-
金融、インフレ、輸出入等の仕組みは一般の人々に分かりにくい。どの国も「スタグフレーション」現象に陥っている。様々な分析を見るとオイルショック以来の危機状況を感じる。様々な国と地域、また共同経済圏では政策が打ち出されているように見受けられるが、時間稼ぎにしか見えない。国家というシステムは本来国民を守り、インフレをコントロールしながら、収入と消費、物価のバランスを視野に入れる政策を打ち出す。しかし、今の国家のシステムは何を、誰を守っているのか、はっきりしない。富裕層が増え、よりお金を稼ぎ、貧困層がより貧困になっている。分断と格差の拡大がとまらない世界。首相のポストコロナ政策と社会改革に期待したい。
ウスビ・サコ
京都精華大学 全学研究機構長
京都精華大学 全学研究機構長
マリ共和国生まれ。高校卒業と同時に国の奨学金を得て中国に留学。北京語言大学、南京東南大学を経て91年来日。99年、京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年4月から2022年3月まで、京都精華大学学長を務める。2022年4月より全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター センター長。5カ国語および関西弁を操るマリアンジャパニーズ。
【注目するニュース分野】コミュニティ、建築
マリ共和国生まれ。高校卒業と同時に国の奨学金を得て中国に留学。北京語言大学、南京東南大学を経て91年来日。99年、京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年4月から2022年3月まで、京都精華大学学長を務める。2022年4月より全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター センター長。5カ国語および関西弁を操るマリアンジャパニーズ。
【注目するニュース分野】コミュニティ、建築