川崎トリオをブライトンで見たい 三笘薫が築いた地位 ピッチの風 川崎フロンターレ 三笘薫 サッカー コラム 6月1日 サッカー日本代表の三笘薫が今季ブライトンで見せた活躍は、イングランド・プレミアリーグ全体で見ても大きなサプライズだったようだ。実質的な入団1年目で公式戦41試合に出場し10得点7アシストをマーク、その動向が注視される存在になった。 もっとも、Jリーグの川崎や日本代表で既に三笘体験を済ませていた者にすれば、彼の活躍は想定内のこと。むしろピッチ上の全選手を輝かせるブライトンの戦法の方がよほど衝撃的だ 川崎トリオをブライトンで見たい 三笘薫が築いた地位
浦和のACL制覇で感じた「声の力」のありがたみ ピッチの風 サッカー コラム 5月18日 Jリーグの浦和がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でサウジアラビアの強豪アルヒラルとの激戦を制し、3回目のアジア王座に就いた。 優勝が決まった5月6日の試合で感動したのは埼玉スタジアムのスタンドに描かれたコレオグラフィーだった。欧州でもお目にかかることはあるけれど、浦和のそれはデザインもアイデアも秀逸で度肝を抜かれた。お客さんの協力を得て完成された人文字を見た時点で「この試合、いけるんじゃな 浦和のACL制覇で感じた「声の力」のありがたみ
強化責任者に構想力と権限を 鈴木満・鹿島アドバイザー スペシャル 鹿島アントラーズ サッカー 5月17日 Jリーグで鹿島は最も多くのタイトルを獲得してきたクラブである。数え方によってその数は30年間で35に上る。強化責任者だった鈴木満(現フットボールアドバイザー)はそのすべてに関わってきた。 「ヴェルディ(現東京V)とマリノス(横浜M)の2強に勝たないと明日はないという危機感」がすべての始まりだった。93年のリーグ開幕前、川淵三郎チェアマン(当時)に「ビリにだけはなるなよ」と念押しされたのを昨日のこ 強化責任者に構想力と権限を 鈴木満・鹿島アドバイザー
スポーツで社会豊かに 川淵三郎Jリーグ初代チェアマン スペシャル Think! サッカー 5月16日 視線は前に、常に「走りながら考える」が信条の川淵三郎・初代Jリーグチェアマンも最近は来し方を振り返るようになった。スマホに「これまでお世話になった人の名前を書き連ねるとか。会ってお礼を言いたい感じがあって。その名前とともにいろいろな思い出がよみがえってきてね」。 1993年5月15日のJリーグ発足の試合から30年。日本はワールドカップ(W杯)出場の常連となり、年間の来場者数は1千万人を超えるよう スポーツで社会豊かに 川淵三郎Jリーグ初代チェアマン
鹿島、5連続完封勝ち 30年前の相手、名古屋に再び快勝 鹿島アントラーズ サッカー 5月14日 ゴール裏の鹿島サポーターがビートルズの「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」の調べに乗って跳びはねる。4月15日にホームで神戸に完敗し、選手と絶望的な問答があったのが嘘のよう。ひと月でチームはこうも変わるものなのか。 4連勝中の充実がピッチで表現された。要所でプレスが効いて名古屋に自慢の速攻を発動させない。29分にはCKから鈴木が頭で先制点を手に入れた。 実は12分に同じCKから鈴木の幻のゴールがあっ 鹿島、5連続完封勝ち 30年前の相手、名古屋に再び快勝
J30周年記念の「魔法」 FC東京が5年ぶりに川崎下す FC東京 川崎フロンターレ サッカー 5月12日 「多摩川クラシコ」と銘打ってライバル関係を盛り上げても、近年のFC東京は川崎に力の差を見せつけられてきた。2連敗で迎えた今回も苦戦は必至と思われたが、終わってみると5年ぶりの白星。久しぶりに留飲を下げることができた。 試合開始から川崎を受けに回らせたのが大きかった。相手が目を覚ますまでに12分、25分と立て続けにゴール。マン・オブ・ザ・マッチは1得点1アシストと全得点に絡んだ左SBの徳元である。 J30周年記念の「魔法」 FC東京が5年ぶりに川崎下す
ジーコ氏、Jリーグ誕生30周年に思う ピッチの風 鹿島アントラーズ サッカー コラム 5月11日 1993年5月15日、東京・国立競技場のV川崎(現東京V)対横浜M戦で産声を上げたJリーグは、それからプロサッカーリーグとして30年の歴史を刻んできた。その成長に多大な貢献をしたジーコ氏(現鹿島クラブアドバイザー)がこのほど、日本サッカーへの思いを語った。 ワールドカップ(W杯)に3度出場したブラジル代表の名MFが、鹿島の前身である住友金属にやって来たのは91年のことだった。当時の住金は日本リー ジーコ氏、Jリーグ誕生30周年に思う
J1新潟の伊藤涼太郎、見応え十分のファンタジスタ ピッチの風 Think! サッカー コラム 5月4日 今季、6年ぶりにサッカーのJ1リーグを戦う新潟に伊藤涼太郎という25歳のMFがいる。今、Jリーグで最も見応えのあるファンタジスタである。 出身は大阪。C大阪の下部組織から岡山の作陽高を経て、2016年に浦和でプロの門をたたいた。J1では出番に恵まれなかったが、J2の水戸を主戦場に経験を積み、昨季新潟でブレークしてチームとともにJ1に返り咲いた。 その成長曲線は舞台を変えても、とどまることを知らな J1新潟の伊藤涼太郎、見応え十分のファンタジスタ
岡田武史さん、次なる挑戦は教育 愛媛・今治で学園長に ピッチの風 サッカー コラム 4月20日 愛媛県今治市の今治明徳学園は中学、高校、短大を持つ、1906年創立の学校法人。その高校が2024年4月から「FC今治高校」と名を改め、学園長にサッカー元日本代表監督の岡田武史さんを迎える。同学園の村上康理事長から生徒集めの苦労話などを聞くうちに、「新しい教育ができるなら」と岡田さんが一肌脱ぐことになった。 新しい教育の舞台となるのは矢田分校で、こちらも来春から「里山校」に名を改める。個室の寮を用 岡田武史さん、次なる挑戦は教育 愛媛・今治で学園長に
鹿島、リーグ戦4連敗 ホームでワーストタイ5失点 4月15日 ホームで5失点は三浦知良にハットトリックされた1995年9月のV川崎(現東京V)戦以来のワーストタイ記録。雨の中、懸命に声援を送り続けたサポーターに対し、鹿島・岩政監督は「申し訳ない」と頭を下げ、4連敗の泥沼は「歯を食いしばって乗り越えるしかない」と話した。 首位神戸と連敗中の鹿島では勢いの差は歴然だった。パスをつなぎながら選手が確信を持って連動する神戸は、要所で必ず大迫が顔を出してボールを引き 鹿島、リーグ戦4連敗 ホームでワーストタイ5失点