土壌の代わりに用いたハウス栽培やICT(情報通信技術)を組み合わせたスマート農業の研究など、新しい農業のあり方を切り開く研究・教育に力を注ぐ。農業の国際競争力、生産から加工、販売までを網羅する「6次産業化」が求められる中で、成果に期待が集まる。 新潟県胎内市にある新潟食料農業大。雪が降り積もる1月下旬、高さ3.4メートルのガラスハウスの中は 大学・学部新設で農業に新風 6次産業化へ人材育成
学長人材の育成、経営ノウハウ共有が急務 2月11日 大学改革の推進力として学長のリーダーシップが注目されているが、東京大学の両角亜希子准教授は、大学の経営人材育成が急務だと訴える。 ◇ 大学は社会からの期待に応えるために、一層の改革が求められており、中でも学長のリーダーシップに対する期待は大きい。近年、学校教育法改正などの制度見直しで学長の権限は大きくなり、同時に責任も一層重くなったのに、大学関係者の間では「学長を中心とする大学経営人材が育っていな 学長人材の育成、経営ノウハウ共有が急務
園庭づくり子供目線で 同志社女子大(キャンパス新景) 関西 2月9日 1月下旬、京都府京田辺市の「やすらぎ保育園」に、同志社女子大の学生11人が訪れた。自分たちがデザインを手掛け、2018年12月に完成した園庭で遊ぶ子供たちの様子を調べるためだ。 監修したのは、砂場や砂遊びを30年にわたって研究する笠間浩幸教授(幼児教育学)。ゼミ活動の一環として、学生たちが18年4月から、運営する医療法人社団石鎚会の担当者と設計を考えてきた。 園庭の広さは約195平方メートル。高 園庭づくり子供目線で 同志社女子大(キャンパス新景)