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各界エキスパートや日経の編集委員・論説委員が、注目ニュースにひとこと解説を投稿します。

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  • ゼレンスキー大統領が要求しているのは長距離砲ではなく地対地ミサイルだと思います。
    ウクライナは昨年初夏から米国製のM142HIMARSを供与されていますが、そこに搭載するミサイルは射程80kmのM30/M31しか供与してもらえていませんでした。
    それでも大変な戦果を挙げたのですが、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は「ロシア軍のターゲットはHIMARSの射程圏外に逃げてしまった」と述べており、ロシア軍が分散化で対抗していることが窺われます。そこでウクライナとしては射程がより長いATACMS(300km)をHIMARSに積みたいのでしょうが、戦車に続いてそこまで米国が踏み込むかどうか注目されます。

  • 二人の子供の子育てをしました。子育て中にさまざまなリスキリングもしました。
    しかし、さすがに産後のリスキリングは、かなり心も体もタフであったであろう自分でも
    色々と心理的、身体的に辛さを感じ、できませんでした。

    それこそ乳幼児の子育てから、色々人生を学ばざるを得ませんでした。
    男性女性関係なく、子育ては親育て。色々学べることがあります。

    最近は、本当にたくさんの若い男性が子育てをしていらっしゃるようにも見受けます。

    「乳幼児の子育てこそ、キャリアにつながるリスキリングだ」と実体験と共に唱えてくださる方々が今後たくさん出てくださることを願っています。

  • 副業制度に関連すると思いますが、今、「リスキリング(reskilling)」という「新しい学びやスキルを身につける」ことがちょっとした流行になっています。しかし、先日の育休中のリスキリングを後押しするという岸田首相のコメントにはとても驚きました。まず育休は育児をするためにあり、多くの場合、子育てには週七日・一日24時間のコミットメントが要求されるのです。そのような状況の親たちに育休中の学び直しを推奨するのは、育児をしてこなかった人の発想だと思ったのは私だけでしょうか。

  • 著作権、まだまだ諸外国レベルには追い付いてはいないものの、少しずつ使い勝手が良くなっている。TVerなどで「権利上の関係から放送できません」というスーパーが流れるのは著作権が壁になっているからであり、ネット配信では権利関係を把握して「ふたかぶせ」をするのに多大なコストがかかっている。そもそも番組は、複数の著作権を内包した著作権の集合コンテンツである。コンテンツ立国を目指すのであれば、著作権の後押しが必須だ。権利者にとってもウィンウィンになるはずだ。

  • ウィズセキュアが2023年1月に発表した報告書では、ChatGPTがどのようなサイバー脅威をもたらしえるかについて詳細に分析結果が記されている。例えば、相手についうっかり添付ファイルやリンクを開かせるような、もっともらしい文面のなりすましメールの作成、説得力のある偽の記事の作成も可能だという。
    一方、ダークリーディングのFahmida Y. Rashid記者は、ChatGPTを使って、より正確な復旧計画の作成ができるなど、サイバーセキュリティを向上させることも可能と明るい面にも目を向けている。
    この他にもChatGPTについては最近多くの報告書が出ているので、参照されたい。
    https://labs.withsecure.com/content/dam/labs/docs/WithSecure-Creatively-malicious-prompt-engineering.pdf
    https://www.darkreading.com/dr-tech/gpt-emerges-ai-tech-security-vendors

  • 23年以降のクレジット市場におけるラスボス的ブラックスワンが、シャドーバンク、だと考えている。マーケットが安定している時のリスクの取り方として、レバレッジをかけるのは、当たり前だが、マーケットが変わればレバレッジが仇になる。これも当たり前の話だ。リスクを限定するため、EUは証拠金にかかる運用案を提案し、イギリスはシャドーバンクにストレステストをかける。リスクに晒されなくなるのはよいが、では、流動性はどこへ行き、収益はどこで取ることになるのだろうか。規制強化がリスクを下げる一方、それは予めの調整でボラティリティを下げるだけかも知れない。ますますゴルディロックスの終わり方がわからなくなる。

1月30日