【福井健策】投稿一覧

福井健策

骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士

骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士

東京大学法学部卒業後、1993年に弁護士登録。コロンビア大学法学修士課程修了。2003年、骨董通り法律事務所For the Artsを設立。日本大学芸術学部・神戸大学大学院客員教授。著作に『著作権とは何か』『誰が「知」を独占するのか』など多数。国会図書館審議会・文化審議会などの委員を務める。
【注目するニュース分野】エンタテインメント・メディア、AI・ロボット法、著作権法

東京大学法学部卒業後、1993年に弁護士登録。コロンビア大学法学修士課程修了。2003年、骨董通り法律事務所For the Artsを設立。日本大学芸術学部・神戸大学大学院客員教授。著作に『著作権とは何か』『誰が「知」を独占するのか』など多数。国会図書館審議会・文化審議会などの委員を務める。
【注目するニュース分野】エンタテインメント・メディア、AI・ロボット法、著作権法

2022年

  • まったくWHOの勧告の通りでしょう。入国者たちは厳しい検査を受け、日本では隔離すら経ています。ましてオミクロンの軽症化がはっきりし、市中でこれだけ感染者が広がった中、何のため、誰のために鎖国を続けるのでしょうか。
    留学生の多くは、日本ファン達です。日本の漫画やアニメで育ち、我々の文化や産業、伝統を愛する人々です。将来、世界と日本の架け橋になる彼らが今、泣く泣く人生の夢をあきらめています。
    また、わずかな関係者が来日できないため、プロジェクトは次々と潰れ、巨額な負債は各社に残ります。
    何のために?感染症のたびにこんなことを続けては、日本という国が壊れます。もはや、一刻の猶予もならないでしょう。

  • 保健所を介する仕組みは、既に一部で機能しなくなっています。
    「オミクロン型は感染力が極めて強い半面、重症化リスクは高くないなら、その特徴に応じて対策も柔軟に改める必要がある」というこの記事の問題意識に、政府と自治体、医療界がいかに早く対応できるかでしょう。
    年間1000万人のインフルエンザ感染者と共存しながら社会をおおよそ無事に回して来た経験を活かし、「指定感染症2類相当」という政令指定を、インフル並みの5類相当に変更するための条件も、検討に入るべきように思います。

  • 緩和は当然であり、遅すぎたでしょう。
    入国者は全員が厳格な検査を受け、待機期間もあります。市中で既にこれだけオミクロン株が広がった中で、彼らの入国を止める理由とは何でしょうか。
    留学生の多くは、日本ファン達です。漫画やアニメで育ち、日本の文化や産業、伝統を愛する人々です。山崎先生が仰る通り、将来には国際社会で日本の強い味方、世界への窓になる可能性の高い人々です。待った挙句に、既に人生の計画を泣く泣く変更した留学生候補もいたことでしょう。
    WHOは入国制限に効果はないと断じています。社会の空気に流され、国は衰退した、ということにならない健全なバランス感が求められています。

  • 重要な動きですね。感染なら年間1000万人を超えるインフルエンザとも共存して来た日本ですから、そろそろ、実効的でかしこいウィズコロナの社会のありかたを考えるべき時です。
    なお、私は実は「エッセンシャルワーカー」という言葉はあまり好きではありません。まるでこの世には「不要で重要性の低い人々」がいるかのような響きだからです。守るべきは社会機能でしょう。ほとんど全ての社会の活動は結びつき合って大事な機能を果たしており、それが途絶えれば人間も生存できません。
    病気とうまく対応しながら、リモートでは代替しづらい全ての仕事をどう守って、進化させて行くか。そこが問われているように思います。

