売れ筋テレビ、4万円未満が4割に拡大 中国勢・小型 エレクトロニクス 6月25日 新型コロナウイルス下の「巣ごもり」が、テレビの人気機種を変え始めた。動画配信サービスの視聴にマッチした、小型で低価格の機種が販売台数を増やしている。薄型テレビの普及にあわせて大型化してきた国内のテレビ市場だが、よりパーソナルに映像を楽しみたい消費者のニーズが高まり、それに応えた中国勢の人気が上がった。 家電量販店のPOSデータを集計するBCN(東京・千代田)の調査をもとに、22年4月の薄型テレビ 売れ筋テレビ、4万円未満が4割に拡大 中国勢・小型
タイヤ、値上げでも販売快走 レジャー需要支えに 値上げラッシュ 自動車・機械 6月18日 ガソリンに続き、カーライフの必需品タイヤが原材料の高騰で値上がりしている。ところが売り上げは落ち込むどころか、むしろ上り調子。メーカー各社の値上げが出そろった4月の販売本数は昨年を上回った。新型コロナウイルスの流行が一段落し、車に乗ってレジャーに出かける人が増えたためだ。快走する「リベンジ旅行」の需要が相場を支えている。 2022年1月からTOYO TIREが値上げに踏み切ったのを皮切りに、大手 タイヤ、値上げでも販売快走 レジャー需要支えに
値上げ巧みなハンバーガー、価格は20年で3割上昇 値上げラッシュ 経済 サービス・食品 6月11日 デフレに長い間、苦しむ日本でハンバーガーの価格がやや特異な動きを見せている。原材料の値上がりをうまく転嫁し、価格はこの20年あまりで3割ほど上がった。カフェスタイルの導入など店舗イメージを変え、他の外食より消費者の価格引き上げへの抵抗感を和らげている面がある。高価格帯の商品が人気を集めているのも、デフレと縁遠い要因のひとつと言えそうだ。 「ハンバーガー59円」「チーズバーガー79円」――。日本マ 値上げ巧みなハンバーガー、価格は20年で3割上昇
植物肉、値下がり 「ミートショック」で普及へ前進 サービス・食品 6月4日 植物肉と食肉の価格差が縮小している。「ミートショック」とも表された食肉価格の上昇の一方、植物肉は量産化や競争激化を受けて値下がりしてきた。POS(販売時点情報管理)データで分析すると4月の平均価格は前年同月比7%安。健康志向が高まる中、一気にシェアを伸ばす可能性が出てきた。 「今日は本物のひき肉と半々で混ぜて、マーボー豆腐にするつもり。この1年くらい、健康を考えて使ってみている」。5月下旬、イト 植物肉、値下がり 「ミートショック」で普及へ前進
映画館、日本の平均入場料1410円 世界でもトップクラス サービス・食品 5月28日 映画館の入場料が上昇している。平均入場料は2021年は1410円と前年から60円上がり、過去最高を更新した。音響や座席といった鑑賞時の環境向上の追加料金や映画製作費の上昇が要因となり、日本の平均入場料は世界でも高い。 一般社団法人の日本映画製作者連盟(映連)によると、一般の基本料金1900円のほか、学生料金や割引サービスなどを含めて平均した平均入場料は、1980年に1009円と1000円台に乗り 映画館、日本の平均入場料1410円 世界でもトップクラス
チューハイ、ちょい高が人気 5年で1割値上がり サービス・食品 5月21日 新型コロナウイルスの感染拡大で家飲み需要が高まるなか、チューハイの価格が上昇している。POS(販売時点情報管理)データで分析すると、清涼飲料やビールは節約志向から価格下落が続くが、チューハイは5年で約10%上昇した。成長市場を取り込もうとメーカーが独自技術を活用した新商品を相次いで投入している。 全国のスーパー約470店の販売データを集めた日経POS情報によると、「チューハイ」の平均価格は4月時 チューハイ、ちょい高が人気 5年で1割値上がり
中古iPhone8、4年落ちでも1万5千円 新機種高騰で人気 エレクトロニクス 5月16日更新 米アップルのスマートフォン「iPhone」の中古価格が底堅い。発売から4年半たつiPhone8の平均価格は約1万5000円。発売時の新製品価格の約2割と、競合機種より値下げ幅が小さい。その背景には新型モデルの高額化がある。上位機種は10年で約3倍となり、必要機能を備えた割安な中古が見直されるようになった。在宅勤務の定着による2台目需要の増加も人気を後押しする。 川崎市にある中古スマホ専門店「にこ 中古iPhone8、4年落ちでも1万5千円 新機種高騰で人気
100均、脱100円で「便利」「お試し」シフト 5月7日 100円ショップで、機能性やデザイン性を高めた100円より高い商品が増えている。人件費や原材料費の上昇によるコスト増を吸収する一手段として、300円や500円の高価格商品へのシフトも進む。ワンストップで多様な商品がそろい、手軽に試せる「100円ショップ」がじわりと存在感を増している。 4月下旬、都内の100円ショップを訪れると入り口付近には小さなアウトドアチェア、布製ハンモックやランタンなどアウ 100均、脱100円で「便利」「お試し」シフト
価格据え置き宣言のPB 値上げ回避どうやって 値上げラッシュ Think! 小売り・外食 学んでお得 4月23日 2021年から続く食品の相次ぐ値上げは店頭価格にも浸透し始めた。そんな中、スーパー大手各社は自社のプライベートブランド(PB)の価格据え置きを宣言している。POS(販売時点情報管理)データで分析すると、ナショナルブランド(NB)とPBの価格差は広がり、PBはシェアも伸ばしている。 3月中旬、西友はPB「みなさまのお墨付き」の食料品や日用品の約1200品目の価格を6月末まで据え置くと発表した。3月 価格据え置き宣言のPB 値上げ回避どうやって
LED照明、初の値上がり局面へ 部材高騰が直撃 値上げラッシュ エレクトロニクス 住建・不動産 4月16日 省エネで長寿命の光源として普及が進んできた発光ダイオード(LED)照明。家庭向け製品はメーカーの相次ぐ新規参入もあって販売価格は5年で2割下がり、市場拡大を後押ししてきた。ところが、ここにきて初めて値上がり局面を迎えようとしている。金属や樹脂など素材の高騰の波が照明にも押し寄せようとしている。 「企業努力だけでは製品価格を維持することが困難だ」。パナソニック ホールディングスは4月、天井照明(シ LED照明、初の値上がり局面へ 部材高騰が直撃