モロッコ産業通商相、再エネ「2030年までに5割」 カーボンゼロ グローバルサウス 中東・アフリカ 5月1日 モロッコのリヤド・メズール産業通商相が都内で日本経済新聞社の取材に応じ、2030年までに国内の発電能力に占める再生可能エネルギーの割合を52%(22年は38%)に引き上げる計画を明らかにした。欧州向け拠点として日本の自動車部品メーカーなどが進出しており、政府も脱炭素を支援する考えを強調した。 日本企業のモロッコでの雇用創出規模は5万人を超え、海外勢として最大だという。メズール氏は「日本とモロッコ モロッコ産業通商相、再エネ「2030年までに5割」
ユアテック、再エネで新組織 風力受注強化へ 宮城 東北 環境エネ・素材 4月26日 東北電力系で電気設備会社のユアテックは26日、記者会見を開き、7月1日付で再生可能エネルギー事業部を格上げし、社長直轄の事業本部にすると発表した。設計や調査を担う人員の強化を図り、洋上風力発電関連の受注拡大を目指す。 太田良治社長は記者会見で「円安の影響もあり足元で風力発電の案件は止まっているが、国の方針でプロジェクト増加が見込まれる」と指摘した。2026〜29年に案件のピークが見込まれており、 ユアテック、再エネで新組織 風力受注強化へ
北海の洋上風力発電、能力増強 独仏など欧州9カ国合意 電力不足 ヨーロッパ 4月25日 【パリ=北松円香】フランスやドイツなど欧州の9カ国は24日、北海における洋上風力発電の能力を今後大幅に増強する方針で合意した。ベルギー北部のオステンドで開催された「北海サミット」で合意をまとめた。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機を受け、欧州内での電力供給能力を高める。温暖化ガス排出抑制効果も見込む。 フランス、ドイツ、アイルランド、オランダ、デンマーク、ベルギー、ルクセンブルクの欧州連 北海の洋上風力発電、能力増強 独仏など欧州9カ国合意
愛知県、浮体式洋上風力実験に応募 豊橋・田原沖が候補 カーボンゼロ 中部 愛知 環境エネ・素材 4月6日 愛知県が国の実施する浮体式洋上風力発電の実証実験の候補地に応募したことがわかった。豊橋市や田原市の太平洋沖が安定して風が吹く適地と判断し候補にする。国は2023年度から30年度まで国内の2カ所で実験をする計画。火力発電に依存する愛知県は風力発電をカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)の切り札とするため、実証実験に選ばれるように働きかける。 浮体式洋上風力発電は風車を海面に浮かべ、チェーン 愛知県、浮体式洋上風力実験に応募 豊橋・田原沖が候補
茨城・鹿嶋市と神栖市、初の洋上風力セミナー開催 カーボンゼロ 茨城 3月17日 茨城県鹿嶋市と神栖市は17日、地元企業向けに洋上風力発電セミナーを開催した。2024年に鹿島港が基地港湾として稼働するのを前に、建設プロジェクトが進む千葉県銚子市沖の洋上風力発電事業の概要や鹿島港での施工内容などに関して説明した。市は地元地域の事業者の参入を促す狙い。 22年12月に鹿嶋市が定めた「鹿嶋市洋上風力発電推進ビジョン」に基づく事業の第1弾。地元の建設・運送事業者や商工会関係者など23 茨城・鹿嶋市と神栖市、初の洋上風力セミナー開催
洋上風力、領海からEEZに拡大へ 法整備検討 カーボンゼロ 経済 3月12日 政府は洋上風力発電所の設置場所を排他的経済水域(EEZ)内に広げる検討に入る。これまで沿岸から約22キロメートルの領海内に限っていたのを200カイリ(約370キロメートル)に拡大する。欧州では既にEEZ内の設置実績がある。日本は再生可能エネルギーの柱である風力の活用が遅れてきた。実際に使える海域を増やすには法整備が必要で、技術やコストの課題も残る。 欧州は洋上風力を再生エネの主軸としており、20 洋上風力、領海からEEZに拡大へ 法整備検討
大規模洋上風力、秋田港でも稼働 丸紅など13社出資 秋田 環境エネ・素材 1月31日 丸紅は31日、出資する特別目的会社の秋田洋上風力発電(秋田市)を通じて、秋田県の秋田港(同市)で大規模な洋上風力発電所の商業運転を始めたと発表した。2022年12月に稼働した能代港に続く大型の風力発電所となる。 風車13基を備える。羽根に当たるブレードの長さは約60メートル、ブレードの先端から海面までの高さは約150メートル。能代港で稼働した風車20基と同じ型式で、国内最大級の大きさとなる。 大規模洋上風力、秋田港でも稼働 丸紅など13社出資
チャレナジー、強風に強い小型風力発電機 騒音も軽減 環境エネ・素材 スタートアップ 1月25日 風力発電機開発スタートアップのチャレナジー(東京・墨田)は、台風など災害に強い小型風力発電機を発売する。風速毎秒14メートル以上の強風の際は回転が止まり風を受け流す仕組みになっており、故障のリスクが小さいという。 発電容量は100ワット。騒音を抑えられる「サボニウス型」という方式を採用した。風向きにかかわらず風速毎 チャレナジー、強風に強い小型風力発電機 騒音も軽減
新潟県の花角英世知事「脱炭素加速へZEH向け補助金も」 カーボンゼロ 蓄電池・再生エネ 新潟 信越 環境エネ・素材 住建・不動産 地域総合 1月3日 新潟県の花角英世知事は日本経済新聞のインタビューで、実質的なエネルギー消費がゼロになる「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」よりも優れた性能がある住宅の普及へ向け2023年度予算案に関連経費を盛り込む考えを表明した。脱炭素社会への転換に向けた重要分野の一つとして力を入れる。新潟経済や県政について聞いた。 ――脱炭素にどう取り組みますか。 「再生可能エネルギーは新潟県のこれからの有力なエネルギー源 新潟県の花角英世知事「脱炭素加速へZEH向け補助金も」
沖縄電力、元日に初の出力制御 2~3日にも可能性 地域総合 沖縄 九州・沖縄 環境エネ・素材 サービス・食品 12月31日 沖縄電力は31日、再生可能エネルギー事業者に発電の一時停止を求める「出力制御」を1月1日に実施すると発表した。同社の出力制御は初めて。1日は好天で太陽光発電量が増える見込みだが、気温も高く暖 沖縄電力、元日に初の出力制御 2~3日にも可能性