パタゴニア、食でも「地球を救う」 おいしく脱炭素に貢献 消費を斬る サービス・食品 小売り・外食 編集委員 3月23日 アウトドアウエア製造販売のパタゴニアが手掛ける食品。異分野ながら農業にも挑戦し続け、今や直営店や直販サイトのみならず、オーガニック系の食品スーパーも取り扱うようになった。アパレルで培ったブランド力とノウハウとが食でも生かされている。 東京・渋谷にある「パタゴニア サーフ東京/アウトレット」。売り場の一角におしゃれな包装デザインの魚類の缶詰やスープ類、ワインなどが並ぶ。中でも人気は、長い根が温暖化 パタゴニア、食でも「地球を救う」 おいしく脱炭素に貢献
「メルカリ流」クレカで買い物 循環経済を楽しくお得に 日経MJ サービス・食品 フィンテック 2月16日 資源の枯渇を防ぐ解決策として注目されるサーキュラーエコノミー(循環型経済)。実現する上でカギとなるのが消費者の行動だ。買って要らなくなったら捨てる一方通行の消費行動に変化を促す体験をどうビジネスでデザインするか。クレジットカードがその一役を担うかもしれない。 メルカリの子会社メルペイが、クレカ「メルカード」の提供を始めたのは昨年11月。後発の同社が打ち出した独自性は与信の仕組みにあった。普通は、 「メルカリ流」クレカで買い物 循環経済を楽しくお得に
遊休施設で「宿サブスク」、コミュニティー調整役が活躍 日経MJ 住建・不動産 サービス・食品 小売り・外食 編集委員 2月2日 二地域や多拠点という生活スタイルの浸透とともに「住まいサブスクリプションサービス」が広がっている。「リビングエニウェア・コモンズ(LAC)」は昨年に30から50に拠点数を増やした人気サービスの1つ。フリーランスから会社員、大学生へと利用者のすそ野が広がっている。 都心から70キロメートルに位置する埼玉県横瀬町の「JAちちぶ横瀬支店」が、ワークスペースを備えた宿泊施設に生まれ変わったのは2022年 遊休施設で「宿サブスク」、コミュニティー調整役が活躍
鳥貴族創業者(16)待遇改善へ再値上げ断行 日経MJ サービス・食品 小売り・外食 編集委員 1月30日 もっと社員の待遇を改善していかなければ日本の外食産業の将来はない――。昨年2月、鳥貴族ホールディングスの役員会で、私は価格改定の必要性を訴えました。前回の値上げからおよそ5年。4月に全品「298円均一(税別)」から「319円均一(税別)」に値上げしました。 今回の値上げは、賃上げの議論から始まりました。コロナの感染者数が減り、いざ営業を再開してもアルバイト・パートさんが戻らず飲食店はどこも人手の 鳥貴族創業者(16)待遇改善へ再値上げ断行
鳥貴族創業者(15)コロナ禍で再成長の戦略練る 日経MJ 小売り・外食 編集委員 1月23日 新型コロナウイルスは約40年の経営者人生において受けた最大のインパクトでした。緊急事態宣言の発令前に自主的に店を閉めていましたが、政府から営業するなと言われたときは、大きなショックを受けました。 民主主義の国で、こんなことが起きるのだろうか。長年、世の中から必要とされていると信じ「焼鳥で世の中を明るくしたい」という思いでやってきたのに、なにか否定された感覚でした。とくに居酒屋はまるで危ないものを 鳥貴族創業者(15)コロナ禍で再成長の戦略練る
居酒屋が常設型「子ども食堂」 客が食事券で支援 日経MJ 編集委員 1月19日 東京都国分寺市に、居酒屋が営む「子ども食堂」がある。居酒屋と席もメニューも同じ、隔たりを感じさせないハイブリッド店だ。顧客らが支援の輪に加わりたくなる仕掛けを用意し、日々の営業に無理なく社会貢献活動を組み込んでいる。 「焼鳥とあて巻き居酒屋大悟」に入ると、壁一面にメッセージカードが貼ってある。「鉄火巻き、納豆巻き、やきとり、美味(おい)しかった!」。食堂に来た子どもたちが書いたものだ。 子ども食 居酒屋が常設型「子ども食堂」 客が食事券で支援
鳥貴族創業者(14)信念の値上げ、安い日本脱却に先陣 日経MJ 小売り・外食 編集委員 1月16日 2017年秋に全品を一律280円(税別)から298円(同)に値上げしました。一時的に客が離れましたが、値上げして正解でした。飲食業界の将来を見据えた、信念の値上げでした。ずいぶん前、アベノミクスといわれ始めた頃から値上げを意識するようになりました。政府が政策として物価を上げていくのであれば流れは変わるだろうし、変えなければならないと思いました。 値上げへの思いは海外へ行くほど強くなりました。海外 鳥貴族創業者(14)信念の値上げ、安い日本脱却に先陣
鳥貴族創業者(13)食材100%国産化への挑戦 日経MJ サービス・食品 小売り・外食 編集委員 1月9日 株式上場と並行して進めたもう1つのプロジェクトがありました。食材の100%国産化です。飲食店などで中国製の使用期限切れ食肉の問題が起こり、輸入食材に対するお客さまの不安が高まっていました。 鳥貴族は創業以来、国産鶏肉にこだわっています。しかし280円均一というイメージが一人歩きし「海外からの安い冷凍ものを使っているのでは」と誤解する人もいました。間違ったイメージが染み付かないうちに、きちんと認知 鳥貴族創業者(13)食材100%国産化への挑戦
レストラン1000店格付けの「ラ・リスト」 仏から新風 日経MJ サービス・食品 小売り・外食 編集委員 12月29日 フランスから「透明性」を掲げてやってきたレストランガイドがある。元駐日フランス大使が創設した「LA LISTE(ラ・リスト)」だ。世界中の美食ガイドやネット情報をアルゴリズムにかけて格付けする次世代型で、海外で存在感を高めている。 アルゴリズム、3万店を吟味 ラ・リストは、15年ほど前に駐日大使を務めていたフィリップ・フォール氏が2015年に創設した。すでに数多くのレストランガイドがあるが「誰で レストラン1000店格付けの「ラ・リスト」 仏から新風
鳥貴族創業者(12)「行く道」語って背中で示す 日経MJ サービス・食品 小売り・外食 編集委員 12月26日 自分の生き方や経営に対する価値観を明文化し「トリキウェイ」として公表しました。「皆がこういう考え方で鳥貴族を運営していってくれたら社員は幸せになれるし、永遠に引き継がれる会社になれる。そうなってほしい」という思いを込めました。2015年、鳥貴族が急速に規模を拡大していたころです。 なぜこのタイミングだったのかといえば、念願の株式上場を果たし、55歳になり、事業承継を強く意識するようになったからで 鳥貴族創業者(12)「行く道」語って背中で示す