KDDIが開けたネットワーク社会の「パンドラの箱」 Think! ネット・IT モバイル・5G 編集委員 7月6日更新 KDDIが起こした過去最大規模の通信障害は、ネットワーク社会に大きな課題を突きつけた。全国に張り巡らされたデータ通信の役割は、もはや個人とインターネットをつなぐだけではない。これから本格化する「いつでも、どこでも、あらゆるものがつながる社会」に何が足りないのか。KDDIは我々が築こうとしている社会にとっての「パンドラの箱」を開けた。 今回の通信障害は東京都多摩市にある音声通話の交換機設備での作業 KDDIが開けたネットワーク社会の「パンドラの箱」
未来のクルマ創る「ソフト屋」 スタートアップ ネット・IT エレクトロニクス 自動車・機械 6月26日 「We Overtake TESLA(テスラを追い抜いてみせる)」 こんな言葉をホームページに大書するスタートアップがある。2025年に完全自動運転車の発売を目指すTURINGだ。 まだ創業して1年とたたない。千葉県柏市のシェアオフィスにパソコンとホワイトボードがあるだけ。 ただし、大ぼらと言うなかれ。19年前にたった2人で創設されたテスラも最初はちっぽけなスタートアップだった。それに当時とは自 未来のクルマ創る「ソフト屋」
P&G×楽天×Facebookが生む技術発掘ビジネス スタートアップ 6月21日更新 起業家の経営戦略とそのルーツに迫る「起業家のリアル」。今回のゲストはフェイスブックジャパン代表を経て起業したMOON-XのCEO長谷川晋氏です。P&Gでマーケティングの「勝利の方程式」を叩き込まれ、楽天では世界のマーケティング戦略を取り仕切ってました。そんなマーケティングのプロが目指しているのは、日本のものづくりの再興です。マーケティングの極意に、杉本貴司編集委員が迫ります。 P&G×楽天×Facebookが生む技術発掘ビジネス
ファンコミュニティー作りの極意に迫る スタートアップ 5月23日更新 起業家の経営戦略とそのルーツに迫る「起業家のリアル」。今回のゲストは歌手や俳優のファンクラブプラットフォームを運営するTHECOO(ザクー)の代表取締役CEO平良真人氏です。ソニーやGoogleでデジタルマーケティングやビジネス開発に携わり、ファンコミュニティービジネスで起業に至った経緯、経営者としての思いや今後の経営戦略に、杉本貴司編集委員が迫ります。 ファンコミュニティー作りの極意に迫る
スバルEV新工場 「チョコット」じゃない真意 EV Nikkei Views 自動車・機械 編集委員 5月19日 SUBARU(スバル)が国内に電気自動車(EV)の専用工場を建設する。日本に8社ある乗用車メーカーの中で最小規模のスバルにとっては大きな決断だ。日米に1カ所ずつしか工場を持たず、この10年余りは両拠点を少しずつ増強しながら販売を伸ばしてきたが、あえて目先のガソリン車の需要よりEVへの構造転換に備える。背景にあるのが5年前のつまずきの教訓だ。 ■禁句になった社内用語 スバルには5年前から語られなく スバルEV新工場 「チョコット」じゃない真意
クルマに「ソニー入ってる」 生産より頭脳の深謀 日経ヴェリタスセレクト 日経ヴェリタス コラム 自動車・機械 AI 自動運転 編集委員 学ぶ 5月17日 ソニーグループの自動車事業が動き出した。経営不振から復活を遂げたソニーにとって久々の大型新規事業となるだけに、その成否には注目が集まる。一方で同社の自動車参入が問うのは、「未来のクルマの価値はどこにあるのか」という根源的なテーマだ。ソニーの決断が巨大産業を揺るがそうとしている。 ■アップルのiPhone戦略と酷似 2022年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が初めて1兆円を突破したソニーグルー クルマに「ソニー入ってる」 生産より頭脳の深謀
フィンテックのパイオニアに聞く 4月28日更新 起業家の経営戦略とそのルーツに迫る「起業家のリアル」。今回のゲストは日本のフィンテックのパイオニア、マネーフォワード社長の辻庸介氏です。2012年に創業したマネーフォワードは家計簿アプリ、クラウド型の会計・人事労務管理ソフトなどを次々に開発、いまや個人・企業のお金に関する課題を解決するサービスを幅広く展開しています。辻氏の創業から今に至る苦労話や経営哲学を、杉本貴司編集委員が聞き出します。 フィンテックのパイオニアに聞く
「二人三脚より1人が速い」 死去のホンダ吉野元社長 日経産業新聞 コラム 自動車・機械 編集委員 4月13日 ホンダ元社長の吉野浩行氏が死去した。82歳だった。20世紀末に国境をまたぐ自動車の合従連衡が進むさなかにホンダのかじ取りを託された吉野氏は「ホンダの哲学」にこだわり続けた経営者だった。ただし、先人が築き上げたものに固執したわけではない。常に新しいものを世に問うDNAを後進たちに残そうと問い続けた人だった。 どれほど巨大な力を前にしても、これと信じる我のままを通す。その信念の原点は、幼い日に終戦直 「二人三脚より1人が速い」 死去のホンダ吉野元社長
元Jリーガー、腸活ビジネスに挑む 編集委員 3月30日更新 起業家のリアル第7弾は元サッカー日本代表、Jリーガーから起業家へ転身した鈴木啓太氏をゲストに迎えます。鈴木氏が起業したAuB(オーブ)では「腸活」を通じ、アスリートの体調管理を支援するサービスを展開しています。プロサッカー選手から起業へと踏み切った理由は。収益を上げる以上に、「アスリートへの還元を考える」という熱い思いに、杉本貴司編集委員が迫ります。 元Jリーガー、腸活ビジネスに挑む
孫正義氏が描く「半導体アーム」劇場のデジャビュー 日経ヴェリタスセレクト 株式投資 日経ヴェリタス Think! コラム 学ぶ 3月7日 ソフトバンクグループ(SBG)が戦略の修正を迫られている。英半導体設計アームの売却を断念した。一方で本業とするAI(人工知能)スタートアップへの投資では、いまだ出口が見えないコロナ禍に加え、世界的な金利上昇、中国政府によるテック規制という「三重苦」に直面する。孫正義会長兼社長は次にどんな手を打ち出してくるのか。約20年前の苦境下での選択がヒントになるかもしれない。 ■鬼に金棒の売却 思い通りに物 孫正義氏が描く「半導体アーム」劇場のデジャビュー