大学病院、性の多様性配慮 患者が安心できる環境づくり ダイバーシティ 教育 5月31日 大学が付属病院で性の多様性配慮に取り組んでいる。患者やパートナーへの対応だけでなく、職員や医学生の啓発も進める。従来の男女別では対応できない例が多くなり、医師や職員、学生の戸惑いも増している。制度の充実と意識改革で、患者が安心できる環境づくりを目指す。 順天堂大学は2021年5月、医学部付属順天堂医院(東京・文京)に「SOGI」(ソジ)のワーキンググループ(WG)を設立した。SOGIは「性的指向 大学病院、性の多様性配慮 患者が安心できる環境づくり
生成AI、教育に生かすには 答えの「適当さ」見抜く力を 中丸 亮夫 教育 編集委員 5月30日 膨大な情報量と人のような表現力をもつ人工知能(AI)の登場は教育界にも衝撃を与えている。その影響を巡る寄稿を2週連続で掲載する。初回は理化学研究所・革新知能統合研究センターチームリーダーの佐倉統東京大学教授。 世界中を妖怪が徘徊(はいかい)している、生成系AI(人工知能)という妖怪が――。米オープンAIのChat(チャット)GPTなど昨今の生成系AIを巡る大騒動は、さしずめこんなところだろうか。 生成AI、教育に生かすには 答えの「適当さ」見抜く力を
大阪公立大学、3年で留学生2倍へ 世界ランク200位目標 大阪 関西 6月2日 大阪公立大学は留学生の数を3年以内に現在の2倍の1200人前後に増やす方針だ。多様な文化的背景を持つ学生を増やすことなどで大学の競争力を高める。10年以内に世界大学ランキングで200位以内と、現在の大阪大学より上位を目指す。大学発足から約1年たち、今後は本格的に国際化を進める。 同大学は、大阪市立大学と大阪府立大学が統合して2022年4月に発足した。大阪公立大を運営する公立大学法人大阪の理事長へ 大阪公立大学、3年で留学生2倍へ 世界ランク200位目標
光産業創成大学院大学、ビジネスコンテストでプラン募集 静岡 中部 スタートアップ エレクトロニクス 科学&新技術 6月1日 光産業創成大学院大学(浜松市)は光技術を応用した独創的な事業計画を表彰するビジネスコンテスト「Photonics Challenge(フォトニクスチャレンジ) 2024」を開催する。開催は5回目。6月1日から事業計画を募集し、2024年2月29日に最終審査会を開く。浜松周辺に光技術関連のスタートアップや中小企業が集積するのを後押しする。 募集要項は同大学の専用ウェブサイト(https://www 光産業創成大学院大学、ビジネスコンテストでプラン募集
龍谷大学短大部、25年度以降の募集停止 定員割れ受け 京都 関西 教育 5月31日 学校法人龍谷大学は31日、龍谷大短期大学部(京都市伏見区)の学生募集を2025年度以降、停止すると発表した。近年志願者数が大幅に減少し、定員割れが続いたためとしている。24年度入学者を含む全学生が卒業するまで教育体制は維持する。 法人によると開設は1950年。「社会福祉学科」と「こども教育学科」がある。定員は計220人だが、入学者は21年度193人、22年度158人、23年度131人と落ち込んで 龍谷大学短大部、25年度以降の募集停止 定員割れ受け
大分大など、心房細動の潜在患者早期発見 脳梗塞を予防 大分 九州・沖縄 ヘルスケア 5月31日 大分大学や同県臼杵市、同県杵築市などは31日、心房細動の潜在患者を早期に発見して心原性脳梗塞を予防する事業に6月1日から取り組むと発表した。両市合わせて最大600人に薄くて軽い心電計をつけてもらい、7日間連続でデータを計測。症状がなかったり、普段の脈は正常だがときどき心房細動が起きたりする患者を見つけて抗凝固剤の服用などにつなげ、健康寿命延伸と医療・介護費の削減を目指す。 対象となるのは臼杵市や 大分大など、心房細動の潜在患者早期発見 脳梗塞を予防
三重大学大学院、専門分野を社会に生かす コラム 5月31日 三重大学大学院の地域イノベーション学研究科は地域でイノベーションを起こせる人材の育成に力を入れている。研究により得た専門分野の深い知識を社会で生かすため、研究の意義や目的を徹底的に議論する教育活動を進める。2009年の創設以来、現役経営者の博士も輩出。地域で新しい価値の創出に挑む。 「この研究は何のためにやっているのか、最終的に何を目指すのかを考えてほしい」。5月中旬、地域イノベーション学研究科 三重大学大学院、専門分野を社会に生かす
東京国際大学、スパイス香るコーヒー 埼玉 5月31日 東京国際大学はスパイス食品を製造・販売する井上スパイス工業(埼玉県上尾市)と共同で、レギュラーコーヒー「AROMA COFFEE(アロマコーヒー)」を開発した。シナモンやカルダモンなどのスパイスとコーヒーを組み合わせ、癒やしのひとときに花を添える。企業のビジネスコンテスト顔負けのシビアな審査を経て製品化した。 ドリップバッグの封を切り、スパイスとお湯を入れると華やかな香りが広がる。手を動かしつつ 東京国際大学、スパイス香るコーヒー
長野の清泉女学院大学・短大、25年4月から全面共学に 出生率・少子化 長野 信越 5月30日 清泉女学院大学・短大(長野市)は30日、2025年4月から全ての学部・学科を男女共学にすると発表した。男子学生の受け入れを念頭に新たな学部を設置し、短大を大学の一学部とする。同大学は19年4月に看護学部を男女共学で開設するなど、大学改革を進めてきた。ただ、18歳人口の減少や短大離れなど経営環境が今後一段と厳しくなるとみて、全面的な共学に踏み切ることにした。 同大学の構想では、男子学生の取り込みを 長野の清泉女学院大学・短大、25年4月から全面共学に
若者よ農業に関心を、体験や学び提供 佐渡の北愛子さん 新潟 信越 5月31日 農家の減少や高齢化は深刻になっており、若い新規営農者を増やすことは喫緊の課題だ。新潟大学佐渡自然共生科学センターコミュニティデザイン室特任助手の北愛子さんは、体験を通じて若者に農業への関心を持ってもらうことに取り組む。さらに環境に優しい農業の普及、出身地でもある新潟県佐渡島の活性化にもつなげたい考えだ。 「ぜひ、農業や農産品の販売を探究してください」。4月29日に同県佐渡市で開いた「ミライノ農業 若者よ農業に関心を、体験や学び提供 佐渡の北愛子さん