銀行預金の金利が低い状態が続いています。近い将来に必要となる教育費などの保管や急な出費への備えには、元本を減らさない預貯金などが欠かせません。どのような対応ができるでしょうか。
Q なぜ金利が低いのですか。
A 一番の理由は2016年に日銀が導入したマイナス金利政策でしょう。銀行が日銀に預けたお金の一部に適用される仕組みです。この政策の影響で市場の金利が下がり、住宅ローンや預貯金などの利率が低く
銀行の預金者が手数料を払う仕組みの導入が相次いでいます。みずほ銀行が2021年から新規の口座で紙の通帳を発行する際に料金を徴収するほか、地方銀行などは使われていない少額の口座から定額を引き落とします。低金利で預金が増えないうえに、手数料で減るようになってしまうのでしょうか。
Q なぜ今、手数料の導入が相次いでいるのですか。
A 銀行の経営環境が悪化しているのが一因です。日本の銀行は本来、預金者か
Q 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、手取りの収入が減っています。家計が厳しいため、毎月天引きで積み立てている預金などを見直したいと思っています。どのような順番で考えたらよいでしょうか。
A 毎月の収入から天引きで積み立てをするのは、着実な資産形成の基本といえます。天引き後の収入で家計をやりくりする癖が付けば、自然とお金がたまります。ただ、収入の水準が下がり、家計を維持できなくなりそうなら、見直