PBR1倍割れ銘柄、投資妙味は息長く 投資つれづれ草 株式投資 増やす 5月10日 東証が企業に対応を要請したことでPBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄が、にわかに動意付いている。以前から中長期で考えると妙味がありそうな投資アイデアであったが、しかしこう注目されると、個人投資家としてはなかなか手を出しにくくなった感もある。 プロの運用の現場でも、最近はどこに行ってもこの話が出るそうで、株式市場では、4〜5月の決算発表で企業の対応が出てくるだろうと期待して先回りで物色する動きとな PBR1倍割れ銘柄、投資妙味は息長く
芸術家マティスらに学ぶ 「老いの力」が生む晩年様式 文化時評 編集委員 コラム 5月7日 年を取っても右肩上がりで高度な創作を続ける芸術家に興味を持つようになった。定年も近く、自分がくたびれてくると、そういう人たちから教わりたい気持ちが起こるようだ。そんなところに約20年ぶりの本格的なマティス展が、上野の東京都美術館(会期4月27日〜8月20日)で始まった。 30代後半にフォーヴィスム(野獣派)の旗手として絵画史に名を刻んだアンリ・マティス(1869〜1954年)はその後も息の長い創 芸術家マティスらに学ぶ 「老いの力」が生む晩年様式
投資先を考える視点 不易と流行が強さ生む 投資つれづれ草 株式投資 増やす 4月12日 業績が良かったころのアイワの取材を担当していたことがあり、利益をあげることへの忠実な姿勢に経営の模範を見る思いがした。四半世紀ほど前なのではっきり覚えていないが、為替レートの変動を受けて期中もきめ細かに各国の出荷量の調整をし、少額の利益を積み上げているという話をあるときに聞いてそう感じたように思う。 それで、担当していた別の有名会社の人とお酒を飲んだときに、生意気にも、少し見習ってみてはどうでし 投資先を考える視点 不易と流行が強さ生む
散骨という仕事で教わった人生 母の「海にまいて」から 人間発見 生活 3月26日 ハウスボートクラブ(東京・江東)会長の村田ますみさん(49)は母親の遺志をきっかけに海洋散骨の会社を創業し、この16年、事業を育てながら、葬送の新しい形を模索してきた。 東京湾の場合、小型のクルーズ船に乗って、散骨をする場所まで1時間ほど。決まった形式はなく、ご遺族が思うようにされています。故人がいつも見ていたテレビ番組の録画を流したり、好きだったおいなりさんを作ってきて参列者に食べてもらったり。 散骨という仕事で教わった人生 母の「海にまいて」から
投資は面白いのか 理屈は不要、過程を楽しむ 投資つれづれ草 株式投資 投資信託 増やす 3月8日 7、8年ほど前に、株式投資で相当の額の資産を築いた個人投資家に取材をしていたら、何かの拍子に「個人投資家なんて……」と、投資家であることの意義に強い懐疑を語り始めたことがあった。書くのがはばかられるくらいの強い言い方だったので、びっくりしたこともあってずっと耳に残ったのだ。 理屈は分かるように思った。企業や組織を動かしている人たちのように、社会に対する影響力をなにがしかでも持っているかというとそ 投資は面白いのか 理屈は不要、過程を楽しむ
株主至上主義どうなった? 環境や従業員も大事に Think! 編集委員 ニッキィの大疑問 2月18日 「株主至上主義は終わったと言っている人がいたのだけど、どういう意味なんだろう」「会社のあり方に関係あるみたいだね。私たちの生活にもなにか影響がでてくるのかな」 株主至上主義について日比学くんと名瀬加奈さんが深田武志編集委員に聞きました。 日比くん「株主至上主義とはそもそも何でしょうか」 「企業は株主の利益を最優先に考えなくてはならない」という経営の指針のようなものです。米国で1970年代から次第に 株主至上主義どうなった? 環境や従業員も大事に
運用のプロは不自由 資金集めや期間収益を意識 投資つれづれ草 株式投資 投資信託 増やす 2月8日 何か個人投資家へのヒントになることはないだろうかとアクティブ運用のプロのファンドマネジャーに話を聞いて書くことが多いのだが、プロと個人は必ずしも同じではないなと思うことがたまにある。 一番は、プロは投資成績を上げるよりも自分のファンドにお金を預けてもらうことが目標の上位にあるということだ。ファンドに多くのお金が集まってその手数料収入が会社の収益になるわけだから、サラリーマン運用者としては当たり前 運用のプロは不自由 資金集めや期間収益を意識
投資手法は十人十色 性格・関心・経験が左右 投資つれづれ草 株式投資 日経ヴェリタス 増やす 1月4日 四半期開示を使った投資にこんな手法があるそうだ。 ある企業の売上高の伸び率が1%だったとする。地味な数字だが、その企業には3つの事業部門があって内訳はばらばら。一つは10%減、一つは7%減、もう一つが20%増である。 しかし、その会社は前2部門の不調には手を打っており、また、好調部門はさらに伸び率が拡大しそうな情勢らしい。すると次の四半期開示では好調部門の増収率が全体の増収率に大きく反映されそう 投資手法は十人十色 性格・関心・経験が左右
投資で必要な勇気 有望株の果実、まず買いから 投資つれづれ草 株式投資 増やす 12月7日 ちょっと前に再読して先月のこのコラムで少し書いた「マンガーの投資術」(デビッド・クラーク著)という本が面白かったのは、「私の経験から言えることだが、いつも考え続け、本を読み続けていれば、働く必要はない」などと、投資の周辺の智恵もところどころに紹介されているからでもあった。 結構年齢もいくと、退職してからやることがなさそうだと自業自得的な不安を感じることもしばしばであり、また、そんな中でうすうす、 投資で必要な勇気 有望株の果実、まず買いから
事業勘・実行力・競争心… 経営者の条件とは 投資つれづれ草 株式投資 増やす 9月14日 2年ほど前だったか、地方の支局にいるとき、知り合いの経営者と電話で近況報告などしているうちに私の身の振り方が話題になった。会社の先輩などからおまえは管理職には向いていないと言われることが何度かあったので、記事を書く仕事をして残り少ない会社人生をおくれたらいいのか、というようなことを言った。 そのときに、本当ならそのうち社長になるはずなんですがねえと口から出任せを言ったところ、普段の会話では冗談ば 事業勘・実行力・競争心… 経営者の条件とは