半導体

パソコンやスマホの半導体や、電気自動車（EV）に使われるパワー半導体とは。TSMCや東芝、キオクシアなどのメーカーの動向や供給不足、シェア推移など関連業界や市場の最新ニュース・解説をタイムリーに発信します。

半導体が分かる　ビジュアル解説
パソコンやスマホの半導体や、電気自動車（EV）に使われるパワー半導体とは。TSMCや東芝、キオクシアなどのメーカーの動向や供給不足、シェア推移など関連業界や市場の最新ニュース・解説をタイムリーに発信します。

半導体が分かる　ビジュアル解説

2023年

日銀熊本、景気判断7カ月ぶり引き上げ　個人消費けん引

日銀熊本支店は6日発表した6月の熊本県の金融経済概観で、前月まで「持ち直している」としていた県内の景気判断を「緩やかに回復している」に引き上げた。引き上げは2022年11月以来、7カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行し、個人消費に改善の動きが見られた。 個別項目の判断では旅行需要や飲食の回復を受け、個人消費を「緩やかに回復している」に引き上げた。生産については半導体の需要全
日銀熊本支店は2022年11月以来景気判断を引き上げた(6日、熊本市)
 日銀熊本、景気判断7カ月ぶり引き上げ　個人消費けん引

日本IBMの山口明夫社長「AIをビジネス創出の核に」

日本IBMの山口明夫社長は6日、「世界デジタルサミット2023」（日本経済新聞社主催、総務省・デジタル庁後援）で登壇した。企業の人工知能（AI）活用について「（既存の業務をAIで効率化する）プラスAIの時代から、AIを使って新たなビジネスを創出するAIファーストの時代になった」と話した。 コンピューターの処理能力の進展などによって学習済みのAIが浸透し、特別な知識やノウハウがなくてもAIをビジネ
「世界デジタルサミット2023」で講演する日本IBMの山口明夫社長(6日、東京都千代田区)
 日本IBMの山口明夫社長「AIをビジネス創出の核に」

ルネサス、オーストリア新興の買収完了　製品を拡充

ルネサスエレクトロニクスは6日までに、オーストリアの新興企業パントロニクスの買収を完了したと発表した。買収額は非公表。同社は非接触型決済などに使う近距離無線通信向けの半導体技術に強みを持つ。ルネサスの動作制御用のマイコンなどと組み合わせて製品を拡充する。 パントロニクスは2014年創業で、設計専業で工場を持たない「ファブレス」企業だ。従業員は80人規模で「NFC」と呼ばれる近距離無線通信向けの技
ルネサス、オーストリア新興の買収完了　製品を拡充

TSMC立地の熊本・菊陽町など、県に渋滞対策要望

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）が建設を進める新工場の立地自治体である熊本県菊陽町などは5日、周辺の交通渋滞問題の解消に向けた要望書を同県の蒲島郁夫知事に提出した。具体的には、交通アクセス網の整備へ社会資本整備総合交付金の重点配分などを、国に求めていくよう要望している。 要望書を提出したのは菊陽町の吉本孝寿町長と、同町に隣接する合志市の荒木義行市長。「職住近接」の観点から
建設が急ピッチで進むTSMC工場予定地周辺では朝夕の渋滞が問題となっている(5月、熊本県菊陽町)
 TSMC立地の熊本・菊陽町など、県に渋滞対策要望

道経連、ラピダス関連の企業進出支援　7月にも法人設立

北海道経済連合会は7月をめどに「北海道新産業創造機構」を設立する。ラピダスや半導体関連企業の立地支援や、協議会と連携した人材育成に取り組むため、道内企業に参加を呼びかける。経済団体や業界団体などが参加する半導体産業のプラットフォームも6月中に発足する。 半導体産業の人材育成推進を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」の初会合が2日、札幌市内で開かれ、道経連の真弓明彦会長が明らかにした。真弓氏
産業界や教育機関、行政の関係者が出席した(2日、札幌市)
 道経連、ラピダス関連の企業進出支援　7月にも法人設立

ソニー、熊本「半導体銀座」へ集中投資　TSMC軸に集積

ソニーグループが半導体事業で熊本県への大型投資に動き出す。主力の画像センサーをつくる新工場向けに、同県合志市内に東京ドーム5個分を超える約27万平方メートルの用地を取得する。ソニーの既存工場、東京エレクトロン九州、そして半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）が建設中の新工場から目と鼻の先の距離だ。日本屈指の「半導体銀座」が形成される。 「新たな土地を取得することを決定した。成長
ソニーグループは熊本の拠点工場近くに同規模の用地を取得する(熊本県菊陽町)
 ソニー、熊本「半導体銀座」へ集中投資　TSMC軸に集積

「AI半導体」NVIDIA、時価総額1兆ドルが示す新産業図

【シリコンバレー=渡辺直樹】米半導体大手、エヌビディアの時価総額が30日に一時1兆ドル（約140兆円）に達し、アップルやマイクロソフトなど米巨大テクノロジー企業の「1兆ドルグループ」入りした。「Chat（チャット）GPT」など生成AI（人工知能）を支える「黒子」として成長期待を集め、テック業界の勢力図を一変させている。 「我々は間違いなく、生成AIの新時代の始まりにいる」。30日に台湾で開かれた
エヌビディアはゲーム関連からAIインフラ企業に変貌をとげた(ジェンスン・ファンCEO、30日、台北)
 「AI半導体」NVIDIA、時価総額1兆ドルが示す新産業図

ミネベアミツミ、北海道千歳市で「パワー半導体」拡大

ミネベアミツミは、電子部品製造子会社のミツミ電機が北海道千歳市にもつ千歳事業所で半導体製造能力の強化に乗り出している。2024年には電力制御に使うIGBT（絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ）の生産数を21年比で3倍に伸ばす。脱炭素に向けて拡大する「パワー半導体」の需要をつかむ。 千歳事業所は千歳市内の工業団地「千歳臨空工業団地」にある。新千歳空港から車で15分ほどの距離にあり、高速道路のイン
ミツミ電機の千歳事業所は半導体製造の「前工程」を担う(千歳市)
 ミネベアミツミ、北海道千歳市で「パワー半導体」拡大

NVIDIA時価総額1兆ドル、半導体企業で初　AI向けで成長

【シリコンバレー=渡辺直樹】30日の米株式市場で半導体大手、米エヌビディアの株価が一時、前週末に比べ約8%高の419ドルまで上昇し、上場来高値を更新した。時価総額は一時1兆ドル（約140兆円）に達し、アップルやマイクロソフトなどと並ぶ米巨大テック企業の「1兆ドルグループ」入りを果たした。生成AI（人工知能）用半導体で成長期待が高まるが、過熱感も出ている。 半導体企業で時価総額が1兆ドルの大台に乗
29日に台湾のIT見本市で講演するジェンスン・ファンCEO=ロイター
 NVIDIA時価総額1兆ドル、半導体企業で初　AI向けで成長

ルネサス、モーター制御用半導体の新製品3種を発売

ルネサスエレクトロニクスは30日、モーター制御用のマイコンで新たに3種類の製品を発売したと発表した。同日付で販売・量産を始めた。パソコンや産業用ロボット、家電向けなどの引き合いを見込む。モーター制御用のマイコンはルネサスが強みとしており、製品群を増やすことで市場シェア拡大を狙う。 英アームのCPU（中央演算処理装置）コアを搭載したマイコン2種類と、ルネサス独自のコアを積んだマイコン1種を発売した
ルネサスはモーター制御用マイコンに強みを持つ
 ルネサス、モーター制御用半導体の新製品3種を発売