セブン&アイ、真の世界企業になる条件とは 株主総会 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 5月30日 セブン&アイ・ホールディングスのテレビCMで流れるスティービー・ワンダーの恋の歌、「オーバージョイド(Overjoyed)」。直訳すれば、「大笑い」「狂喜して」だ。 5月25日に開催されたセブン&アイの株主総会で、「もの言う株主」のバリューアクト・キャピタルが訴えた井阪隆一社長らの再任反対などの株主提案は退けられた。緊迫のプロキシーファイト(委任状争奪戦)に勝利して「狂喜」とまでいかないが、同社 セブン&アイ、真の世界企業になる条件とは
戻してはいけない「日常」は何ですか? 今、私が伝えたいこと。 未来面 編集委員 5月29日 田中編集委員の提示した「戻してはいけない『日常』は何ですか?」という課題に対し、多数の投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部を紹介します。 ■考える力を今こそ 和田 明歩(大妻多摩高校1年、15歳) 「コロナだから」。これを聞くたびにうんざりする。人生で二度とない青春の機会がその言葉とともに無くなった。私たち子どもが納得できるような合理的に説明ができる人がどこにもいない。 戻してはいけない「日常」は何ですか?
牛の歩みも千里、経済価値を創出 SDGs未来面 サービス・食品 未来面 編集委員 5月24日 ゆっくりとした時間の流れを表す「牛歩」。変化の激しい社会にあって、前向きな意味に捉えられることは少ないが、地道に歩を進めることで偉業を成し遂げることもある。「牛の歩みも千里」だ。継続は力となり、いろいろな人たちを巻き込み、経済的な価値を創出することで持続的な社会の実現を目指す。辛抱強い牛の歩みの未来を紡ぐ取り組みこそ、今、私たちに求められる地球環境活動ではないだろうか。 北海道東部、根室を拠点とす 牛の歩みも千里、経済価値を創出
戻してはいけない「日常」は何ですか? 今、私が伝えたいこと。 未来面 編集委員 5月8日 5月8日から、日本は新しい一歩を踏み出します。3年強にわたって私たちを苦しめ、悲しませてきた新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。ただ、ウイルスの性質が変わるわけではなく、これからも感染する恐れがあるのは変わりありません。それでも、いろいろな制約が解かれ、生活の自由度は高まります。さて、読者の皆さんは、息苦しかった時期に何を思い、この新し 戻してはいけない「日常」は何ですか?
ソニーやCTC・富士通・リコーなどが投じた10億円の未来 経営の視点 徳島 コラム 編集委員 5月7日 四国の山間地、徳島県神山町で4月に開校した神山まるごと高等専門学校。デジタルを軸としたテクノロジーとデザインを組み合わせて起業家精神を養う私立の高専だ。1期生の入学試験の倍率は約9倍。全国から難関を突破した44人が自然豊かな学び舎(や)で学生生活をスタート。19年ぶりの高専誕生に小さな町もわき、住民も学生たちの成長を見守る。 まるごと高専の教育方針のユニークさもさることながら、学生への支援の手厚 ソニーやCTC・富士通・リコーなどが投じた10億円の未来
内装受注でみる消費浮揚、実感は年後半 乃村工芸社社長 経済 住建・不動産 小売り・外食 4月24日 新型コロナウイルスから抜け出しつつあるニッポン。人流が戻り、新しい消費の風景を見せ始めている。コロナ禍で鳴りを潜めていた小売業やホテル、飲食店などは出店、改装投資へどう動き出しているのか。商業・余暇空間の演出を手掛けるディスプレー業界最大手、乃村工芸社の奥本清孝社長に新しい日常の消費の行方などについて聞いた。 ――受注産業として流通業界や旅行業界からの引き合いはどうでしょうか。 「受注の状況を詳 内装受注でみる消費浮揚、実感は年後半 乃村工芸社社長
インフレで消費どう変化? 低価格帯商品にシフトも 値上げラッシュ 物価高・値上げ 編集委員 ニッキィの大疑問 4月22日 「食料品やエネルギーなど物価がかなり上がって、生活が大変になっているね」「インフレが進む中で、私たち消費者の行動はどのように変化しているのかな」 インフレに伴う消費者行動の変化について、日比学くんと名瀬加奈さんが田中陽編集委員に聞きました。 日比くん「消費者の行動に目立った変化はありますか」 かねて消費行動は二極化が進んでいるといわれますが、その傾向がより鮮明になっているようです。ファミリーマート インフレで消費どう変化? 低価格帯商品にシフトも
流通革命促す「アウトサイダー」今どこに 歴史ひもとく 日経ヴェリタス 学ぶ 小売り・外食 4月17日 毛沢東の言葉、「革命は常に辺境から」。辺境の農村から始まり、それから都市へ攻め込んで革命を完遂する。 アウトサイダー(辺境、門外漢)が変革を担うのは流通業界の世界でも同じだ。世界最大のディスカウントストアのウォルマートは1962年7月、米中部の片田舎、アーカンソー州ロジャーズで産声を上げた。隆盛を極めた「シアーズ」が見向きもしない小商圏に安普請の店を構え、従業員の数を極力抑えて店舗運営コストを切 流通革命促す「アウトサイダー」今どこに 歴史ひもとく
波乱23年相場、トップアナリスト・エコノミストの見方は 日経ヴェリタス 株式投資 コラム 編集委員 コラム 4月10日 日本経済新聞社は3月27日、日経ヴェリタス「第35回人気アナリスト調査」「第28回債券・為替アナリスト エコノミスト人気調査」で部門別首位のエコノミストとアナリストを招き、今後の展望や、建設、日用品・化粧品分野での投資のポイントを解説してもらうセミナーを東京都内の会場とオンラインのハイブリッドで開催した。 BNPパリバ証券 河野龍太郎氏「スタグフレーション懸念高まる」 ――なぜ世界でインフレが進 波乱23年相場、トップアナリスト・エコノミストの見方は
イトーヨーカ堂、「止まった人事」と遅れた改革 Think! 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 3月27日更新 「セブン&アイさんが、約20年前にダイエーがやったことをこれからやるとは」。セブン&アイ・ホールディングス(HD)が9日発表した傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂の構造改革。その内容を知ったベテランのアナリストや取引銀行のOBは拍子抜けした感想を抱いた。 「食」を軸に立ち直れるのか これまで計画していた閉鎖店舗数を19店から33店に上乗せし、営業基盤をホームグラウンドである首都圏に特化する。祖業 イトーヨーカ堂、「止まった人事」と遅れた改革