ChatGPT（チャットGPT）

甲南女子大学が生成AI（人工知能）を取り入れた講義をはじめた。メディア表現学科の2年生の講義で、米オープンAIの「チャットGPT」を駆使して学生が「理想の授業」を考案するという内容だ。生成AIは仕事や創造活動の生産性を上げる可能性がある半面、悪用のリスクもある。実際に使ってみることでAIの活用方法を学んでいる。 18日、神戸市東灘区にある同大学のキャンパス。40人ほどのクラスが5人ずつのグループ

生成AI（人工知能）は、これまでのAIとは異なる用途で活用が広がる可能性が高い。指示に従って、多様なコンテンツを作り出してくれる従順なパートナーにもなり得る。一方で、付き合い始めて間がないパートナーだけに、使い方には注意が必要だ。 一つは、生成AIは勝手に人間の意向をくんでコンテンツを作ってくれるわけではない点。文章生成AIでは、質問の仕方によって出来上がる文章の品質は大きく異なる。画像生成AI

「ChatGPT（チャットGPT）」など生成AI（人工知能）が大学教育に変革を迫っている。情報収集にAIを使った上で、独自の発想を問う授業が現れ始めた。論文不正を防ぐため学生に口頭で説明を求める大学もある。有効に使えれば人材育成や技術革新が加速するとの見方は通底する。AIの功罪と向き合う模索が続く。 AIの情報収集力は人の能力を超え、活用により思考の整理や予習・復習の効率化につながる。一方、命題

国連開発計画（UNDP）のペドロ・コンセイソン人間開発報告書室長は日本経済新聞社の取材に応じ、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数（HDI）」が2023年発表の最新値で3年ぶりに回復に向かう見通しを明らかにした。22年発表の同指数は、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で16年以来の低水準になっていた。感染拡大が収束に向かったことで、経済をめぐる環境が改善したことを回復の要因に挙げた。 「急激

政府は26日、人工知能（AI）の活用方針を話し合う「AI戦略会議」を開き、議論の具体化に向けた論点整理文書をまとめた。犯罪への悪用や雇用の喪失、著作権・プライバシーの侵害など7つのリスクを示した。利活用に向け「過度な規制は避け、必要な対応は検討すべきだ」と記した。 論点整理では「Chat（チャット）GPT」に代表される生成AIは、産業革命に並ぶ「歴史の画期」になる可能性があると言及した。 「労働

滋賀県は7月をメドに、文書や画像を自動的につくる「Chat（チャット）GPT」など生成AI（人工知能）の県庁における活用方針をとりまとめる考えだ。三日月大造知事が26日の記者会見で表明した。5月上旬に庁内のDX（デジタルトランスフォーメーション）推進課と行政経営推進課による専門チームをつくり、議論を始めた。業務の効率化に向けた効果的な活用と課題を整理する。 三日月氏は会見で「使い方を間違えると色

【シリコンバレー=渡辺直樹】米新興企業のオープンAIは25日、対話型AI（人工知能）「Chat（チャット）GPT」のiPhone用アプリを日本を含む30カ国以上で新たに始めたと発表した。AIを安全に使えるようにするための対策や試案を公募し、優れたアイデアには10万ドル（約1400万円）を拠出するプロジェクトも打ち出した。 チャットGPTのアプリはこれまで米国で先行して提供していた。近く米グーグル

【シリコンバレー=渡辺直樹】米半導体大手エヌビディアが、時価総額で世界6位に躍り出た。けん引役は、世界シェアの8割を握る人工知能（AI）向け半導体だ。24日発表した2023年2〜4月期決算は市場予想を上回り、株価は1年で2倍近くになった。大手テック企業はAI半導体の自社開発に乗り出し、競争激化も待ち構える。 同社が24日発表した2023年2〜4月期決算は、純利益が前年同期比26%増の20億430

【シリコンバレー=渡辺直樹】米エヌビディアが24日発表した2023年2〜4月期決算は、純利益が前年同期比26%増の20億4300万ドル（約2800億円）だった。売上高は同13%減の71億9200万ドル。ゲーム用GPU（画像処理半導体）が減少したが、収益性の高い生成AI（人工知能）に使う半導体が伸びて増益を確保した。 2〜4月期の純利益は、減益を見込んでいた市場予測を大きく上回った。また同日エヌビ

対話型の人工知能（AI）「ChatGPT（チャットGPT）」をはじめとする生成AIに関するニュースが連日のように報じられ、世の中は「ChatGPT祭り」の様相を呈している。 アンダーグラウンドも例外ではない。盗んだ個人情報や違法なツールなどを売買しているダークウェブ（闇サイト群）の闇市場（アンダーグラウンドマーケット）では、ChatGPT関連商品が人気だという。 イスラエルのセキュリティー企業チ