「腰かけシニア」は限界 現役続行、自ら磨いてこそ ネット・IT エレクトロニクス 12月12日 「腰掛けシニア」。こんな言葉が企業でささやかれている。定年後にやる気をなくしたまま企業にしがみつく社員のことだ。企業活力研究所(東京・港)の調査によると「意欲を持って働いている」と答えた60代は54%と半数にすぎない。働き手としてもう一度輝いてもらおうと、一律の処遇をやめ、仕事の内容や成果を給与に反映するといった取り組みが広がっている。 ■現役並みの給与に システム開発大手TISは今春、能力や実績 「腰かけシニア」は限界 現役続行、自ら磨いてこそ
時短では物足りない 子育てとキャリア両立 12月11日 「フルタイム勤務で新規事業を形にするキャリアを磨きたい」。大丸松坂屋百貨店で働く小関紗都美さん(36)は4月、第1子の育児休業から復帰した。1日7時間超のフルタイムか、子育てに時間をあてやすい時短勤務か。子育てとキャリア形成を両立できるとみて、前者を選んだ。 いまはテレワークで往復2時間の通勤時間を節約。新型コロナウイルス禍で増えた社内のオンライン会議には自宅から出席し、社内外のオンライン講座で 時短では物足りない 子育てとキャリア両立
勤務地に縛られない ライバルは全世界の同僚 12月9日 東京都の人材サービス会社でシステム開発を担当する山田純希さん(29)は7月、3年間住んだ東京都から札幌市に引っ越した。煮込み料理など手の込んだ食事を作り、週末は山を登る。「これまでの人生になかった風景がここにはある」。慌ただしく弁当をかき込んだ日々は遠い。 ■コロナ機に移住 移住のきっかけは新型コロナウイルス禍だ。春から在宅勤務が標準となり、出社は不要となった。「開発業務はどこでもできる」。会社に 勤務地に縛られない ライバルは全世界の同僚
副業で専門性極める 「同質集団」変える触媒に ネット・IT 12月8日更新 10月に開幕した国内プロバスケットボールのBリーグ。新型コロナウイルス禍が影を落とす中、高橋光さん(32)は水戸市が本拠の2部の強豪、茨城ロボッツで集客に奮闘している。本職はネット大手のデータアナリスト。電子書籍の購買履歴を分析する。9月からロボッツで副業を始めた。 ■大きい充実感得る 「会場の消毒液は十分でしたか」「『3密』リスクはありませんでしたか」。毎試合、来場者へのアンケートを分析し次回以 副業で専門性極める 「同質集団」変える触媒に
逆境が壊す働き方の常識 アサヒ、工場でもリモート 12月6日 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、遅々として進まなかった働き方の見直しが始まった。従来の常識の鎧(よろい)を脱ぎ捨てた先に、ニューワーカーが生き生きと働く組織が見えてくる。 「工場も在宅勤務ができるはずだ」。アサヒグループホールディングス社長の小路明善さん(69)は社内に檄(げき)を飛ばす。事務・営業職約9千人は8月にリモートワークを基本とする働き方に改めた。次のターゲットは生産や物流の現場だ 逆境が壊す働き方の常識 アサヒ、工場でもリモート