人のことを思い、どう行動しますか? 人類は、「 」社会へと向かう。 未来面 編集委員 5月10日 日本は課題先進国だと言われています。人口減少と高齢化、長年にわたる所得の伸び悩み、食料自給率の低さ、インフラの老朽化、疲弊する地方経済など。頭を抱えたくなるものばかりですが、見方を変えれば、多くの答えを見いだすことのできる孵化(ふか)器のような場所でもあります。立ちすくんでいては何も変わりません。今こそ、深く真剣に考えてさらに行動を加速するタイミングではないでしょうか。読者の皆さんにもぜひ、いろ 人のことを思い、どう行動しますか?
吉野家に「マーケティング」は要らない Think! 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 4月22日 牛丼チェーン大手、吉野家の元常務(18日付で解任)による大学の社会人向け講座での不適切な発言が社会的な批判を浴びた。吉野家だけでなく、大学側も謝罪に追われた。ここでは不適切な表現の上塗りになってしまうから、発言内容は書かないが、字面を追ってがくぜんとした。 当人は吉野家のマーケティング戦略を説明するなかで明らかに間違った言葉を発した。名うてのマーケターとしてメディアにも取り上げられたことのある人 吉野家に「マーケティング」は要らない
セブン&アイ、逆三角形の組織図の思想を保てるか 株主総会 Think! 法務・ガバナンス Nikkei Views 編集委員 4月14日 「先進的なガバナンス(企業統治)体制をつくります」。7日に開かれたセブン&アイ・ホールディングス(HD)の2022年2月期の決算発表で、増収増益をたたき出したことよりも、井阪隆一社長が力を込めて語ったのが新しい取締役会の体制についてだった。「多様なステークホルダーに耳を傾け、グローバルな流通業として成長していきたい」。セブン&アイHDは現在、社内の人材が多くを占める取締役会のメンバーを見直し、5 セブン&アイ、逆三角形の組織図の思想を保てるか
信頼革命に宿る「神の目」 正直は最善の商略なり コラム ネット・IT 自動車・機械 環境エネ・素材 住建・不動産 サービス・食品 小売り・外食 4月3日 信頼、信用。 4月1日、全国で開かれた入社式で、多くのトップが口にしたのがこの言葉。不祥事が最近あればなおさらだ。それでなくても経済活動に欠かせない最低限の約束事をこれから社会人生活を送る新人は神妙に聞き、心を新たにしたはずだ。 だが残念ながら清らかな決意は組織の風土がそうさせるのか、いつしか脇へ追いやられることがある。利己心が頭をもたげた粉飾決算や、検査データ、表示の改ざんなどに手を染める。不 信頼革命に宿る「神の目」 正直は最善の商略なり
タマゴからみた「安いニッポン」 不毛なチキンレース Think! Nikkei Views コラム サービス・食品 小売り・外食 編集委員 3月30日 ボクの名前は、タマゴ(鶏卵)。みんなは、ボクのことを「物価の優等生」って呼んでくれるよ。でも、ボクを産んでくれた業界最大手のイセ食品(東京・千代田)には大きな借金があったみたいで、潰れちゃったんだ(お仕事は続いているよ)。優等生なのに、どうしてこんなことになっちゃったのかなぁ。誰にとっての優等生だったんだろう。おそらく、優等生はボクだけじゃないと思うんだ。だって、ここ30年くらい物価はそんなに上 タマゴからみた「安いニッポン」 不毛なチキンレース
現役高専生に聞く就活・働き方のリアル 3月26日更新 デジタル人材の不足が叫ばれて久しい中、即戦力の高専生に注目が集まっています。高専に進む人は同世代の約1%にとどまりますが、経営や開発の現場で中核的な役割を担い、活躍しています。今年は高専の誕生から60周年。来年には20年ぶりに新設校が登場するなど話題を呼んでいます。高専生はどんな職業観を持ち、どんな働き方を望んでいるのでしょうか。田中陽編集委員が高専OBとともに現役生の本音を聞きます。 現役高専生に聞く就活・働き方のリアル
イオン・ヨーカ堂・ZOZO…小売業が平和を強く望む理由 ウクライナ侵攻 Think! コラム サービス・食品 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 3月8日 国内外のメディアが報じるロシアによるウクライナ侵攻。幼い少女が震えながら涙を流して語る模様を見て胸が痛む。非日常の風景。そこには小売業の姿もない。大きなショッピングセンターの陳列棚には商品がほとんどなく、営業していない店もあると伝えられた。戦場に小売業は存在できないのだ。それだけに小売業は平和を望む。とくに日本の小売業にはその思いが強い。 日本の近代流通業には、「戦争と平和」が密接に結びついてい イオン・ヨーカ堂・ZOZO…小売業が平和を強く望む理由
セブン&アイにみる「創業家ガバナンス」の功罪 コラム 小売り・外食 法務・ガバナンス Nikkei Views 編集委員 2月17日 セブン&アイ・ホールディングス(HD)がアクティビスト(もの言う株主)から突きつけられた事業構造改革に揺れている。傘下で業績不振の百貨店、そごう・西武の売却要求だけでなく、祖業であるイトーヨーカ堂までも非中核部門に位置づけられ、食品事業に特化して不動産を売却することなども求められている。事実上のセブン&アイの解体だ。 セブン&アイの社名の由来は、7つの事業(コンビニエンスストア、総合スーパー、百 セブン&アイにみる「創業家ガバナンス」の功罪
Back to the STORE ! コロナ禍で再定義される店舗 2月10日更新 新型コロナウイルスに見舞われて2年。新しい生活様式の中でリアルな店舗の潜在的な可能性に注目が集まろうとしています。在宅による時間の有効活用、健康志向の高まり、SDGsと自らの生活との折り合いなど、私たちは「よりよき社会」に向けた行動をとるようになります。その受け皿となるのが店舗です。DXによる自動化、省力化の余地が大きい店舗は新たな価値を創造するはずです。田中陽編集委員が解説します。 Back to the STORE ! コロナ禍で再定義される店舗
ニッポン社会の浮沈とそごう・西武の盛衰 中間層が瓦解 Think! コラム 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 2月8日 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が2006年に約2380億円の巨費を投じて買収した、そごう・西武(当時はミレニアムリテイリング)。コンビニエンスストアで磨き上げた、きめ細かな経営管理手法で知られるセブン&アイHDは、巨艦店舗の再生に挑んだが、もて余し気味でグループ入り後の同社の特別損失の合計は約2400億円。21年2月期の負債合計は2993億円にもなる。そして、ついにセブン&アイHDから切 ニッポン社会の浮沈とそごう・西武の盛衰 中間層が瓦解