人類の宇宙進出の未来を占う打ち上げ実験が相次いでいます。米国が半世紀ぶりに月着陸をめざす「アルテミス計画」を進めています。米航空宇宙局(NASA)は月探査のために開発した宇宙船「オリオン」を載せた大型ロケット「SLS」の打ち上げテストを予定しており、イーロン・マスク氏率いるスペースXは超大型宇宙船「スターシップ」の初めての宇宙飛行を計画しています。11月には日本のispaceが月着陸船の打ち上げを予定しています。
日本ではこうした動きを踏まえ、月面基地が開かれる時代を見据えたビジネスの開発、参入が相次いでいます。宇宙に詳しい小玉祥司編集委員が世界各国の月進出計画の全貌を解説、関連する「月ビジネス」の可能性を有識者と探ります。