童話の「主役」パパとママ AI、そっくり声で読み聞かせ ヒットのクスリ AI 3月23日 音のない音楽漫画をどのように映画にするのか。現在、公開中の「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」はまさにそれだ。ジャズの魅力のとりこになった若者が世界有数の演奏家になるまでを描いている作品で、漫画では粗削りながら聴衆を引きつける熱のあるサックス演奏が物語の軸になっている。 考えてみると、漫画だけに独特の音を、聞き手の表情や言葉の巧みさで表現できるわけだ。ところが映画も負けていない。迫力あ 童話の「主役」パパとママ AI、そっくり声で読み聞かせ
ためらいの天下人、イトーヨーカ堂創業者の「任せる力」 日経MJ 小売り・外食 3月21日 イトーヨーカ堂創業者でセブン&アイ・ホールディングス(HD)名誉会長の伊藤雅俊氏が死去した。慎重居士にして借金、合併、株式上場など企業拡大のための手立てを好まない。なのに、なぜか東京の下町の小さな商店を国内最強の流通グループに作りかえた。野心を持たず、部下に押しつけず、華美に走らず。まさに伊藤氏の姿勢は、社会学者マックス・ウェーバーの指摘する「資本主義の精神」そのもので、米国にまでも突き ためらいの天下人、イトーヨーカ堂創業者の「任せる力」
アサヒビール松山一雄専務に聞く復活ヒットの秘密 ヒットのクスリ サービス・食品 3月20日更新 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店需要の減少のあおりを受けて大打撃を受けたアサヒビール。起死回生のヒットとなったのが「生ジョッキ缶」と「マルエフ」でした。いかにしてヒットは生まれたのでしょうか。中村直文編集委員が、マーケティングを担当したアサヒビールの松山一雄専務マーケティング本部長に迫ります。 アサヒビール松山一雄専務に聞く復活ヒットの秘密
P&G流はビール2強をどう変えたのか サービス・食品 Nikkei Views 編集委員 3月20日 アサヒビールの新社長に、P&Gジャパン出身でサトーホールディングス社長を務めた松山一雄氏が就任した。キリンビールもP&G出身の山形光晴氏が3月末に副社長に昇格する。両者とも入社してから数年の間に、ヒット商品を飛ばしている。P&G流といわれるマーケティング経営は「ビール2強」をどう変えたのだろうか。 内向きマーケティングになりがちな日本 日本でマーケティング経営を言語的に説明するのは難しい。という P&G流はビール2強をどう変えたのか
「男の声」女性・高齢者に人気 再生機で不審者撃退 ヒットのクスリ 3月16日 固定電話を買う人はめっきり少なくなった。しかし最近、家電量販店へ行くと売り場は緊張感に包まれている。「警視庁犯罪抑止対策本部」の看板が掲げられ、「特殊詐欺を防ごう!」「防犯機能設定済み」などと注意を喚起するポップや動画が目に飛び込んでくるからだ。 特殊詐欺がなくならないどころか大規模な犯罪グループの存在が報道され、消費者の不安が増しているからだろう。警視庁の動画でも指摘しているが、「声」は時にや 「男の声」女性・高齢者に人気 再生機で不審者撃退
コンビニの「忍者」雌伏15年 グミ、大人の口に忍び込む ヒットのクスリ 小売り・外食 3月9日 ガム離れが起きてから久しい。2000年代前半をピークに市場規模は6割減と著しい落ち込みぶりだ。そんな市場の流れを象徴し、明治がガムの主力製品「キシリッシュ」と「プチガム」の販売を3月末で終了する。 ガムが落ち込んだ理由は幅広い。1つは捨てることの面倒さ。かんだガムをポケットに入れたまま忘れ、中がにちゃにちゃの「ガム地獄」になった経験者は少なくない。ガムをかむという暇つぶし時間がスマートフォンに取 コンビニの「忍者」雌伏15年 グミ、大人の口に忍び込む
「撮れる望遠鏡」でスマホに挑む キヤノン技術者の意地 ヒットのクスリ エレクトロニクス 3月2日 2023年は世界的なスポーツイベントが目白押しだ。8日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に始まり、7月のサッカー女子ワールドカップ(W杯)、9月のラグビーW杯と続く。 国内でもサッカーのJリーグが30周年を迎え、北海道では日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」がオープンする。新型コロナウイルスの先行きは見通せないが、屋外でレジャーやスポーツ観戦を楽しも 「撮れる望遠鏡」でスマホに挑む キヤノン技術者の意地
ネット通販「しない」ドンキ 周回遅れゆえの強さ 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 2月28日 いったい誰がこれを買うのだろう? パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)傘下のドン・キホーテに来たときのいつもの率直な感想だ。一見、過剰なまでの商品の厚みと広がりを用意した「にぎやかさ」が最大の武器で、顧客を引きつける。興味深いことに、リアル店舗の強さを生んでいる秘密は、決して先端的ではない周回遅れの経営戦略にある。 「売り」をメッセージで訴え 店内で目に飛び込んでく ネット通販「しない」ドンキ 周回遅れゆえの強さ
似鳥昭雄さん78歳 若さの秘訣は「使命感・遊び・歌手」 人生100年の羅針盤 編集委員 コラム 2月24日 札幌の小さな家具店から1兆円規模の家具・家庭用品チェーンに育て上げてきたニトリホールディングスの似鳥昭雄会長。仕事に飽きたらず、遊び、歌手業と今も人生をフルスロットルで駆け抜ける。似鳥会長の履歴書はまだ埋まっていない。 大事なのは「ロマンとビジョン」 ――仕事に遊びと相変わらず精力的ですね。若さを保つ秘訣は。 「ロマンとビジョンですよ。日本の暮らしを豊かにすることが自分の使命。これを実現するため 似鳥昭雄さん78歳 若さの秘訣は「使命感・遊び・歌手」
渋谷から消える百貨店 失った「攻め」の魅力 経営の視点 コラム 小売り・外食 編集委員 2月19日 百貨店の閉店ラッシュが続いている。百貨店の危機が叫ばれているが、取引先含めた業界関係者に特に驚きはない。1月に閉鎖した東急百貨店本店(東京・渋谷)にしても、百貨店売り場をやめた高島屋立川店(東京都立川市)にしても百貨店としての競争力はすでに失っており、時間の問題とみられていたからだ。 セブン&アイ・ホールディングスは傘下のそごう・西武を米ファンドに売却する方向で最終調整を進めるが、規模の 渋谷から消える百貨店 失った「攻め」の魅力