大学入試の新制度設計 学習者本位と多様性の重視を 大学 編集委員 2月24日 2020年度から始まる大学入学共通テストで、英語の民間試験や記述式問題導入が先送りされたことを受けた文部科学省の検討会議が3回の会合を終えた。これまでの議論で見えてきた論点を整理してみた。 「大学入試のあり方に関する検討会議」(座長=三島良直・前東京工業大学学長)は、有識者委員11人と団体代表委員7人、オブザーバー(山本広基・大学入試センター理事長)1人で構成。20年末をめどに、英語4技能の評価 大学入試の新制度設計 学習者本位と多様性の重視を
再考・英語教育(複眼) 安西祐一郎氏/鳥飼玖美子氏/萩原聡氏/長谷川閑史氏 大学 時論・創論・複眼 11月28日 2020年度に始まる大学入学共通テストの目玉だった英語民間試験の活用が見送られた。今後、英語入試の再構築に向けた議論が始まる。グローバル化が進む中、日本の英語教育と入試はどうあるべきだろうか。入試改革の議論をリードした有識者や英語教育の専門家らに話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ ■「自ら表現する力」伸ばせ 元中央教育審議会会長 安西祐一郎氏 今回の改革は入試改革ではなく教育改革なのだと一貫して言い続けてきた 再考・英語教育(複眼)
大学入試 どう変わる? 英語に民間試験、慎重論も 編集委員 ニッキィの大疑問 10月26日 大学入試の仕組みが変わると聞いたわ。英語で民間の試験が使われるらしいけど、問題はないのかしら。大学入試は制度が頻繁に変わる印象があるけど、なぜ改革が必要なのかな。 改革の内容や狙いなどについて、河野美香さん(55)と本多佐知さん(51)が横山晋一郎編集委員に聞いた。 ――大学入試はどう変わるのですか? 2021年4月の入学者を対象にした20年度入試から、現在の「大学入試センター試験」に代わる「大 大学入試 どう変わる? 英語に民間試験、慎重論も
永田恭介・国立大学協会長に聞く(下) 国公私の対話重要 大学 8月5日 国立大学協会長に就任した永田恭介筑波大学長は、国立大と私立大の格差問題について、政府の高等教育無償化政策の効果に注目する一方、国私間の話し合いの重要性を指摘する。 ――私立大学から、国私間の公財政支出の格差是正を求める声が強まっています。 国公私立間の格差問題は経済的な視点と学問上の視点がある。 経済的格差では今回の高等教育無償化政策の効果に注目している。無償化で国公私立の入学者層に大きな変化が 永田恭介・国立大学協会長に聞く(下) 国公私の対話重要
永田恭介・国立大学協会長に聞く(上) 連携で研究力強化 大学 7月29日 永田恭介筑波大学長(中央教育審議会副会長)が国立大学協会長に就任した。筑波大学長の国大協会長就任は初めて。永田会長に話を聞いた。 ――国大協会長として最も訴えたいことは? システムとしての国立大学が社会に大きく貢献していることだ。 文部科学省のCOI(革新的イノベーション創出プログラム)で弘前大学が高い評価を得た。日本一の短命県という青森県の汚名返上のため、地域と協力しながらビッグデータなどの活 永田恭介・国立大学協会長に聞く(上) 連携で研究力強化