始まりはたこ焼き 世界へ発信する日本の食文化 生活 1月29日 たこ焼きがすべての始まりだった。大学の卒業論文をさらに深めて完成させた著書「たこやき」を1993年に刊行。起源や歴史、技術、屋台文化の考察から「なぜ丸いのか」までを網羅し、庶民の食文化を展望する「タコヤキスト」として脚光を浴びる。その関心は粉もの、関西弁でいう「コナモン」全般に広がり、日本コナモン協会(大阪市)の設立に至る。 食べもののことを1冊の本にまとめるのが珍しい時代でした。バブルがはじけて 始まりはたこ焼き 世界へ発信する日本の食文化
「あなたの知見、買います」 活躍の場仲介をビジネスに 生活 1月22日 副業への関心が高まっているなか、急成長しているのがビザスクだ。これまでに培った仕事経験や専門知識を役立てたい個人と、専門的な知見を求める企業とを橋渡しする。最高経営責任者(CEO)の端羽英子さんが2012年に創業、マッチング数は年間6万件を超える。誰かは必ず誰かの役に立てる――それが端羽さんの信条だ。 知見を企業などに提供する個人アドバイザーに現在52万人が登録しています。うち15万人が国内登録 「あなたの知見、買います」 活躍の場仲介をビジネスに
アマゾンジャパン社長 世界中で未知と出会う体験を コラム ワークスタイル 1月15日 (上)はこちらから アマゾン日本法人への入社を決意した。 インターネットビジネスへの興味が抑えきれなくなる一方、10年、20年先、ベテランになった自分の姿を想像します。米国のP&G本社で、専門家として今とそれほど変わらない仕事に明け暮れている……。「将来の可能性としてそれは面白くない」と感じました。あまりにも決まった道を歩む人生はつまらない。 そんなとき、友人の友人を通じて偶然、転職話が舞 アマゾンジャパン社長 世界中で未知と出会う体験を
アマゾンジャパン社長 ネットにマジックなし 生活 コラム ワークスタイル 1月8日 アマゾンジャパン(東京・目黒)社長のジャスパー・チャンさん(58)は、米アマゾン上陸から約22年、日本法人を率いてきた。流通外資として書籍や食品などを扱うほか、映像配信にもサービスを拡大。従業員1万1000人以上の巨大企業に成長させた。創業者ジェフ・ベゾス氏の信条「デイ・ワン(毎日がはじまりの日)」を掲げ、ネットビジネスの未来をひらく。 近江商人が大事にしてきた「三方よし」という教えがあります。買 アマゾンジャパン社長 ネットにマジックなし
雑魚を宝に 海を守るフレンチシェフ、未利用魚おいしく SDGs 生活 コラム ワークスタイル グルメ&トラベル 12月31日 魚が減っている。フランス料理「シンシア」(東京・渋谷)のオーナーシェフ、石井真介さんは漁獲の減少に対応した魚料理を模索する。食料需給が逼迫する中で世界人口は80億人に達した。海の危機は食料問題に直結する。だから雑魚をおいしくする技で海を守る。「料理人にもできることがある」。その姿勢に食の未来を支える自負がにじむ。 この冬、年末年始の食卓を華やかにするカニが高騰しています。カニは今やほとんどが輸入も 雑魚を宝に 海を守るフレンチシェフ、未利用魚おいしく
太田和彦さん 居酒屋は心のよりどころ 全国を行脚 新型コロナ 生活 グルメ&トラベル 12月25日 仕事帰りの同僚との一杯、友人との気楽な語らい、自分と対話するひとり飲み。居酒屋ほど心休まる場所はない。資生堂のデザイナー出身で居酒屋探訪家として知られる太田和彦さんは、各地の居酒屋を取材し、魅力を紹介してきた。 居酒屋を意識し始めたのは、40歳少し前のころですね。それから40年近く、居酒屋巡りをしています。昔は開拓精神が旺盛で多くの店を回っていましたが、今は後期高齢者になったこともあり、外で飲むの 太田和彦さん 居酒屋は心のよりどころ 全国を行脚
マーケティングで日本を元気に USJ経営再建の立役者 石鍋 仁美 生活 編集委員 コラム ワークスタイル 12月18日 日用品メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)で有名ブランドを育て、テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)では低迷していた業績をV字回復させた。マーケティングのプロである森岡毅・刀代表取締役CEO(最高経営責任者、50)は今、沖縄での新テーマパーク建設に取り組む。 沖縄はいずれ米ハワイ州を抜き世界一のリゾートになると確信しています。ハワイは大陸から遠い不 マーケティングで日本を元気に USJ経営再建の立役者
湯浅誠さん 「誰も取りこぼさない共生社会」目指す コラム 12月11日 子どもに低額や無償で食事を提供する「こども食堂」が全国に広がっている。かつて派遣労働者らを支援する「年越し派遣村」の村長を務めた湯浅誠さんは今、この取り組みに協力する。「誰も取りこぼさない共生社会」を目指し、活動を続けている。 こども食堂は2012年に東京都大田区の八百屋さんが始めた取り組みです。子どもが1人で来ても安心して食べて帰れるようにしたのです。そこから同じような取り組みが全国に広がり、2 湯浅誠さん 「誰も取りこぼさない共生社会」目指す
GoogleやAppleで研究 テクノロジーで暮らし変える 生活 コラム ワークスタイル 12月4日 ロボット工学の研究者として著名大学を渡り歩き、米グーグルやアップルの副社長を歴任するなど経営者の顔も持つ。現在はパナソニックホールディングスで執行役員を務め、今年9月には家事提案・支援サービス「Yohana(ヨハナ)」を発表した。 ヨハナとは、掃除代行や家族へのプレゼント選びなど、家族の暮らしの課題を専門のファミリーコンシェルジュが解決するサブスクリプションサービスです。先行して発表した米国では大 GoogleやAppleで研究 テクノロジーで暮らし変える
本は天下の回りもの 買い取り送料有料化で「捨てない」 コラム ワークスタイル 11月27日 無職で途方に暮れるなか、1人で始めた古本の商いは同級生を巻き込み会社となり、やがて有数の売買サイトに育った。まだ読めるのに処分される本の山を見て、今度はその命を永らえたいとの思いが募り、実店舗を開き、寄付に生かし、業界の常識に風穴を開けた。大事な一冊と誰かが出合う機会をコツコツつくり続けていく。そうして「本は天下の回りもの」になる。 バリューブックスの主要事業はインターネットを利用した古本の宅配買 本は天下の回りもの 買い取り送料有料化で「捨てない」