  • 「いまの厳しい措置が重症化のリスクに見合っていない可能性」は、重要な投げかけですね。
    例えば5類であるインフルエンザの年間患者数は、コロナ発生前には年間1000万人を超える水準でした。その全員に、現在のコロナのような待機期間と行動制限を課していたらエッセンシャルワーカーどころか日本社会は壊滅するでしょう。
    ただちに5類に下げるべきかは専門家を含めた多角的な検討が必要だと思いますが、ある程度のスピード感のある判断も必要です。新型ウィルスはこれからも訪れ続けるはずですから、リスクに見合った、賢い対応が求められていると思います。

  • 転売目的で希少品を買い占める「転売ヤー」は、時計だけの問題ではありません。
    コンサート等のプラチナチケットを皮切りに、人気アニメのコラボ商品、ゲーム機、果てはコロナ禍でのマスクなど、ありとあらゆる商品がターゲットとなり、社会問題になって来ました。発売直後に売り切れ、ただちにフリマサイトに高額で並ぶ姿は、もはや日常茶飯事です。
    規制法のできたチケットと違い、多くの商品の場合、転売目的での購入じたいを取り締まる法律はありません。(古物営業法なども、それを直接に取り締まるものではありません。)
    ただ行き過ぎは市場をゆがめますので、店頭での購入ルールや、フリマサイトの対応などが重要になりますね。

  • 非常に重要な記事ですね。
    「30年には60歳以上の消費総額は家計消費の49%に及ぶ」という予測。その高齢者の幸福のためにも、社会の幸福のためにも、各産業はこの50%の消費需要にしっかり、賢く応えることが大切でしょう。
    たとえば既存の多くのエンタメ・メディア業界も、「若者にウケないと負けた気がする」メンタリティをいつまでも引きずるより、このゴールデン・エイジの人生と余暇をいかに充実したものに出来るかで更にしのぎを削るべきように思います。
    性別や出自と同様、年齢によって人々が差別されない社会に向け、「高齢化先進国」として世界にモデルを示したいところですね。

  • 記事の視点の通り、今度こそ地に足のついた対策が大切でしょう。
    特に、カギになる医療体制の充実は、医療現場の努力を社会が応援することで確保すべきであり、他の社会活動を制限することで達成しようとするのは無理があります。
    無症状・軽症の可能性が高い以上、米英の取り組みのように待期期間の短縮もはからないと、医療も含めて肝心の社会機能が維持できなくなっては本末転倒です。
    また自治体ごとの判断は、首長の個人的な感覚や地域の空気に流されやすく、時に混乱も生んで来ました。政府がしっかりとファクトに基づく基準を示すことが、大切ではないでしょうか。

  • 予想されたこととはいえ、再び厳しい時期が来ましたね。そして、今だからこそ、空気でなく地に足の着いた対策が望まれます。
    たとえば現在日本は、先進国でほぼ唯一完全な入国禁止を続けています。しかし、WHOは「(市中感染が広がった場合)入国制限にはオミクロン抑止の効果はなく、生命と生活への負担が大きい」と警告し、マスク・換気・ワクチン・医療などに注力すべきとの立場です。
    エッセンシャルな人材の特例入国さえ認めない現状は、あまりに社会・経済・個々の人生への負担が重く、禁止には国際的な批判も強いところです。市中感染がほぼオミクロンに入れ替わったと考えられる今、限定的な解除を検討すべき時期かもしれません。

  • 海外で勝負する姿をもちろん応援しつつ、こうした「日本と海外」について2点コメントします。
    ひとつは、国内か海外かは決して2択の問題ではないということです。クリエイターや実演家にとって日本のような強い国内市場は何より幸福な環境で、海外進出を何ら妨げません。米国が最大の例です。
    また、技術標準などと違って文化は多様性が命ですから、米国の単なるコピーでは勝負になりません。独自進化してこそ海外で価値が認められるのであり、この点での悲しい迷走こそ避けるべきです。
    日本が遅れているとすればコンテンツ自体ではなく、売り込む力でしょう。セールスし、交渉できるプロデューサーの育成こそが急務だと感じます。