共通テスト手数料増額「学生への転嫁やめて」 文科相 4月13日 大学入試センターが、大学入学共通テストを入試に利用する大学から徴収する「成績提供手数料」の値上げに踏み切ることを巡り、萩生田光一文部科学相は13日の閣議後会見で、各大学に対して「受験生に(値上げ分を)転嫁するのはやめてほしい」と求めた。 手数料は大学が受験生の成績の提供を受ける際にセンターに支払うもので、2021年の第1回共通テストの手数料は1件につき750円だった。センターは少子化に伴う志願者 共通テスト手数料増額「学生への転嫁やめて」 文科相
「閉塞感、試行錯誤し乗り越え」 東大が2年ぶり入学式 4月12日 東京大学の入学式が12日、東京都千代田区の日本武道館で開かれ、難関を突破した新入生約3千人が学生生活のスタートを切った。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため2年ぶり。東京都に「まん延防止等重点措置」が適用された初日と重なり、保護者の入場を認めず、入り口での検温実施など感染防止策を徹底した。 1日に就任した藤井輝夫学長は新型コロナ感染が判明したため欠席した。相原博昭理事・副学長はあいさつで 「閉塞感、試行錯誤し乗り越え」 東大が2年ぶり入学式
室蘭工大「ひろがり」成功 内海教授「宇宙進出に弾み」 北海道 自動車・機械 4月12日 室蘭工業大学(北海道室蘭市)は大阪府立大学(堺市)と共同で開発した小型人工衛星「ひろがり」に搭載したパネルを宇宙空間で展開することに成功した。室蘭工大・航空宇宙機システム研究センター長の内海政春教授は「太陽光発電のパネルなど大型の構造物の輸送などに活用できる。人類の宇宙への進出に向けて弾 室蘭工大「ひろがり」成功 内海教授「宇宙進出に弾み」
大学入学時期、柔軟対応を 教育再生会議が提言へ 4月8日更新 政府の教育再生実行会議の「高等教育ワーキンググループ(WG)」(主査・鎌田薫前早稲田大総長)は7日、提言前の最後の会合を開き、大学に対して入学時期を柔軟に設定するよう促す内容を盛り込む方針を確認した。年度が始まる時期が異なる他国からの留学生に門戸を広げ、大学の国際化を進める狙いがある。 学校教育法施行規則は、大学の入学や卒業の時期について「学長が定める」と規定。日本では社会のスケジュールが4月始 大学入学時期、柔軟対応を 教育再生会議が提言へ
学生立案のリップとバーム フェリスと地元企業連携 神奈川 サービス・食品 4月8日 フェリス女学院大学(横浜市)は8日、地元企業のディアラ(同)と学生が連携し、スキンケアの新商品を開発したと発表した。同大学の科目などを通じて学生有志が商品の概要やデザインやパッケージを立案して商品化したのが特徴。フェリス女学院の創立150年記念グッズとして売り出す。 ディアラが手掛ける「横濱(はま)馬油商店」のブランドで、リップクリームとマルチバームのセット(2200円)を15日に店舗やオンラ 学生立案のリップとバーム フェリスと地元企業連携
静岡大学の就職支援、オンライン軸に対面でも 日経産業新聞 就活 静岡 4月8日 静岡大学は毎年、約2000人の学部生が卒業し約1400人が静岡県内外の企業に就職する。新型コロナウイルス禍に見舞われた2020年度の就職支援活動は学生向けガイダンスの大半をオンラインに切り替えるなど対応を迫られた。21年度はどのように学生の就活を支援するのか。就職支援室の杉山興副室長に聞いた。 静岡大は学部の卒業生のうち約600人が大学院に進む。他の約1400人の4割が静岡県内に本社がある企業に就 静岡大学の就職支援、オンライン軸に対面でも
北海道・北大が包括連携協定 SDGsや人材育成など SDGs 北海道 4月7日 北海道と北海道大学(札幌市)は7日、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進などに向けた包括連携協定を結んだ。これまでは道の各部局や北大の学部ごとの連携にとどまっていたが、組織同士で協力関係を築くことで幅広くノウハウを共有する。新型コロナウイルスの感染予防対策でも連携を探る。 7日の調印式で北海道の鈴木直道知事は、北大とともに気候変動対策や人材育成、人工知能(AI)を活用したスマート社会 北海道・北大が包括連携協定 SDGsや人材育成など
英大学 揺らぐ求心力 英EU離脱 ヨーロッパ 4月7日 欧州連合(EU)から離脱した英国で、大学の国際的な求心力が揺らぎ始めた。2021年はEU諸国からの入学申請が4割も減り、現在の手法で統計を始めてから最大の減少幅となった。学生の英国離れで経営への打撃は避けられそうになく、英大学に猛烈な逆風をもたらしている。 昨年まで英出身と同じように学費は割安で滞在許可証も不要だったEU出身学生。英国が1月にEUから完全離脱したため、今秋の新学年から優遇措置が撤 英大学 揺らぐ求心力
価値生み出す実践派育成 滋賀大学データサイエンス学部 関西 滋賀 4月7日 滋賀大学に日本初のデータサイエンス学部が誕生して4年、1期生の94人が今春卒業した。進路は情報通信や製造業などへの就職が69人、併設する大学院進学が21人、そして起業が1人。データから価値を創造する実践的な教育は実現できたのか。 「2~3カ月先の倉庫がどれだけ埋まっているか、占有率を予測するモデルをつくってほしい」。データ活用のコンサルティングを手掛けるmitei(ミテイ、滋賀県彦根市)の代表社 価値生み出す実践派育成 滋賀大学データサイエンス学部
増える大学の付属校 入試の一般枠維持を 4月4日 大学が付属校を増やすなどして入学者を早期に確保する傾向が強まっている。入試事情に詳しい安田教育研究所の安田理代表は、入学機会が少数の高校の生徒に偏りかねないと指摘する。 ◇ 2021年の大学入試は大学入試センター試験から大学入学共通テストへの移行、新型コロナウイルス禍による直前の選抜方法の変更、受験生の指定校推薦へのシフト、首都圏私立大の大幅な志願者減などで大揺れだった。 これらは今年度特有の現 増える大学の付属校 入試の一般枠維持を