こだわりのビール、銭湯が醸す ビジュアルで迫る現場 関西タイムライン 大阪 関西 10月2日更新 青地の布に「ゆ」と記されたのれんを見ると、そこが一見工場だとは気づかない。クラフトビールを製造・販売する上方ビール(大阪市)は、廃業した銭湯にビール工場を造り上げた。改修した元男湯には500~1000リットルのビールが醸造できるタンクが5台鎮座する。 「銭湯に造ることになったのは後付けなんです」と語るのは社長の志方昂司さん(35)。3年前にビール工場を造ろうと物件を探していたところ、不動産業者に こだわりのビール、銭湯が醸す ビジュアルで迫る現場
外食やサービス、人手・安全に苦慮 緊急事態解除で 新型コロナ Think! 小売り・外食 9月30日更新 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が30日に全面解除されるのを控え、外食業界やサービス業が営業再開に向けた人手確保と感染再拡大の防止に苦慮している。人員を切り詰めた反動でワタミは人手確保が難航しており、一部店舗で営業再開を延期する可能性がある。人流が急回復すれば自社の店や拠点で感染が広がる懸念もあり、各社は難しい運営を迫られる。 大手居酒屋チェーンは10月1日から営業を再 外食やサービス、人手・安全に苦慮 緊急事態解除で
混迷の時代のリーダー像 企業トップの言葉にヒント 私のリーダー論 埼玉 愛知 ワークスタイル 9月30日 新型コロナウイルス、国際情勢の変化、地球温暖化による異常気象――。世界規模で先行き不透明な日々が続いている。日本では首相交代も控え、リーダーの在り方が改めて問われている。これまで企業トップらが経営哲学やリーダーシップについて語ってきた連載コラム「私のリーダー論」の中から、混迷の時代の羅針盤となる言葉を探してみた。 ■「逃げると信頼失う」(大和証券グループ本社・中田誠司社長) ――リーダーとして意識 混迷の時代のリーダー像 企業トップの言葉にヒント
東急ハンズのEC戦略 あえて自社サイト以外の基盤活用 コラム コラム スタートアップ ネット・IT 小売り・外食 科学&新技術 9月30日 東急ハンズは自社の電子商取引(EC)サイト「東急ハンズネット」以外のECプラットフォームを活用し、新たな挑戦を開始した。Shopify(ショッピファイ)では、高価格帯のプライベートブランド(PB)商品の販売、STORES(ストアーズ)ではクリエーターの活動・発信のベースとなる場を創出している。 2021年4月にショッピファイでの商品販売を開始したのが、イタリアンレザーブランドの「DANTESCA 東急ハンズのEC戦略 あえて自社サイト以外の基盤活用
黒崎播磨、海外で攻勢 印生産強化・欧州同業と販売提携 環境エネ・素材 福岡 九州・沖縄 9月30日 日本製鉄グループで耐火物事業を手掛ける黒崎播磨が海外へ攻勢をかける。今後10年間で粗鋼生産量が3倍になるとみられるインドの生産拠点を拡充するほか、ポーランドの同業と提携して欧州への販路を強化する。設備投資として2025年度までに200億円を投じ、同年度の連結売上高を20年度比3割増の1500億円にする計画だ。 耐火物は製鉄所の高炉や鋳造設備などで使われるレンガなどが典型例だ。かつては高温高圧の厳 黒崎播磨、海外で攻勢 印生産強化・欧州同業と販売提携
しまむら、靴も雑貨も高速回転 進む資金効率の改善 記者の目 企業業績・財務 小売り・外食 9月30日 しまむらの品ぞろえ改革が成果を上げている。取引先と協力し、婦人服を中心に短納期で流行に合った商品を投入して売り上げを伸ばしてきたが、昨秋から靴や服飾雑貨にも広げ、資金効率が改善。2022年2月期の業績上方修正につながった。ただ足元で株価は年初来高値から2割安の水準。ポストコロナの成長戦略が求められている。 「短期生産でトレンド商品を機動的に投入し、靴や雑貨の売り上げが22%増えた」。鈴木誠社長は しまむら、靴も雑貨も高速回転 進む資金効率の改善
アパレルで広がる受注生産・販売 服の大量廃棄解決へ 日経MJ 消費を斬る 大岩 佐和子 コラム 小売り・外食 編集委員 9月30日 アパレルの過剰在庫問題を解消しようと、スーツやワイシャツ以外にも受注生産・販売が広がってきた。環境意識の高まりで、無駄なモノをつくらないというコンセプトに共感する人が増えている。流行の服を安く買い、シーズン後に処分するファストファッションへの疲れもある。じっくり選び、手元に届くまでの時間を楽しむスローファッションが広がりそうだ。 「買うときに2カ月待って」、人気タレントの訴え 8月リリースの新 アパレルで広がる受注生産・販売 服の大量廃棄解決へ
栃木の「りんどう湖ファミリー牧場」 コロナ下の再生劇 サービス・食品 栃木 9月30日 那須高原りんどう湖ファミリー牧場(栃木県那須町)を運営する那須興業(同)の業績がV字回復した。4期連続赤字だったが2020年5月に日本駐車場開発の傘下に入り、21年7月期は7100万円の営業黒字となった。新型コロナウイルス禍でレジャー業界に逆風が吹く中で、利益を生み出した3つの戦略があった。 初めての運転にはしゃぐ兄弟。「キッズドライビングスクール」で実車試験を終え、免許証を受け取り誇らしげな様 栃木の「りんどう湖ファミリー牧場」 コロナ下の再生劇
比内地鶏業者、長引く苦境 カギ握る加工品の販路 サービス・食品 秋田 東北 9月30日 秋田県のブランド地鶏、比内地鶏に携わる事業者の苦境が続いている。首都圏の飲食店など県外消費が6割を占めており、新型コロナウイルス禍に伴う休業が響き在庫が積み上がった。県や市の消費拡大策でいったん減ったが、再び増えている。事業者はなお生産調整を強いられている。 新米が店頭に並び始め、郷土料理「きりたんぽ鍋」の季節を迎える。欠かせない食材が比内地鶏で、鹿児島県のさつま地鶏や愛知県の名古屋コーチンと並 比内地鶏業者、長引く苦境 カギ握る加工品の販路
ヤマハ発「競合に苦戦」のEVモーター 勝負の軌道修正 カーボンゼロ EV コラム 静岡 エレクトロニクス 自動車・機械 環境エネ・素材 科学&新技術 9月29日 ヤマハ発動機の卓越したエンジン技術者ではあるが、駆動用モーター開発については「素人集団」も同然だった原隆(現在、同社AM第2技術部の部長)ら開発チーム。地道な全国行脚で専門家から技術を学び、ついに最高出力35キロ~200キロワット(kW)の範囲で小型・軽量の駆動用モーターを開発受託できる体制を整えた。だが2020年2月、満を持して開発受託を始めた原らに厳しい現実が待ち受けていた。 開発受託、依頼 ヤマハ発「競合に苦戦」のEVモーター 勝負の軌道修正