転勤制度をもっと柔軟に 論説委員 辻本 浩子 中外時評 7月31日 多様な人材が力を発揮しやすい土壌をつくる。ダイバーシティー経営は、日本企業にとって欠かせない課題だ。いかに人材を引きつけ定着させるか。カギのひとつが「転勤制度」の見直しではないか。 業務上の必要があれば、正社員をどこにでも動かせる。これが長年、日本企業の"常識"だった。 転勤があってこそ、企業は適材適所の配置ができ、人材育成も進む。正社員は勤務地などが限定されないあいまいさを受け入れる代わりに、 転勤制度をもっと柔軟に