外食10兆円減の足音 時間の価値提供で心つかめるか 日経MJ 消費を斬る 小売り・外食 3月2日 コロナによって自炊する人が増えた。便利な調味料や調理器具が自炊のハードルを下げ、慣れてきた人は多い。毎日オフィスに出勤しない働き方とともに、このまま家庭を中心とした食生活が定着しそうだ。合わせて外食の目的も変わってきた。家庭では味わえない、その時その場所ならではの体験価値を求めるようになっている。 都内に住む20代の男性はコロナを機に自炊を始めた。よく作るのが味噌汁だ。「具と液状の味噌を入れるだ 外食10兆円減の足音 時間の価値提供で心つかめるか
奇跡は2回起こす ユーグレナ社長・出雲充さん コラム 編集委員 2月20日 「魔法の食べ物」と呼ばれるユーグレナ(和名ミドリムシ)で、健康食品や燃料など新市場を切り開いてきたユーグレナ創業者社長の出雲充さん(41)。2020年の創業15周年を機に「もうミドリムシにこだわらない」と決めた。目指すは持続可能が当たり前の世界の実現だ。 栄養失調の問題をユーグレナで解決したいとの思いからスタートし、以来「人と地球を健康にする」を企業理念に事業を営んできました。その思いは変わりませ 奇跡は2回起こす ユーグレナ社長・出雲充さん
「銀座本店」優位の終わり 個で売る時代に 日経MJ 消費を斬る 小売り・外食 2月2日 オンライン接客が広がるなか、百貨店やアパレルの販売員が個々の消費者とのつながりを深めている。一度でリピーターをつかむ人、ファンが何万とついて独自ブランドを立ち上げた達人。「この店だから買う」から「この人のお薦めなら買う」へ。コロナで立地や店舗の価値がゆらぐほど、パーソン・トゥ・コンシューマー(PtoC)の流れが加速する。 受け答え準備、事前に3時間超 伊勢丹新宿店で婦人服や下着を担当する宮本愛子 「銀座本店」優位の終わり 個で売る時代に
緊急事態 脱するために 安藤 淳 安藤 淳 時論・創論・複眼 1月14日 新型コロナウイルスの感染者数が急増し、政府は11都府県に緊急事態宣言を発令した。昨年の教訓は生かされているのか。感染を効果的に抑えて医療の逼迫を解消し、かつ飲食業など産業や経済への打撃を最小限にとどめるにはどうすべきか。専門分野の異なる3人に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ■患者の受け入れ公開を 東邦大学教授 舘田一博氏 現在の新型コロナの流行状況は昨年4月の第1波の時と全然違う。1日あたり新規感染者数は 緊急事態 脱するために
シェアで世界をチェンジ ラクサスの児玉昇司さん 就活 スタートアップ ネット・IT 12月7日 大学受験のとき実力不足で医学部進学を断念した。同級生を見返したい。18歳の劣等感が、起業家への一歩を進める原動力だった。 理工学部に入学した年にウィンドウズ95が発売された。世はベンチャーブームに湧いていた。起業するなら今しかない。大学を1年たたずに退学した。 ネットビジネスに片っ端から挑戦した。家庭教師の仲介や車の売り手と買い手のマッチング。ことごとく失敗した。社会的成功はお金でしか測れない。 シェアで世界をチェンジ ラクサスの児玉昇司さん
一軒のカフェから地方創生 コロナ禍でも攻める コラム(社会・くらし) 8月23日 全国に飲食店92店を展開するバルニバービ社長の佐藤裕久さん(58)は業界の異端児だ。あえて人通りの少ない立地に出店し、人の流れを変え、5年間で売り上げを倍近く伸ばした。その手法は、都心の一等地の価値が揺らぐコロナ時代の飲食店の姿にも通じる。 4月下旬、神奈川県の三浦海岸沿いにレストランを開きました。近くの農家や漁師から食材を仕入れる地産地消スタイル。テラス席があり、連日にぎわっています。元は海岸 一軒のカフェから地方創生 コロナ禍でも攻める
コロナ後の観光、どう描く(複眼) 田川博己氏/西村総一郎氏/佐藤祐輔氏/矢嶋敏朗氏 石鍋 仁美 時論・創論・複眼 6月11日 新型コロナウイルスの影響で世界中から観光客が消えた。インバウンド(訪日客)で急成長を遂げてきた日本の観光業は大きな転換期を迎えている。客数を追うこれまでのやり方はもう通用しない。この危機を教訓として企業や自治体は何をすべきか。コロナ禍の収束後の観光業のあり方を識者に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ■ふれあいさらに深める 日本旅行業協会会長 田川博己氏 世界の海外旅行者数は14億人を超えた。これだけの人が動けば コロナ後の観光、どう描く(複眼)
世界の観光地、コロナ後にらみ争奪戦 日本は出遅れ Nikkei Views 編集委員 5月5日 新型コロナウイルスにより世界中の観光名所から人が消えた。伊ベネチアのサンマルコ広場や京都の嵐山、シンガポールのマーライオン公園……。テレビに映し出される風景は静寂そのもの。しかし、水面下では早くも将来の顧客をめぐる激しい争奪戦が繰り広げられている。 民泊仲介のエアビーアンドビーが4月にオンライン体験プログラムを始めた。世界各地のホストが企画した「モロッコの家族と料理しよう」「チェルノブイリの犬た 世界の観光地、コロナ後にらみ争奪戦 日本は出遅れ
ライブコマース、買い物に楽しさ 双方向で共感生む 消費を斬る 日経MJ 新型コロナ ネット・IT 小売り・外食 編集委員 4月21日 新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えるなか、動画を視聴しながら買い物をする「ライブコマース」が盛り上がりをみせている。先行する中国に比べ日本ではあまり認知されてこなかったが、使ってみて便利さを実感している人が多い。大量のデータ通信ができる「5G」のサービス開始を追い風に、次世代の電子商取引(EC)として広がりそうだ。 4月上旬、若い女性向けファッションブランド「DURAS」がライブ配 ライブコマース、買い物に楽しさ 双方向で共感生む
女性を失望させる経営者 セクハラ対応の納得感 Nikkei Views 編集委員 3月21日 大手アパレルのストライプインターナショナル(岡山市)で、同社創業者で社長だった石川康晴氏が女性従業員に不適切な行動をしていた事実が発覚した。女性活躍企業のフロントランナーのつまずき。女性の失望をこれ以上広げないためにはどうすればよいだろうか。 ストライプはここ数年で急成長した年商1000億円超企業だ。企業名よりブランド名「アースミュージック&エコロジー」で知られている。 女性登用にいち早く取り組 女性を失望させる経営者 セクハラ対応の納得感